【イタリア映画祭】「僕はナポリタン」音大出のヘタレな警察官がナポリで居場所を見つけるまで。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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イタリア映画祭2018「僕はナポリタン」を観てきました。

4日目の4作目です。

 

ストーリーは、

名門音楽院を卒業するが、ピアニストとしては食べていけないパコは、親のコネで警察官の職に就かされる。上司から下されたミッションは、誰もその顔を知らないマフィアの殺し屋の正体を突き止めること。地元の人気バンドにメンバーとして潜り込むことに成功し、殺し屋が出席する結婚式へ向かうが…。

というお話です。

 

 

音大を出ても無職であり、おまけにナポリ嫌いのナポリっ子の青年パコは、政治家の口利きで、およそ不向きな警察官の仕事に就く。だが、凶悪犯罪担当のカンマロータ警部が、パコのピアノの腕前に目を付け、残忍なカモッラの殺し屋セッラカーネの正体を追い続ける警部はカモッラのボス、スコルナイエンコの娘の結婚式にセッラカーネが出席する事を突き止め、パコに潜入捜査をさせようと考える。

 

 

娘を喜ばせようとスコルナイエンコが、結婚式の余興に招いた、地元で大人気のバンド、”ロッロ・ラブ”のキーボード奏者を無実の罪で逮捕し、代わりにパコをキーボード奏者として送り込む。面接に受かり、キーボードとなったパコは、ツアを通してロッロとの友情を深めていく。そしてロッロの姉マリアンナと出会い、惹かれあってしまう。そんなある日、前科者のトラック運転手に警察官だとみ破られ、そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

この映画、面白かったぁ~!2013年の作品のアンコール上映だったのですが、私、これ、観ていなかったので、観れて良かったです。こんなに面白い作品だったんですね。なんで日本公開しなかったの?不思議です。こんなに面白いのに、勿体無い。

 

警察がマフィアの殺し屋を見つけて追い詰める話なのですが、その捜査に駆り出されたのが、就職先が無くて、親のツテで政治家に頼んでもらって警察署に就職した、音大出身のパコ。彼は、ピアノは得意だけど、拳銃を撃ったり、暴力を振るったり、走って追いかけたりは、てんでダメ。超!ヘタレなんです。なので、警察署に就職しても、倉庫係をずーっとやっていたんですが、ある時、押収品のピアノを弾いているところを、凶悪犯課の警部に見られてしまい、ある大物マフィアの殺し屋を捕まえるのに駆り出されてしまうんです。

 

 

でね、潜入捜査をさせられるんだけど、有名ロックグループのキーボード奏者としてマフィアの結婚式に入ることになるんです。もちろん、仲間の歌手たちにはナイショなので、何とかキーボードの技術で採用して貰えるように、そこは頑張るんです。で、めでたく採用!グループの一員として、ツアーに参加して、マフィアの結婚式にも参加するんです。

 

あまりにもおバカだし、何故か、ナポリ語が大阪弁に訳されていて、笑ってしまいました。標準語を使っていると、ナポリ生まれのくせに、カッコつけてんじゃねーよとか言われちゃって、大阪弁=ナポリ弁で無理矢理話すんです。ナポリ弁って、日本で言う大阪弁なのかしらね。もう、字幕が出た時点から、大笑いしっぱなしでした。字幕で”なんやねん!”とか出されちゃうと、もう、なんか、笑っちゃうんです。まして、それを喋っているのがイタリア人のオッサンで、もう、ツボでした。

 

 

そんなヘタレでしたが、アクションもあり、追いかけっこもあり、色々、ポリスストーリーとして楽しめましたよ。面白かったです。返す返すも、なんで、日本公開しなかったんだろう。不思議です。こんなに面白いのにねぇ。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。これは、今観ても、大笑い出来ますよ。日本の警察コメディ映画よりも笑えると思います。これ、日本語吹替えで、大阪弁バリバリでやったら、笑えるだろうなぁ。すっごく楽しそうです。もし、観る機会があったら観てみて下さい。私もまた観たいなぁ。DVD、出ないのかなぁ。

ぜひ、楽しんでくださいね。カメ

 

 

イタリア映画祭 2018   http://www.asahi.com/italia/2018/