【イタリア映画祭】「愛と銃弾」ハードボイルドアクション映画と思いきやミュージカルコメディでした。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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イタリア映画祭2018「愛と銃弾」を観てきました。

3日目の2作目です。

 

ストーリーは、

二枚目のクールな殺し屋チーロは、仕事場で偶然幼なじみの元恋人で看護師のファティマに再会、よみがえった恋はいっそう激しく燃え上がる。犯罪の目撃者となった彼女を守るため、組織に刃向かい裏社会から逃れることを決意するチーロ。紺碧のナポリ湾に飛び交う銃弾に愛は勝てるのか?

というお話です。

 

 

イタリアのナポリで、「魚王」の異名で知られるカモッラのボス、ドン・ヴィンチェンツォは、敵対するマフィアに襲われ、九死に一生を得る。裏社会の大物である事に嫌気がさし、映画好きな妻マリアにジェームズ・ボンドばりに死を偽装し、逃亡しようと持ちかける。真実を知るのは腹心の殺し屋チーロとロザリオを含めた数人だけ。

 

 

秘密裏に運び込まれた病院でボスは看護師のファティマに姿を見られてしまう。目撃者を殺すよう命令を受けたチーロは、彼女が、若い頃に付き合っていた恋人である事に気がつく。彼女を殺せないチーロは、今度は追われるほうとなり、相棒だったロザリオに狙われる事となる。

 

相手を迎え討とうとするチーロに、一緒に居たいから連れて行ってと話すファティマ。どんなに遠ざけようとしても来てしまうファティマを連れ、組織との戦いが始まる。そして・・・。

後は、映画を観て下さいね。

 

 

この作品は、今年の秋に公開になります。イタリアのアカデミー賞で15部門ノミネートされ、5部門受賞した作品です。

 

面白かったですよぉ~。ポスターやチラシを見ると、え?ハードボイルドアクション映画?ノワール系?って思われるかも知れませんが、それ、騙されてます。ま、ワザとやっているんだろうけど、騙しだからね。これ、大笑い出来る作品ですから。一見、カッコいいギャング同士の抗争のように見えますが、ハッ?と気が付くと、ミュージカルコメディーになっています。え?え?って思うでしょ。そうなんです。私も驚きました。最初は、真面目に見ているんですよ。まぁ、ちょっとコメディ的な要素もあるから、面白いなとは思うんだけど、殺し屋が目撃者を殺しに行くんだから、ちょっと怖いでしょ。だけど・・・。

 

 

突然に歌い出すのよぉ~!それも、美しいオペラ調の声でミュージカルになっちゃってるぅ~!銃弾を撃ったと思ったら、ミュージカルに入っていて「何故、俺に撃たせるんだぁ~!」とか歌ってんの。はぁ?と思ったけど、もう、面白くて、ダメ、ツボに入りました。

 

ストーリー的には良くある話で、日本で言う暴力団を、好きな女が出来たから辞めたいと思うけど簡単には辞められなくて、殺し屋に追われることになっちゃうよって事なんだけど、その殺し屋が、元相棒だから、お互いに殺したくないのよ。でも、殺さなくちゃいけなくてって話なの。

 

 

そんな殺し屋の話の中に、恋人が入ってきて、また、この女ファティマがウザいのよ。危ないから来ないでねって言っているのに隠れて付いてきちゃって逃げてくれって言ったら、手錠でチーロと自分を繋いじゃうんです。それやっちゃったら、両手で撃つ銃が撃てないでしょって事になって、結局、拳銃一つしか使えなくなり、たいへんなことになるんです。ウザい女でしょ。そこら辺も、笑えるんです。

 

とにかく、真面目に進んでいるのに、突然、ミュージカルしちゃうところが、もう、笑っちゃって、楽しくて、それがまた、上手いんですよ。いやぁ、今までに無く、楽しかったです。イタリアのイケメンと美女なんですよ。なんですけどねぇ、なんでお笑いになっちゃうんだろう。いやぁ、面白かった。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。これは、楽しかった。最初の方が、ちょっとダラダラしている感がありましたが、直ぐにあれ?って感じになって行くので、楽しめますよ。ワザとらしいマフィアの妻の演技も笑ってくださいね。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。今年の秋に公開です。カメ

 

 

イタリア映画祭 2018   http://www.asahi.com/italia/2018/

 

 

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