「トゥームレイダー ファースト・ミッション」を観てきました。
ストーリーは、
資産家で冒険家の父が残したミッションとして、世界を破滅に導く幻の秘宝を封印することになったトレジャーハンターのララ・クロフトは、次々と降りかかる危険な罠をかいくぐり、誰よりも早くその秘宝のもとへたどり着くため奮闘する。
というお話です。
巨大グループ企業を経営するクロフト家。ララ・クロフトは、一族の娘として生まれた。父親・リチャード・クロフトは、経営者の面を持ちながら、隠れて冒険家として活動しており、7年前に何処かへ行ったっきり行方不明になっていた。
ララは、実家から離れ、大学にもいかずにフリーターとして一人で生活をしていたが、父親が居なくなって既に7年、会社を任している秘書のソフィーから連絡があり、相続手続きをして欲しいと言われていた。しかし、手続きをすると言う事は、父親の死を認める事となり、父親は生きていると信じているララには辛い事だった。
このまま会社を放置すると、全てが切り売りされてしまうと言われ、仕方なく、相続手続きに向かうララ。その場所で、相続品として日本のからくり箱を渡され、その中に不思議なカギと暗号を見つけます。サインをそっちのけで、その暗号を解きに出て行くララ。そして、一族の墓の場所に行き、鍵で開けてみると、そこには、父親が残したビデオと、ある遺言が残っていた。
リチャードは、日本の卑弥呼という女王を追っており、女王が日本のある場所に封印されたらしいことを突き止める。リチャードは、卑弥呼の封印された場所を見つけ、行き着く為の暗号を解いていたが、その巨大な力は世界を滅ぼすと言うことが解ってくる。その力をトリニティという組織が追っており、リチャードは世界を守るために、自分が調べた全てを破棄するようにララに託したのだ。
ララは、リチャードが残した資料を破棄せず、資料を基に、リチャードが向かったとされる日本の島を目指すことにする。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
うーん、申し訳ないっ!私は、前のアンジェリーナ・ジョリー版のトゥーム・レイダーの方が面白かったと思います。アリシア・ヴィキャンデルさんは美しいのですが、アクションをする強い女のイメージが少ないんですよ。確かに、最初の頃のゲーム版ララは、このイメージで、お父さんと一緒に冒険に出て、色々な訓練をするのですが、動いた感じが合わなかったなぁ。
確かに、前のトゥーム・レイダーよりも女の子で人間的なララだったと思いますが、このララ、人間的じゃなくてイイんです。カッコ良ければ、まるでサイボーグの様でも良いんです。でね、ハッキリ言うけど、財閥の娘というオーラが無いんです。クロフト社は巨大企業なので、それを相続するだけの教育は受けてきているハズなんですよ。だけど、そこら辺の小娘と変わらない。あまりにもドン臭くて、イライラしました。可愛いのは良いけど、オーラはまとって貰わないと、最初のゲームの設定とかけ離れてしまいます。
ストーリーも、モタついていました。日本の卑弥呼がある秘密を持って封印されているという事なのですが、日本の島に行くのに、香港に行って船を調達して向かうんですよ。それ領海侵犯だから。で、イケメンの男ルー・レンと一緒に行くのですが、彼の活躍の場はほとんど無く、アクションをしているのはララ一人。そりゃ、飽きますよ。
謎も大した謎では無く、普通の人でも簡単に解けるよねぇって言いたくなるようなもので、ハッキリ言おう、”卑弥呼をバカにしてんのかぁ!”という感じでした。
これね、どう考えても、ララが最初に遺言通り、リチャードの遺品を焼いておけば、卑弥呼の謎も危なくなることは無かったし、世界が滅亡に向かう事も無かったんです。ララが無駄な事をして、世界を危機に陥れたということだけ。「テメェのケツはテメェで拭けよ」って事で、自分で解決したって事かな。迷惑この上ない女性でした。
私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなぁくらいですかね。本当の所、こちらじゃなくて、古いトゥーム・レイダーをお薦めしたいが、まぁ、折角作ったし、アリシアさんはキレイだから、それを見るだけでも良いでしょう。でも、ハッキリ言って、内容が無いので、時間潰しにしかならない映画です。まぁ、話題作だし、とりあえず、抑えてみたらどうでしょうくらいの勢いで観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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