「ダリダ あまい囁き」ダリダが歌っている曲は知らない内にほとんど聞いていたようです。驚きました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ダリダ あまい囁き」を観てきました。

 

ストーリーは、

1933年、エジプト・カイロのイタリア移民の家系に生まれたダリダはミス・エジプトに輝いたのち、56年に歌手としてデビュー。それからわずか2カ月でゴールドディスクを受賞し、一躍スターダムに上り詰めた。アラン・ドロンとのデュエット曲「あまい囁き」や「18歳の彼」など、世界的なヒット曲も生み出したダリダは女優としても活躍。輝かしい成功の一方、私生活では恋愛に翻弄され、87年5月に「人生に耐えられない、許して」と書き残し、自ら54年の生涯を終えたダリダの生涯を、数々の名曲、華やかなファッションとともに描いていく。

というお話です。

 

 

1933年、エジプト・カイロで、イタリア移民の家に生まれたダリダ。第二次世界大戦が起こり、イタリア人はドイツの手先と言われて父親は逮捕されてしまう。その後、成長し、ミス・エジプトとなったダリダは、56年に歌手としてデビュー。その容姿と歌唱力で、直ぐに大人気となり、2か月でゴールデンディスクを受賞し、トップへと昇り詰める。

 

最初は、弟に助けて貰いながらだったが、芸術監督のルシアンと出会い、彼と恋の落ちるが彼は既婚者であり、5年後に結婚することになります。しかし、ルシアンと結婚して直ぐに、画家のジャン・ソビエスキーと出会い、彼と恋に落ちてしまう。結婚してすぐに裏切ったダリダを憎んだルシアンは、彼女と決別する。

 

 

ルシアンと別れたダリダは、ジャンとも上手く行かず、今度はイタリア人歌手のルイジ・テンコと出会い、恋に落ちるが、プライドの高いルイジは、今の音楽界の状況に絶望し、音楽祭の夜に自殺をしてしまう。絶望したダリダは、彼を追う事ばかり考えていたが、何とか立直り、若い学生のルチオと出会い、恋の落ちる。しかし、22歳のルチオと、12歳も年の離れた自分では釣り合わないと感じたダリダは、ルチオの子供を妊娠していたにも関わらず、ルチオと別れ、中絶をしてしまいます。時を同じくして、ギャンブルで大金を失ったらしいルシアンも自殺を図ってしまい、ダリダの周りには誰も居なくなってしまいます。

 

 

落ち込んでいたダリダの前に現れた、ちょっと胡散臭いサンジェルマン伯爵の生まれ変わりだというリシャールに興味を持ち、付き合い始めます。彼と付き合い始めた頃、アラン・ドロンとのデュエット曲が大ヒットし、ドロンとの熱愛が報道されますが、ダリダはリシャールに夢中でした。弟のブルーノは、次はディスコ路線が当たると思い、ダリダに歌わせるとアメリカで大ヒットし、ダリダの人気は、どんどん不動のものとなって行く。ダリダの成功とは反対に、リシャールはやることが無くなり、我儘を言い始めます。とうとうダリダは耐えられなくなり、リシャールに「私の人生から出て行って。」と言ってしまいます。とうとうリシャールとも別れることになってしまったダリダ。

 

そして一人になり、ブルーノのプロデュースで歌手としての人生を歩んでいくのだが・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画を観て、ちょっと驚きました。聞いたことのある曲がたくさんあるのに、ダリダという歌手の事は一つも知らず、知っている曲の題名も、この映画で知ることになりました。子供の頃から今まで、こんなにも、生活の中で流れている曲が、このダリダという女性により歌われていたという事にビックリ。

 

べサメ・ムーチョって、この映画で初めてサビの部分以外を聞いたし、ゴッドファーザー愛のテーマを歌ってたのがダリダさんだったり、他にも、沢山、聞いたことがある歌がたくさんありました。どの曲と言いたいんだけど、曲を聞けば判るけど、曲名が解らないのよねぇ。それくらい、ほどんどの曲を知っていました。

 

 

このダリダさん、歌手としては凄く成功していて、幸せに見えたけど、男性関係は全くダメで、結局、恋人が3人も自殺しちゃったのかな。ダリダさんが悪い訳では無いとは思うけど、でも、運が悪いというか、死神が付いて来ていたのかも知れません。彼女の死神を、全部、周りの人が連れて行ってくれたのかもね。

 

それにしても、50代でも、バリバリに肌を出して、歌い、踊っていたようでした。マドンナも凄いと思うけど、それよりも昔に、あんな派手な、肌を出すような衣装で歌い踊っていた歌手がいたんだと知り、魅了されました。素晴らしかったです。本物が観たかったなぁ。歌っている所が観てみたかったです。カッコ良かったんだろうなぁ。

 

 

本当は、彼女の夢は子供を産んで、夫と幸せな家庭を築くことだったのですが、結局、夢が叶うことは無く、子供は持てず、愛する人も居なくなり、寂しかったのではないかと思いました。いくら歌があっても、お金があっても、愛する人が傍にいないのでは、生きる意味が無かったのかも知れませんね。

 

そうそう、日本にも来たことがあるのかな。日本でちやほやされている場面も一瞬、あったように見えました。その他、映画の中では、色々な国や地域で、ダリダさんが歓迎され、大人気だった様子も描かれていました。ちょっと古い時代のエンタメの姿が、とても目新しく見えて、楽しめますよ。ほとんどの曲を聞いたことがありましたが、きっと、私の父や母の時代の方なので、聞かされていたのでしょうね。きっと、聞くとご存じの曲が沢山あると思いますよ。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。”超”を付けたいくらいなんですけど、聞いたことのある曲の題名を知らないし、ダリダさんの本当の姿も見たことが無いので、一度、調べてから、もう一度観たいなぁと思い、その後なら、超薦められるかなと思いました。きっと、どの年代の方が観ても、こんな凄い女性がいたという事を知ることになると思います。面白いです。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

ダリダ~あまい囁き~|映画情報のぴあ映画生活

 

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