「ラーメン食いてぇ!」ラーメンが食べたくなる作品でした。努力って素晴らしい! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ラーメン食いてぇ!」の試写会に連れて行って貰いました。

 

ストーリーは、

新疆ウイグル自治区でのテレビ取材中に事故に遭い、遭難した料理評論家・赤星。キルギスの高原で倒れ伏した赤星が死を覚悟した瞬間に思わず絶叫したのが「清蘭のラーメン食いてえ!!」のひと言だった。その頃、ベストパートナーだった妻を亡くした清蘭店主の紅はラーメン屋をたたむ決意をしていた。紅の孫で女子高生の茉莉絵は心ない同級生の噂がもとで自殺を考えていた。一杯のラーメンの不思議な縁によって、結びつけられた3人が生きる力を取り戻していく。

というお話です。

 

 

ウイグル自治区でテレビの取材中に事故に遭い、遭難した料理評論家の赤星。荒野を歩いていると夜空に輝く満点の星空、そこで「清蘭のラーメン食いてぇ!」と叫び、ラーメンを食べるまでは死ねないと思い、必死で助けを求めて歩きます。すると、遊牧民に出会い、時間はかかるけど、一緒に移動すれば必ず帰れますと言われて、一緒に行動する事になります。

 

一方、ラーメン屋の”清蘭”は、女将を亡くし、店主の”紅”一人でラーメンを作っていましたが、以前と同じ味を維持する事が出来ず、ラーメン屋をたたもうと考えていました。そんな時、孫娘の茉莉絵は、親友のコジマの裏切りに合い、学校で虐めにあるようになり、引き籠り、自殺をしてしまいます。

 

 

回復した茉莉絵は学校を移り、生活を始めますが、何に対しても意欲が無くなってしまいます。そんな時、清蘭のラーメンを思い出し、自分がラーメンを作りたいと思い、祖父に「ラーメンを教えて!」と伝えます。紅は、茉莉絵が真剣なことを知り、ラーメン作りを教え始めます。しかし、ラーメンを作るには一人では難しいのと、ある特性を持った人物が必要だと言うんです。茉莉絵は、自分と一緒にやってくれるパートナーを見つける為に、ラーメン作りを習いながら、自分の周りを探し始め・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

これは、「ラーメン食いてぇ!」という原作漫画を元に作られた映画です。この漫画は、ネット公開されていて、誰でも読めるのかな?私は読んでいませんが、探してみて下さい。原作者の方は、自分のお爺さんがラーメン屋だったらしく、そのお話を元に、この漫画を描いたそうです。

 

ラーメンに懸ける思いが描かれていて、ちょっと感動作でした。本当にラーメンが食べたくなってしまいました。このラーメンって、サッパリ系っぽかったかな。私、こういう王道なラーメンが好きなんです。流行の油がごってりというのは、食べられないんですよ。でも、この清蘭のラーメンは、スープが澄んでいて、さっぱりしてそうで、美味しそうなんです。

 

 

女子高生がラーメンを作るという作品なのですが、どーも、美味しいラーメンを、そんな若い子が作れる訳がないという気持ちになっちゃって、ええーっ?と思いましたが、観ていたら、一生懸命に作っている姿が描かれていて、まぁ、映画だし、原作は漫画だから、こんな事もアリなのかなと思いました。偉そうに”平ザルが良い”とか話しているのを聞いていると、笑っちゃうんです。生意気だなぁって。でも、努力している姿は、気持ち良かったです。

 

 

そんなラーメン屋を目指して、料理評論家の赤星がウイグル自治区から戻ってくるというのが、何とも奇妙で面白かったです。あり得ないと思ったけど、演じているのが片桐仁さんなので、上手いんです。彼があってこその、この赤星役だったと思いました。超イケメンとかだと嫌味に見えちゃうけど、片桐さんだと、演技が上手くて、普通に評論家としていそうなんですもん。

 

こんな色々な人々をまとめ上げているのが、石橋さんです。やっぱりこういう大御所がいると、画面が締まりますよね。なんか、安心して観ていられます。彼が教えているなら大丈夫かなとか、つい思ってしまいますもん。人の心理なんて、簡単なんですよね。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。ラーメン好きな方には、本当にお薦めですが、頑張っている姿を見て、元気になりたい方にもお薦めかな。良いと思いました。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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