「ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた」彼が立ち上がる事で、人々の心が救われるんです | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた」を観てきました。

 

ストーリーは、

ボストンで暮らしていたジェフ・ボーマンは、元恋人エリンの愛情を取り戻すため、彼女が出場するボストンマラソンの応援に駆けつけるが、ゴール地点付近で発生した爆弾テロに巻き込まれ、両脚を失う大ケガを負ってしまう。意識を取り戻したボーマンは警察に協力し、ボーマンの証言をもとに犯人が特定されると一躍ヒーローとして脚光を浴びるが・・・。

というお話です。

 

 

ボストンで暮らしているジェフ・ボーマンは、コストコで働いている普通の男性。元恋人のエリンともう一度付き合いたいと思っており、避けられているにもかかわらず、バーで見つけると、直ぐに寄って行って口説き始める。エリンの方は、既に、何度か付き合ったり別れたりを繰り返しているので、ジェフに飽きれ気味。ジェフは、約束は守らないし、男友達が優先、出かけようと言っても部屋から出たがらないという性格であり、その事で何度も喧嘩をしていました。

 

 

エリンは、今回は、もうやり直さないと思いながらも、直ぐに寄ってきて好意を寄せてくれるジェフを嫌とは言えず、ボストンマラソンに参加するための寄付を集めている事を相談してしまい、彼の人の好さで寄付が集まってしまう。ジェフは、マラソンのゴールの所で君を待っているよと約束し、エリンは、また守れない約束をしたなと当てにしないようにしています。

 

 

マラソン当日、必死で走り、もうすぐゴールというところで、エリンは、凄い爆発音を聞きます。驚いて回りを見回すと、ゴール地点と、もう1地点の2箇所で大きな爆発が起こっています。観客もランナーも、また爆発が起こると恐ろしいと思い、その場を離れて、それぞれに助けを求めます。エリンも近くのバーから家族に助けを求める電話をしながらTVを見ると、そこには爆発で重傷を負ったジェフが運ばれる場面が写っていました。

 

病院に運び込まれたジェフは、爆発で両足を吹き飛ばされてしまっており、膝から下を切断せざるを得ない状態でした。両足は無くしてしまうものの、命は取りとめたジェフは、まるで戦地から生き残って帰って来たように歓迎され、ボストンはテロに屈しないという事のシンボルのように扱われてしまいます。

 

 

そんなジェフを献身的に支えるエリン。彼女は、自分の応援に来たために、そんな事故に巻き込まれたという罪悪感を感じており、ジェフとじぇふの母親のだらしない部分に目を瞑り、彼らを助けて行きます。しかし、段々とリハビリもサボり、昼間から酒を飲んだくれているような状態になり、エリンは、とうとうジェフに面倒見切れないと話します。しかし、その時には、既に大変なことが起こっており・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

この映画、ボストンマラソンで起こった爆弾テロ事件の犠牲になった人のお話です。あの事件、その物については、「パトリオット・デイ」という映画で詳しく描かれているので、そちらを観て下さいね。この映画では、被害を受けて、そこから立ち上がった人々の事を描いています。

 

 

ジェフは、本当にぐうたらしている人なんです。でも、コストコで真面目に働いているし、人物的には、とっても普通の人だと思うんですけどね。何故か、同じ相手と付き合ったり別れたりを繰り返していたらしく、この事件で、またくっついたのかな。(笑)良かったのか、悪かったのか、でも、幸せそうな彼らの本当の写真が、エンディングで出ていたので、良かったのでしょうね。

 

それにしても、ある日突然、両足が無くなって、誰を恨む事も出来ないなんて、苦しいですよね。事故とか、誰か相手がいれば、恨めば少しは気が済むかも知れないけど、こんなテロじゃ、恨むに恨めないでしょ。酷い話だなと思いました。日本でも、オリンピックなどが近づけば、テロの危険も増えるので、本当に気を付けましょうね。

 

 

映画の中でスゴイと思ったのは、ジェフが勤めていたコストコですが、上司が直ぐに保険の書類などを持ってきて、クビにはしないし、治療費なども保険が掛けてあるから申請しなさいと言ってくれるんです。これを見ていて、やっぱり大手に勤めていると、待遇が良いんだなぁと驚きました。

 

ジェフをテロに屈しない象徴のように祭り上げるので、ジェフは戸惑うんです。自分は、ただの被害者だし、自分を助けてくれた人こそヒーローなのに、何故自分がヒーローなのかと悩むのですが、ジェフを助けたテキサス帽子の男性に会うと、彼に感謝されるんです。その理由が、素晴らしいんです。感動して涙が出てきちゃいました。詳しくは映画を観て欲しいのですが、ジェフは、心を病んでいた人々を、怪我から立ち直る事によって、助けていたんです。彼が立ち上がる事が、沢山の人を救っていたんです。驚きました。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。これは、素直に感動出来るし、本当にあった事件なので、テロの恐ろしさを知る事が出来ます。テロ事件についての詳しい事は「パトリオット・デイ」で描いていますので、そちらを観て下さいね。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

 

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