イタリア映画祭2018「ティートとエイリアン」を観てきました。
5日目の3作目です。
ストーリーは、
ナポリ出身の科学者ビオンディは、アメリカ・ネバダ州にある秘密の軍事施設「エリア51」の近くで米軍の極秘計画に携わっていた。だが、妻を亡くして落胆し、6年もの間、毎日ソファの上で宇宙からの音に耳を傾けていた。故郷で兄フィデルが亡くなると、兄の娘アニタと息子ティートの面倒を見ることになり、渡米してきた彼らとの奇妙な生活が始まる。
というお話です。
米国ネヴァダ州のグルーム・レイク空軍基地、通称エリア51に隣接する砂漠に暮らす教授は、アメリカ政府の極秘プロジェクトに関わるナポリ出身の科学者。エイリアンと遭遇したという人々もクラスその砂漠で、教授は妻を亡くして以来、観光客相手に結婚式を企画する女性ステッラ以外の人を遠ざけ、一日中ソファで宇宙からの音声を聞いている。
故郷の生阿ポリで兄フィデルが亡くなり、両親を失った姉弟が叔父である彼の元にやってくる。ラスベガスを想像して渡米した16歳のアニタは、何も無い砂漠に失望し、7歳の弟ティートは、かまってくれない叔父に不満を漏らす。
ティートは、教授が宇宙空間から発信される未確認音声を解析する機械「リンダ」を相手に、亡き妻と会話をするかのように話しているのを覗き見してしまい、自分も亡くなった父親と話したいと、教授の後を付いて回り、手伝うと言って聞かない。しかし、教授の研究は、6年間も成果を出せず、軍からの中止を予告されていた。
とうとう軍からの中止命令が発令され、命令書が届く日に、宇宙の諸条件がトドの異、束の間「リンダ」が宇宙からの映像を受信し始める。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
うーん、まぁ、楽しめる映画なのですが、一応、SFと言って良いのかなぁ。だって、何故か、登場人物たちは、あまり気にしてなかったけど、宇宙船や、小さなビットらしきものが飛び交ってたんですよ。だけど、それに気が付かない感じで話しは進み、何故か、宇宙からの声が、聴いている人の会いたかった故人だというのが、何と言って良いのか、望んだものを見せて、聞かせてくれるのかなって言う事で良いのかな。
イマイチ、何を望んでいたのか理解が難しかったのですが、子供の思いを打ち消さずに、自分で理解する時まで付き合ってあげましょうって事なのかな。
エリア51って、久々に聞いたような気がするんだけど、今でもあるんですかね。私、この基地を聞くと「未知との遭遇」を思い出すんです。凄い小さい頃、あの”音階(音楽)”を聴いて、あれを弾けばUFOが寄ってくるのかもって思ったものです。マッシュポテトを富士山みたいにフォークで削っているのも初めて見て、外国人はあんなものを食べているんだって思ったなぁ。その頃、ポテトサラダは食べた事あったけど、マッシュポテトなんて食卓に出てきた事無かったもん。
話を戻しまして、そんな宇宙からの声を受信して解析翻訳する機械で、実験をしているのですが、6年間も何も成果が無いって、良く軍が許してくれましたね。普通、もっと早く打ち切りになると思うんだけど。ある程度の成果があったから、これだけの期間、猶予をくれたのかしら。
まぁ、ちょっと映画としては、うーんって感じだったかな。でも、出演者は、有名どころでしたよ。子供たちは、まぁ、姉役は可愛かったけど、弟ティート役の子が、あまり可愛くなかったので、私、あまり盛り上がらなかったのかな。もう少し、可愛い子を使って欲しかったな。クソ生意気なガキで、叩きたくなっちゃいました。(笑)
私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなと思います。あまり惹かれる映画では無かったけど、それは、私がSF映画に厳しいからで、普通のヒューマンドラマとして見たら、良いかも知れません。日本公開は難しいかなぁ。もし、観る機会があったら、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんでくださいね。
イタリア映画祭 2018 http://www.asahi.com/italia/2018/