「リメンバー・ミー」それまでの決まりを打ち破り新しい道を探す事も大切な事なんだと教えてくれます。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「リメンバー・ミー」を観てきました。

 

ストーリーは、

天才的なギターの才能を持つ少年ミゲルはミュージシャンを夢見ているが、過去の悲しい出来事が原因で、彼の一族には音楽禁止の掟が定められていた。ある日ミゲルは、憧れの伝説的ミュージシャン、デラクルスの霊廟に飾られていたギターを手にしたことをきっかけに、まるでテーマパークのように楽しく美しい「死者の国」へと迷いこんでしまう。ミゲルはそこで出会った陽気で孤独なガイコツのヘクターに協力してもらい、元の世界へ戻る方法を探るが・・・。

というお話です。

 

 

ギターの才能を持つ少年ミゲルは、ミュージシャンを夢見ているが、彼の一族は音楽禁止の掟があった。何とか許して欲しいと思うのだが、両親も祖母も決して許してはくれない。仕方なく、コッソリ一人で伝説のミュージシャン・デラクルスの霊廟に行き、そこに飾られていたギターを手に取ってしまう。すると、死者への贈り物を盗んだと言う事で「死者の国」へと迷い込んでしまう。

 

美しいが、ガイコツばかりが歩いている国で、偶然、自分の死んでしまった一族に出会ったミゲル。音楽を禁止したきっかけとなったひいひいお婆ちゃんのイメルダに会い、現実に戻してもらう為に許しを貰おうとするのだが、許しを貰う条件に音楽をしない事と約束させられてしまい、戻ろうとしても、音楽を捨てられない為に、また死者の国に戻って来てしまう。

 

 

どうしても音楽がやりたいミゲルは、音楽を禁止したきっかけとなったイメルダの夫でありひいひいお爺ちゃんを探し、彼の許しを貰う為、死者の国を巡り始める。そんな時、家族に忘れられて消えてしまいそうなヘクターに出会い、彼が一緒にひいひいお爺ちゃんを探してくれると言う。ヘクターと一緒に探し始めるも、手がかりも無く、困難な事に・・・。そして、衝撃的な事実が判ってくる。

というお話です。

 

何だか、とっても良い映画でした。最後、やっぱり泣けてしまいました。家族に会いたくなるというか、家族を大切にしたいなって思える映画でした。家族は、離れていても凄く思い合っているんだってことを描いていて、心が温かくなりました。

 

 

ミゲルは、本当に普通の男の子なんです。ただ、音楽がやりたいだけ。だけど音楽はやらせて貰えないから、辛いんです。何か理由があるから禁止されていると言う事は理解しているんだけど、でも、どうしてもやりたいの。そんな彼の情熱が、死者の国に魂を繋げたのかも知れませんね。そして、色々な行き違いがあった部分を、全部、元に戻す事が出来たのだと思いました。

 

きっと、これからは、一族で音楽を楽しみ、仲良く暮らしていけるのでしょうね。うんうん、良かったよぉ。本当に最後、泣けました。亡くなった人達は、もう近くに居ないけど、ちゃんとお盆とかに帰ってきているんです。そして、私たちを見守っていてくれるんですよ。だから、ちゃんとお墓参りしないとね。そんな事を思いました。

 

 

凄く素直な、というか、ストレートなお話なので、とっても感動するんだけど、感想が良かったという以外に出てこないのよねぇ。細かく書いて行くとネタバレになっちゃうし、困っちゃう。この映画、この部分が良かったとか書き始めたら、必ずネタバレになっちゃうんですよ。それくらい、ネタバレ部分が重要だし、良いんです。だから、観て貰わないとなんともなぁ。

 

 

映像は、とってもカラフルで美しかったですよ。メキシコという太陽が降り注ぐ地域が舞台ということで、こんなにカラフルな色を使ったのかな。私、子供が観る映画は、色を沢山使ってくれる方が良いと思うんです。子供の頃に、沢山の色に触れて、そこから自分の好きな色を選んで欲しいでしょ。親がカッコつけさせてモノクロのものばかり持たせたり、原色ばかりに触れさせていると、感覚が鈍くなってしまいます。たくさんの色々な色を見て、自分でより分けて行かなければ、微妙なトーンの違いとか、彩度、明度は理解出来ないと思うんです。だから、この映画みたいな映画はとっても良いと思いました。

 

ダンテっていうヘアレスドッグが出てくるんだけど、ちょっと面白いんです。大好きになりました。死者の国にも一緒に行くんだけど、何故か、変身したり、お友達が出来たりして、本当に面白いんです。もしかしたら、動物って、どちらの国にも行き来が出来るのかも知れませんね。知らないのは人間だけなのかも。

 

 

そうそう、エンディングの最後の方に、これまでディズニとピクサーを支えてきた方々の写真が映し出されます。これは、ちょっとジーンと来ました。既に、お話のエンドでも泣いていたのに、今まで、色々な方々に支えられてきて、これからも前進して行きますっていう決意のようなものが感じられて、そうだよなぁと思いました。今まで築き上げたものがあるけど、その伝統を受け継ぐだけでは無く、このリメンバー・ミーみたいに、タブーだったものも受け入れる勇気を持ち、それでいて進化して良いモノにしていくという事を言っているのかなと思いました。これ、誰にでも言える事ですよね。今まで出来ないと思っていてもチャレンジする事も必要だし、前に進んで行かなければいけないと言う事を、みんなに訴えているのかなと思いました。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。凄く良かったです。親子でも楽しめるし、友人でも、恋人でも、家族でも、一人でも、何度観ても感動出来る作品だと思いました。これ、出来れば、字幕で観たかったなぁ。字幕でやっている映画館を探して行かなくちゃ。空海も字幕で観ようと思っているから、その時と合わせて、これも字幕版を探して観てみよっと。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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