「ラスト・ホールド!」ハッキリ言いましょう、面白くなかったです。酷い出来でした。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ラスト・ホールド!」を観てきました。

 

ストーリーは、

大学4年生の岡島は部員が自分1人だけとなったボルダリング部存続に頭を悩ませていた。廃部を回避するため、なんとか6人の新入生を勧誘することに成功するが、集まった6人は1人をのぞいてボルダリング初心者で、ゲームおたくやダンス好きなどひとクセのある者ばかり。失敗を繰り返しながらも次第にボルダリングの楽しさに目覚めていく新入部員たちは、それぞれが自分と向き合い、部員同士の絆も生まれていった。しかし、彼らが目指していたインカレ団体戦を目の前に迫るなか、ある事件が起こってしまう。

というお話です。

 

 

大学4年生の岡島は、ボルダリングを子供の頃から続けていて、大学でもボルダリング部で頑張っていた。しかし、怪我をしてしまい、1年間休んでいる間に、ボルダリング部の部員は居なくなり、自分一人になってしまっていた。大学は、部員が7人いなければ部として認定は出来ないと言い、このままでは、ボルダリングの練習場も撤去されてしまう。直ぐに部員を7人集めるから少し待って欲しいと頼み込み、新入生をかき集めることにする。

 

岡島以外に6人集めるため、新入生にしつこく勧誘をすると、全て断られてしまう。しつこいのはダメだと感じ、ツンデレをしながら部員を募集してみると、山登りがしたいという田舎出身者、ゲームおたく、筋肉を維持したいプロテイン愛好者、ダンス部との掛け持ち、そして一人だけボルダリング経験者がいるのだが、彼は昔の因縁からボルダリングをやる事を迷っていた。

 

練習を始めて、段々と、ボルダリング競技の面白さに目覚め、その競技にのめり込んでいく。そして、インカレ団体戦という目標も出来て、団結を強めていくのだが、ある事件が起こり、絆にヒビが入ってしまう。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

うーん、ハッキリ言って良いですか。面白くないです。ああー、言っちゃった!(笑)ごめんなさい。でもね、本当に面白くないのよ。これ、誰が脚本を書いたのかしら。演技が下手なのは、言うまでもないんだけど、映画としての脚本も悪く、映像も悪いのよ。全てが酷くて、私、久しぶりに「金返せ!」と言いたくなりました。

 

ま、皆さん、良く解かっていらっしゃるようで、映画館はレディースデーなのに、ガラガラでした。私以外に、2組くらいしかいなかったんじゃないかな。大きいスクリーンなのにですよ。もう、ビックリしちゃった。椅子の手摺を跨いで、寝てやろうかと思っちゃった。

 

まず、脚本ですが、テーマは良いと思うんです。ボルダリングは、オリンピック競技にもなるし、見ていると面白そうなので、これからドラマなどに使われて行くべきだと思うのですが、別に、この脚本なら、ボルダリングじゃなくてもイイじゃん。野球でもサッカーでも、このストーリーなら当てはまるんですよ。怪我をして、部員が足りなくなって、集めて、仲良くなって、試合に出るって、決まりきったコースでしょ。それじゃ、映画にする意味が無いんです。

 

 

なんでボルダリングという競技をもっと突き詰めて調べなかったのかしら。ただ、登っているだけじゃないでしょ。どこの筋肉を強くするとか、何が身体によいとか、ただプロテイン飲んでりゃイイってもんじゃないのよ。足だって、色々なメンテナンスが必要だと思うけど。映画を作るのに、勉強不足です。

 

それから映像ですが、TVドラマじゃないんですから、映画らしさを出さなきゃ意味が無いでしょ。アップが多いのと、ただ、俳優がワラワラいる場所を映しているだけ。それぞれの役者の良い顔の角度ってあるでしょ。それを映してあげて下さいよ。それにボルダリングなんだから、もっと下から、壁の上を見上げるように登って行く姿を映すとか、壁をガンガン登って行く人々を遠目から移すとか、スポーツ映画なんだから、スポーツをしている姿を映さないとねぇ。まぁ、アイドル映画だと言われてしまうかも知れませんが、それにしても酷かったですよ。

 

そしてキャストですが、勝俣さん以外は、素人なのかしら。まぁ、酷かったですね。棒読みで、演技というものは見れませんでした。主人公の塚田さん、もっと色々なドラマとか、演劇に出て、小さな役から勉強した方が良いですよ。イケメンでは無いけど、味のある顔なのだから、演技を手に入れたら、凄く化けるんじゃないかと思うんですよね。現代劇だって、時代劇だって、出来るようになるんじゃないかな。勉強してないのが勿体ないと思いました。

 

 

他のキャストの方々も、ジャニーズの若手なのかな?初めての演劇部レベルで目立つ子も無く、顔も同じような顔なので、全く覚えられませんでした。最近の子は、特徴が無いのね。一人一人が、もっとヤル気になって勉強しない限り、もうダメなんじゃないの?ジャニーズさん、そろそろ打ち止めというか、今の時代に乗って来てないようですね。使えるベテランもいるんだから、そこら辺に指導をさせて、後輩の勉強をさせたらどうですか。あまりにも力不足だと思いました。

 

いやぁ、久々に、途中で出たくなりましたよ。あまりにも酷くて。でも、私、ボルダリング競技って、面白いと思っていて、出来たら、時間を作ってやりに行きたいと思っているくらいなんです。近所にボルダリングのジムらしきものもあるのでね。だから、ボルダリングと謳いながら、何も写していない映画にムカついたんです。

 

 

でも、最期に言っておきます。これは、私の意見です。だから、誰もがこう思うとは限りません。悪魔で、私の意見です。以前、映画の解説者の淀川さんでしたっけ、彼は映画の悪口を言わない、だから悪口を言うのは間違っているというコメントを頂いたことがあるのですが、はぁ?と思いました。お金を貰って解説をしている人が悪口を言う訳が無い。無料で観て、解説でお金を貰っているんだから。クライアントの喜ぶ言葉を並べるに決まっているでしょ。淀川さんという方は、良い営業マンだったんでしょうね。

 

一般人が、自費で観て、その費用に見合わなければ文句を言うのは当たり前でしょ。解説を読んで、面白いと書いてあったから観に言ったら面白くなかったとなったら、その解説者にだって、お金を返して欲しいですよ。騙したんだから。映画を観る方も、ちゃんと文句を言うところは言わないと、邦画は良くなって行きません。解説者の言葉とは別に、観た人が本当の意見を言う事が、日本の映画レベルを上げていくと思っています。酷いものは酷いというべきなんです。

 

 

という訳で、私は、この映画、お薦め出来ません。酷いです。私が言うまでも無く、映画館には、ほとんど、人が入っていませんでしたが。でも、ファンの方は、観に行ってあげたら良いんじゃないかな。そして、これから彼らが芸能界で生きて行けるよう、もっと勉強させてあげて欲しいです。このままではダメになっちゃうよ。頑張って、恥ずかしくない演技を次は見せて下さい。気になったら、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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