「蚤(のみ)とり侍」お侍さんが男娼に?!猫の蚤を取って日銭を稼ぐのは大変そうだなぁ。(笑) | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「蚤とり侍」の完成披露試写会に行ってきました。

 

ストーリーは、

長岡藩のエリート藩士・小林寛之進は、運悪く藩主の機嫌を損ねてしまい、猫の「蚤とり」の仕事に就くよう命じられる。それは文字通り猫ののみを取って日銭を稼ぐものだが、実際は床で女性に愛をお届けする裏稼業であった。長屋で暮らす蚤とりの親分・甚兵衛のもとで働きはじめた寛之進は、初めての蚤とり相手であるおみねから下手くそと罵られたものの、伊達男・清兵衛の指南によって腕を磨いていく。そんな中、老中・田沼意次の失脚を受けて蚤とり禁止令が敷かれ、寛之進らは突如として犯罪者扱いされてしまう。

というお話です。

 

 

長岡藩の藩士・小林寛之進は、経理をやらせれば完璧、武術も出来るという世に言うエリートであったのだが、真面目さが裏目に出て、ある事を藩主に進言してしまい、藩主は怒って寛之進に「猫の蚤とり」をしろと命じる。驚いた寛之進だが、またも真面目に「蚤とり」の仕事をしなければと”蚤とり”の店を訪ねて行くと、何かおかしい。詳しい話を聞くと、猫の蚤とりという名の、男娼の仕事らしい。猫の蚤とりをするという名目で家に招かれ、そこの女性にご奉仕するのだ。

 

それでも真面目な寛之進は、猫の蚤とりの仕事を始めるのだが、初めて読んでもらったお客様に”下手くそ”と言われてしまう。Sexのヤリ方が下手と言われショックを受け、それでも真面目に捉えて、上手くならなければと、誰かに教わろうと考える寛之進。

 

 

そんな寛之進の前に、商家の婿でありモテ男の清兵衛が現れ、寛之進は、ぜひ女性の喜ばせ方を教えて欲しいと頼み、じゃ、これから手本を見せるという清兵衛の後を付いていく。清兵衛の妻は嫉妬深く、夫の浮気を何とかして止めようと、アソコに小麦粉を塗りたくっていたので、寛之進に見せる代わりに小麦粉を手に入れろと話す。そして、清兵衛のヤリ方を存分に見せてもらい、勉強をした寛之進は、直ぐに清兵衛のアソコに小麦粉を塗り、浮気を隠して家に帰すのだが、妻はその上手を言っており、見つかってしまう。浮気を責め立てられた清兵衛は、とうとう堪忍袋の緒が切れて、家を出て、寛之進と一緒に蚤取りの仕事を始めてしまう。

 

 

やっと猫の蚤とりの仕事にも慣れてきたと言う所で、色々な裏稼業を黙認させていた老中・田沼が失脚し、蚤とりの仕事が禁止になってしまう。そして蚤とりの仕事をしていた寛之進たちは、犯罪者とされて・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

この映画、超笑いました。大人の超娯楽作品というのかな。ま、でも、そんなに激しい絡みは無いので、コメディとして観に行って良いと思います。阿部さんが、バカ真面目な侍を、図体のデカい木偶坊的に演じていて、本当に笑えるんです。お殿様に使えて、理不尽な事を言われても、それを真っ当に受け取って、真剣に取り組もうとするなんて、アホでしょ。男娼をやってこいと言われて、真面目にやり方を習うヤツなんていないでしょ。もう、大笑いしました。

 

 

それに対して、豊川さんのイケメンエロ男は、女が食いついてくるような感じで、ねっとりしてたわぁ~。阿部さんと対照的なんですよ。本当に面白かった。上手い組み合わせだなぁって思いました。

 

若手の男として、斎藤工さんも出演しているのですが、今回の彼の役は、貧乏長屋の塾の先生で、エロい部分はありませんでした。こんな役もイイと思うけど、ちょっとオバカそうに見えて、笑ってしまいました。

 

 

猫の蚤取りの親分役に風間杜夫さん、その妻に大竹しのぶさんでして、この二人が面白いんですよ。もう、オイオイっていうくらい、アホな事をしてくれて、もう、本当に大好きって言いたくなるくらい、楽しいんです。もぉ~、何してるんですかぁ~って頭を叩きたくなるような、面白い演技をしてくださって、やられたと言う感じでした。

 

 

前田さんが、豊川さんの恐妻役だったのですが、今までの様な可愛い役では無く、ヒステリックで、ちょっとエロい場面もあり、上手くなってきたなぁと感心しました。やっぱり、演じれば演じるほど、沢山の事を見に付けて、良い役者さんになって行くんですね。本当に、彼女はもう、AKBのあっちゃんから卒業して、女優さんになったんだなと思いました。

 

 

大笑いして楽しめる娯楽映画です。コメディですので、気軽に観に行って欲しいかな。誰が観ても楽しめると思いますよ。エロい場面もありますが、それも笑えてしまうので、これカップルでも恥ずかしげもなく観に行けると思います。あ、でも一応、R15指定なので、若い方は我慢してね。でも、これは若い人よりも、大人が楽しめるコメディ映画です。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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