「ばぁちゃんロード」の試写会に連れて行って貰いました。
ストーリーは、
幼い頃から両親が共働きだったため祖母キヨに育てられた夏海は、父の跡を継いで漁師を目指す友人の大和からプロポーズされ、結婚を決める。自宅で足を骨折して以来、施設で車椅子生活を送るキヨのもとへ報告に訪れた彼女は、すっかり元気をなくしたキヨを励ますべく、結婚式のバージンロードを一緒に歩くことを思いつく。キヨは夏海のひたむきな思いに心を動かされ、希望を取り戻していく。
というお話です。
静かな漁港のある町に住む夏海は、父親の後を継いで漁師となり船を譲り受けた大和からプロポーズをされ、彼と結婚する事に決めた。とても夏海の事を大切に思ってくれて、真面目な青年だ。夏海は、両親に結婚の報告をすると、お婆ちゃんに報告をしなければと言う話が出る。
夏海は、両親が共働きだった為、お婆ちゃんに育てられたようなもので、とても仲が良かったのだが、足を骨折して施設に入ったお婆ちゃんは、自分の弱った姿を見られる事を嫌い、あまりお見舞いに来て欲しくないと言っていた。しかし、結婚の報告はしなければと思い、お婆ちゃんに報告しに行くと、とても喜んでくれた。
お婆ちゃんは、骨折も治ってきてリハビリをしなければいけないのだが、もう年だからやりたくないと考えていた。そんなお婆ちゃんを歩かせようと、夏海は、結婚式でバージンロードを一緒に歩いて欲しいと頼み込み。その為には、結婚式までにリハビリをして、歩けるようにしなければならない。
それから、お婆ちゃんのリハビリの生活が始まった。なんとかバージンロードを一緒に歩けるようにと頑張って、元気になって行くのだが・・・。後は、映画を観て下さいね。
ま、ちょっと王道の感動映画ではありますが、楽しめました。やっぱり、お婆ちゃん役を草笛光子さんが演じていると、なんか、彼女のオーラというか、凄い映画を観ているような気分になってくるんです。もちろん、主演の文音さんも上手いし、その婚約者の三浦さんも上手いのですが、やっぱり草笛さんの印象は大きいですよ。やはり、大女優というのは、こういうところなのかなと思いました。空気が違うのよね。
お話としては、単純なもので、孫の結婚式に、足の悪かったお婆ちゃんが出席するというお話です。こう書いてしまうと、簡単なんだけど、それまで年寄りだからといって、色々な事を諦めていたお婆ちゃんが、前を向くようになり、歩けるようにリハビリを頑張る姿は、素敵でした。やっぱり、幾つになっても、何かをしたいと思う事は大切ですよね。
結婚式のバージンロードをお婆ちゃんと歩くという設定、面白いですね。育ててくれたのがお婆ちゃんだから、一緒にというのは、理にかなっていると思いました。だって、バージンロードって、それまでの花嫁の人生という事らしいから、育ててくれたお婆ちゃんと歩んでいた人生から、夫となる人に人生を手渡すということで、良いですよね。感動的でした。ああー、王道なのに、感動してしまうよぉ~!(笑)
そうそう、草笛さんって、三浦くんのお母さんの百恵さんの母親役も演じられていたそうで、本当に孫ですよって、舞台挨拶でおっしゃっていました。なんか、そういう話を聞くと、芸能界も面白いですね。私、役者の子は役者になると上手いだろうなぁと思っています。だって、子供って親の姿を見て大きくなるでしょ。親が役者をしていれば、どうしても、その姿を見て勉強してしまう。それが小さな頃からならなおさら、上手くなるだろうと思います。
世襲制が悪いような事を言われたり、親の七光りなどと揶揄する方もいらっしゃいますが、私は親の仕事を継ぐというのは良い事だと思っています。七光り、イイじゃないですか。使えるモノは使えば良い。それもその人の武器なんですから。世間はそれ程甘くないので、下手ならどんなに有名な親でも潰されますよ。そういうもんです。
映画の話に戻って、感動的な良い映画でした。私は、お薦めしたいと思います。でも、本当に王道の感動映画だし、単館系の映画なので、万人受けするかと言われると、どうかなぁと思います。良い映画なので、ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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