「旅猫リポート」久々に大号泣してしまいました。感動作です。素晴らしいです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「旅猫リポート」の試写会に連れて行って貰いました。

 

ストーリーは、

元野良猫のナナは、交通事故に遭ったところを猫好きの青年・悟に助けられ、それ以来5年間、彼の飼い猫として幸せに暮らしてきた。ある事情からナナを手放すことになった悟は、新しい飼い主を探すため旅に出る。親友や恋人など、これまで出会った大切な人々を訪ねまわりながら、自身の人生を振り返る悟だったが・・・。

というお話です。

 

 

野良猫のナナは、自分に餌を持ってくる青年・悟をちょっと気に入っていた。ある日、道路を渡ろうとして車に轢かれ、瀕死になった時に悟を思い出し、彼を呼ぶと、通じたのか悟が来てくれて、ナナを病院へ連れて行ってくれた。命拾いしたナナは、悟に飼われる事となり、それから5年間、一人と一匹は幸せに暮らしていた。

 

ある時、悟は引っ越しをする事になり、ナナに新しい飼い主を探し始める。ナナは悟と別れるつもりは無かったが、ゲージに入れられ、悟と一緒に新しい飼い主を探す旅が始まってしまう。最初に訪ねたのは、悟の小学校の頃の同級生・澤田。小学校の頃に一緒に猫を拾い”ハチ”と名付けて悟が飼う事になった。しかし、悟の両親が交通事故で亡くなり、悟は叔母の家に引き取られる事となり、ハチは親戚の家に引き取られてしまった。そんな過去を持つ二人だったが、悟が猫を預かって欲しいというなら喜んで預かると澤田は言ってくれた。しかし、澤田の今の状況を聞き、澤田は自分で子猫を探して最初から飼った方がイイと思うと話し、ナナは悟と一緒に、また旅に出る。

 

 

次に、中学の頃の友人に電話をすると、ナナを預かろうと思っていたが、ちょうど子猫を拾ってしまって飼ってあげられないと言われ、今度は、高校の同級生・杉の所へ向かう。杉は幼馴染の千佳子と結婚し、二人で動物も一緒に泊まれるペンションを営んでいた。悟は千佳子とも友人であり、今度は上手く行くかと思い、訪ねるのだが、杉の家の犬と折り合いが悪く、やはり飼ってもらうのは諦めることにしてしまう。

 

悟は、ナナを誰かに引き取ってもらう事を諦め、一緒に九州の叔母の家に向かう事となる。叔母は、わざわざ一軒家を用意してくれて、ナナも一緒に住めるようにしてくれた。ナナは、これで悟とずっと一緒に居られると思うのだが、実は、悟には秘密があり・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

この映画、もう、私、涙を抑えようとしたのですが、どうしようもなく、大泣きしてしまいました。観る前に原作を読んでいたので、内容を知っているにも関わらず、もう、大泣きで、辛かった・・・。この原作は、とても良い小説で、映画化の話が出る前に購入して、読んでいたんです。原作でも泣けたのですが、これ、実写映画にしちゃダメだよ。もう、本当に良いんだもん。文字じゃなくて、実際に悟とナナが目の前で動いていると、もう、耐えられず、号泣してしまいました。本当に良かったなぁ。

 

映画の内容については、これ以上は書けません。ネタバレしちゃ、感動が薄れるので、必死でネタバレしないように頑張ります。それくらい、良い映画でした。私なんて、何度も泣きましたよ。あ、最初の泣いた場所は書いても良いかな。それは、既にあらすじに書いてあるのですが、小学校の時の修学旅行中に、悟の両親が交通事故で亡くなるんです。

 

 

友達とは別れて一人で家に帰り、両親のお葬式で必死で頑張っていて、悟は全く泣かないんです。そこへ、お友達の澤田くんがやって来て、悟が修学旅行でお母さんにお土産に買うと言っていた”ようじやのあぶらとり紙”を届けるんです。そこで、やっと悟が泣けるんですね。その場面で、もう、私、大泣きでした。小学生の男の子が一人で両親のお葬式に座っていて、あまりの突然の事に現実に理解が追い付いていなかったのだと思うんです。そこへ、お母さんへのお土産と言っていたものを渡されて、現実を理解した瞬間に悟が泣きだすんです。これ、子供だったら、こうなるだろうと本当に思いました。子供の脳では両親が死んだことなんて、理解出来ていないんですよ。それが、あまりにも不憫で辛くなりました。可哀想で、抱きしめてあげたくなりました。

 

その後も、色々な事が起こり、何度も泣かされるのですが、それでも、とても幸せな映画なんです。何があっても、ナナという猫が一緒にいて、ナナが彼の心を救っているんです。良い相棒という感じですね。

 

 

ああー、ネタバレ出来ないから、感想が難しいけど、あのね、この”旅猫リポート”という題名なのですが、この旅猫の猫は、ナナの事も指していると思いますが、悟本人の事も指していると思うんです。悟も、実は野良猫のようなもので、同じ様に両親に可愛がられ、新しい飼い主とは言わないけど、色々な人と出会って、沢山の人生を旅して行くという事だと思うんです。その旅の先に何があるのか、感動が待っています。

 

ナナの声を高畑さんが当てているのですが、最初は、ちょっと慣れなかったけど、見ている内に、段々と慣れてきて、もう途中からはナナの声として認識していました。また、このナナという猫が可愛いんですよ。白黒のブチなんだけど、毛がワイヤーで、凄く尻尾を振る子なんです。驚くほど尻尾を振るので、良く感情を表しているなぁと驚きました。本当に可愛い猫ちゃんです。このワイヤーの猫、珍しいですね。

 

 

悟役の福士さん、ちょっとボソボソ喋っていて、あれ、演技こんなだっけと思いましたが、それが段々と良くなってきて、上手いというのでは無いけど、何となく、この年齢の青年としては、こんな雰囲気が良いのかなと思いました。こういう役も良いですね。私は好きでした。

 

そして、彼を見守る叔母役に竹内さんだったのですが、やっぱり上手いなぁ。凄く甥を思っているんだけど、とっても不器用な女性という感じで、とても良かったです。素敵でした。

 

 

ああー、この映画、何度でも観たい!また観たい!すんごく感動してしまいました。私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。もう、動物ものはダメでしょ~!どんなに我慢をしても大泣きしてしまいます。泣かせないでよぉ~!うゎ~ん!思い出すだけでも、感動が蘇っていて、泣けそうになります。これ、猫のナナもナナの撮影の仕方も上手かったんだろうなぁ。こんなにも感情移入出来るなんて、あまり無いですよ。ぜひぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。

 

 

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