【演劇】ミュージカル「モーツァルト!」イケメンモーツァルトの声に痺れます。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

ミュージカル「モーツァルト!」を観てきました。

 

ストーリーは、

 

ザルツブルクの宮廷楽士であるレオポルト・モーツァルトとその娘ナンネールは、錚々たる名士たちが集まる貴族の館で、今、幼い息子がピアノを弾くのを目の当たりにしている。5歳にして作曲の才が花開いたその子ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは、"奇跡の子"と呼ばれていた。


歳月は流れて、ヴォルフガングは故郷ザルツブルクで音楽活動を続けている。傍にはいつも、奇跡の子と呼ばれた頃のままの“才能の化身・アマデ”が寄り添い、作曲にいそしんでいた。しかし、青年ヴォルフガングは、ザルツブルクの領主であるコロレド大司教に仕えて作曲をすることに嫌気がさしていた。「大司教に逆らうな」という父と意見が衝突。ついに自分を束縛する大司教に、怒りを爆発させてしまう。

 

 

そしてヴォルフガングは名声と自由な音楽活動を求めて、母親と共にザルツブルクを出るが、幼い時のように持て囃されることはなかった。逆に旅費を使い果した上に、旅先で母を亡くしてしまう。失意のうちに故郷に帰ってきたヴォルフガングは、幼少からヴォルフガングの才能を見抜いていたヴァルトシュテッテン男爵夫人の援助を受けて、ウィーンで音楽活動をする決意をあらたにする。ヴォルフガングはウィーンに移り住み、知人のウェーバー一家の三女であるコンスタンツェとの愛情を急速に深めていく。しかし、コロレド大司教の謀略によって、演奏の機会をことごとく絶たれてしまう。ヴォルフガングは再び大司教と対決。二人の関係はついに決裂する。


  大司教との決裂後、ヴォルフガングはウィーンの社交界で話題を呼んでいた。コンスタンツェとも結婚、仕事も精力的にこなし、ヴォルフガングにとって、故郷に残してきた父と姉の存在がどんどん薄くなるのだった。レオポルトは息子の成功を誇りに思う反面、その思い上がりを感じ取る。しかしヴォルフガングは父の苦言を聞き入れようとしない。二人はついに心を通い合わせることなく、レオポルトはウィーンを後にする。そしてオペラ『魔笛』を成功させ、音楽家として頂点を極めたヴォルフガングの前に謎の人物が現れ、『レクイエム』の作曲を依頼する…。

 

というお話です。

 

 

ふにゃ~ん!最高でした。やっぱり、古川雄大さん、最高です。以前、「黒執事」のミュージカルを観に行って、セバスチャン役の古川さんが、ダントツに上手いと思っていたら、彼が、どんどん大舞台の役を射止めていくので、ぜひ、観たいと思っていたんです。でもね、この帝劇で演る作品は、凄く人気が高くて、チケットが全然手に入らなくて、苦労をしました。やっと、2階席ながらも手に入れて、初めて、古川さんの黒執事以外の舞台を観る事が出来ました。

 

いや、マジで最高でした。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは、何度も映画化されているので、沢山のイメージと知識が頭の中で錯綜してしまっていて、何が正史なのか分かりませんが、所詮、歴史なんて、書く人の良いように捻じ曲げられているんだから、楽しいお話なら何です良いんですけどね。そんなモーツァルトが、今回は、ファーザーコンプレックスで、いつも何かと言うと、パパが頭の中に出てきちゃう感じのキャラクターでした。

 

天才なのはもちろん同じで、女好きで遊び惚けていてという部分もありました。でも、何かというと、子供の頃の彼が、彼を抑えて、作曲に駆り立てるというような感じのキャラ設定だったような気がします。守ってあげたくなるようなキャラだったので、モーツァルトの姉は、いつまでも彼の味方だったのかも知れませんね。

 

 

歌や音楽に関しては、私のような人間が評価するのもおこがましいほどに素晴らしいモノでした。古川さん、素晴らしかった。大御所の市村さんや山口さんが出演されているのですが、本当に、彼らに負けないほど素晴らしく声が透っていて、その上に若さが乗ってくるので、のびやかでいつまでも聞いていたくなるような歌声でした。そして、涼風真世さんも出演されていたのですが、もう、格段に違いましたね。素晴らしくて、涙が出そうなほどでした。これが宝塚の実力ってもんなんですね。驚きました。皆さん、素晴らしいのですが、スミマセン、コンスタンツェを演じていた生田さんという方だけ、ちょっとレベルが他と合わずに低かったかなと思いました。声が、2階までキレイに通ってこないんです。私には、それが声の出し方なのか、質なのか、技術なのかは分かりませんが、イマイチ、解らない部分がありました。

 

そんな「モーツァルト!」の舞台は、最高でした。こんなに素晴らしいから、チケットが手に入らないんですね。だって、ホールの端の方まで、ビッシリでしたもん。この東宝主催のお姫様っぽいシリーズは、もう本当に凄くて、私、今までも手に入れようとしたのですが、何度やっても抽選で外れるという、悲しい結末だったんです。今回、やっと体験出来ました。凄かった。嬉しかった。

 

最期に、もう一度、古川雄大さん、素晴らしいです。『第9回 岩谷時子賞』にも輝かれたそうで、松たか子さんや大地真央さんと一緒に並ばれている姿に感動しました。黒執事で観た時に、きっと”来る”だろうなぁと思っていたら、やっぱりキテますねぇ。だって、今回も、こんなに美しくてスッとしたイケメン・モーツァルト、他にいませんよ。もう、大大大好きです。頑張ってください!

 

 

私は、この舞台、超!超!お薦めしたいと思います。これは、誰が観ても、夢中になると思います。とにかく、どの音楽も耳障り触りが良いんです。気持ち良く聞いていられる。そして、帝劇の座席なのですが、ふっかふかなんです。他の劇場とは比べ物にならないほど良いんです。他の劇場が簡易椅子なら、帝劇はソファって感じですかね。なので、チケットを手に入れるのは大変かも知れませんが、もし、出来るなら、一度、体験してみると良いと思いますよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。

 

 

モーツァルト!  帝劇  http://www.tohostage.com/mozart/