「GODZILLA 決戦機動増殖都市」2作目は蛇足的な要素が多くて残念。モスラを出してよっ! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「GODZILLA 決戦機動増殖都市」を観てきました。

 

ストーリーは、

ゴジラに蹂躙された地球を取り戻すため決死の戦いに挑んだハルオをはじめとした人類だったが、地中深くから現れた真のゴジラ=ゴジラ・アースに敗退。ハルオは、かつての地球人類の生き残りと目される「フツア」と呼ばれる民族の少女ミアナに助けられる。フツアもかつてゴジラに敗れたと言い伝えられていたが、彼らの持つ金属のナノメタルが、21世紀に対ゴジラ決戦兵器として開発されたメカゴジラを構成する物質と同じものであることが判明。メカゴジラの開発プラントがいまだ残されていることが明らかになり…。

というお話です。

 

 

前作で、地球から旅立った人類は、結局、移住先が見つからず、地球に舞い戻ってくる。地球へ戻ると、地球時間は既に2万年経過しており、ゴジラは地球の王者として進化し続けていた。ゴジラにより、人間と異星人2種の混合チームは、ほとんど壊滅させられ、チームの指揮をしていたハルオは意識を失ってしまう。気が付くと、人類の末裔と見られる種族「フツア」の少女ミアナに助けられ、現代の地球に住む人間は、ゴジラには敵わないと言う事を知る。

 

地球の大気圏外に待機していた人類の母船は、ハルオたちの対ゴジラ作戦が失敗した事を知り、その上、今、待機している位置では、ゴジラの攻撃が届いてしまう事が分かり、地球への帰還を諦めて、旅立つ事を考え始める。そして、対ゴジラチームの生き残りを限られた時間だけ待ってみようという結論に達し、しばらくの間、待機することに。

 

 

ハルオたちは、「フツア」の使っている武器の金属部分が、昔、対ゴジラ兵器として作られた”メカゴジラ”の素材「ナノメタル」と同じ事に気が付き、”メカゴジラ”が作られていた富士山麓へ向かうと、大規模な都市を発見する。その都市はナノメタルで作られており、その都市にゴジラを追い込み、撃退する方法を思いついたハルオは、残りの部隊を率いて、ゴジラの追い込みを仕掛けるのだが・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

前作を観た時から言っている事なのですが、これ、2万年もゴジラの星になっていたところに、人類が侵略しているだけなんです。酷い侵略者なんですよ。だって、それまで、とても安定して、沢山の生物がそこで生きていたのに、その生態系を目一杯、壊そうとしているのですから、それはダメでしょ。まるで、自分たちが正義のような顔をして、攻撃をしているけど、それは許されないですよね。

 

 

今の地球には「フツア」という人類が新しく住んでいるのですが、彼らがゴジラを倒そうとするなら解りますよね。だって、喰うか食われるかという戦争なんだから。でも、人類はそこまで進化していないから、まだゴジラの天下なんです。そこへ、突然に現れて、ナノメタルとか使っちゃって、攻撃って、反則よね。どう考えても、人類が悪いと思いました。

 

この「フツア」の少女が出てくるのですが、双子なんです。で、双子と言えば、やっぱり”モスラ”かと思って、ワクワクしていたのに、モスラのモの字も出てきませんでした。ガックリしたわぁ~。双子と言ったら、モスラでしょ。糸をシューシューして欲しかった。そして、双子に歌って欲しかった。全くの期待外れでした。

 

 

2作目を観ても、この2種類の異星人、イマイチ、良く分かりません。なんで出てきているのか、全くの意味不明なんです。別に、人間でイイじゃん。異星人じゃなくて、ヨーロッパ人とか、南米人とか、そんなんでもいいと思ったんだけど、これ、意味あるのかなぁ。どちらも、人間と同じ形で、せめてタコ型の火星人とか、昆虫型の木製人とか、そんなのにして欲しかった。全然、宇宙を旅してたっていう感じじゃないんですもん。そこら辺をウロウロしていて、はい、日本に帰ってきました~としか見えないの。もう少し、脚本を考えて欲しかったなぁ。

 

 

と、ここで、一つだけ、ネタバレをしてしまおう。またもネタバレでゴメンナサイ。エンディングの後に、ほんの少し映像があって、異星人の人が、自分たちの星も怪獣に壊されたと告白し、その名前が「ギドラ」というんです。はい、ここで解りましたね。3作目は、「ゴジラ対キングギドラ」となります。うーん、ここに持って行くなら、2作目でモスラを出してよぉ~!待ってたんだからさぁ。双子だよ双子。もう、モスラ出すしかないでしょ。このまま「ゴジラ対キングギドラ」だと、ゴジラ、負けちゃうよ。そして、地球もキングギドラに壊されちゃうよ。やっぱりモスラでしょ。モスラ。人間の味方のモスラが観たいよぉ~!

 

あ、スミマセン。私、モスラファンなんです。だって、可愛いんだもん。ごめんなさい。

 

 

という訳で、やはり3部作の2作目は酷かったと言う事です。何の解決にもならず、ただ、時間稼ぎとしか思えない展開で、私が待っていたモスラも出現せず、ゴジラもほとんど戦わず、悶々と人間の攻撃を防いでいたよって感じでした。もっと、ゴジラが暴れてくれれば、もう少し楽しめるんだけど、このシリーズのゴジラ、ほとんど戦わないんですもん。残念です。

 

それと、もう一つ、このゴジラ映画に恋愛要素は必要無いから抜いて欲しかった。マジで目障りで、そんな時間を使うんだったら、もっとゴジラの描写を増やして欲しいと思いました。だって、ゴジラの姿が写っている場面が凄く少ないんですもん。これじゃ、ゴジラ映画なのに寂しいでしょ。

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなぁという感じです。ゴジラファンの方や、私のように怪獣映画好きな方は良いかも知れませんが、楽しめるという内容ではありません。一応、抑えとかなくちゃという感じで観に行ってください。期待はしないでくださいね。でも、次回作で、大立ち回りが観れるかも知れませんので、今作は抑えておくべきかも知れません。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

GODZILLA 決戦機動増殖都市|映画情報のぴあ映画生活

 

 

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