「DTC 湯けむり純情篇 from HiGH&LOW」ほのぼのしたコメディ映画でちょっとひと息。

「DTC 湯けむり純情篇 from HiGH&LOW」を観てきました。

ストーリーは、

山王連合会のダン、テッツ、チハル＝DTCの3人は行き先も決めずにバイクで旅に出た。旅先の旅館で出会った若女将マリは夫と死別し、ひとり娘のメグミを育てながら、旅館を切り盛りしていた。そんなマリにチハルは恋心を抱くが、マリは番頭の宮崎と互いに惹かれあっていることを知る。しかし、娘を気遣うあまり、なかなか再婚に踏み切れない2人を助けるため、仲間やかつてのライバルたちに協力を仰ぎ、3人はある作戦を実行することとなるが・・・。

というお話です。

SWORD地区のカジノ構想絡みの闘いが終り、街は安定していた。皆、それぞれの仕事に戻り、山王連合会のダン、テッツ、チハルも、これからの事を考えていたのだが、テッツの実家のお風呂屋は閉店するようだし、ダンとチハルもバイトにちょっと飽き飽きしていた。そんな時、バイクでちょっと旅行でもという話になり、３人は、旅先を決めずに青春を求めて旅立ちます。

観光をしながら順調に旅を進めて行くと、とうとう途中でガソリンを入れるお金さえ無くなってしまいます。バイクにガソリンが入れられなければ旅は出来ないということで、ガソリンスタンドにバイクを置かせて貰い、その近くの温泉街でバイトをしてお金を稼ぐことに。何とか旅館に住み込みのバイトを見つけた３人は、慣れないながらも、掃除、洗濯、調理場など、それぞれに働き始める。

チハルは、その旅館の女将に恋してしまい舞い上がるが、女将・マリは、番頭の宮崎と恋仲らしい。ムッとして、ライバル心剥き出しにして宮崎にマリさんと結婚する気があるのかと聞くと、マリの一人娘・メグミが納得しない内は無理だと言う。

メグミは、ダンと仲良くなり、悩みを話し始める。お母さんが宮崎と結婚すると宮崎がお父さんとになるから、本当のお父さんを忘れなくちゃいけないと思っているようで、お父さんを忘れられないメグミは悩んでいたのだ。決して、結婚を拒否している訳では無いようだった。

３人は、宮崎の気持ち、マリの気持ち、メグミの気持ちを合わせて、どうしてあげるのが一番良いのかを考え始める。そんな時、何故か、旅館の客として、ホワイトラスカルズの次世代メンバーが現れ、その上、旅館のイベントとして縦笛兄弟が呼ばれている事を知る。そして温泉街に射的場を開いている達磨ベイビーズにも出会ってしまう。これ、何か出来るんじゃねーかって事で、宮崎のプロポーズ大作戦を仕組もうと動き始める。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

何か、あんまり乗り気じゃなかったのですが、つい、観てしまいました。HIGH & LOW　の時の中心メンバーは、ほとんど出て来ず、それこそ次世代の人達だけで回す、スピンオフです。

うーん、これ、面白いといえば面白いけど、一昔前のコメディ映画みたいな感じかなぁ。温泉街でパーティ開くって、うん、まぁ、イイけどね。良くある、決まりきった進み方で、綺麗に起承転結で、ハッピーエンドという展開でした。だから、安心して観ていられる感じなんですけどね。でも、やっぱり、少し物足りない感がありました。だって、HIGH & LOWの時は、凄く激しかったでしょ。動きも大きいし、展開も早いし、誰が勝つのかって、もちろん、主役が勝つだろうけど、でも、もしかしたら開発されちゃうのかなぁなんて思ったから、結構面白かったんだけど、今回は、本当にほのぼのしていて、気が抜けました。

で、私、あまりEXILE関係の人達を知らないので、前回の主役級の方々は顔が分るんだけど、今回の主役の、ダン、テッツ、チハル、という３人の男子、イマイチ、ダメでしたねぇ。B級感と言いますか、カッコいい姿を見ていないので、良い子たちだなぁとは思うけど、それ以上の感情が動かず、共感出来なくて、観ていて、途中で辛くなりました。

この映画で、唯一、カッコ良いなぁと思ったのは、駿河太郎さん。演劇の舞台で観た時に、カッコ良いなぁと思っていたのですが、今回、歌もダンスいていて、ちょっとすごなぁと思いました。あの歌、吹替だったのかしら。凄く上手かったのよ。この人、こんな事も出来るんだと思って、ビックリしました。素晴らしい俳優さんです。

そう言えばラストで、次のスピンオフ企画の話が予告で出ていました。鬼邪高校と、新しい地区のギャング的な人達との抗争みたいでしたが、どうなのかな。新作は、また闘うみたいだから、ちょっと楽しみです。それに村山＝山田くんが出てくれるのかな。