「スリープレス・ナイト」を観てきました。
ストーリーは、
ラスベガス警察のヴィンセントは相棒と共謀し、マフィアでカジノ王のルビーノから25キロものコカイン強奪。しかし、内定捜査を進めていた内部調査官のブライアント、さらにルビーノとの取引を予定していた麻薬組織の冷酷なボス、ノヴァクからもヴィンセントはマークされてしまう。ノヴァクから麻薬の行方を問い詰められたルビーノによって息子を誘拐されてしまったヴィンセントは、マフィア、麻薬組織、警察内部調査官たちに包囲される中、息子を取り返すために単身カジノへ乗り込んでいく。
というお話です。
ラスベガス警察のヴィンセントは相棒と一緒に、マフィアのルビーノから25キロのコカインを強奪しようとする。相棒は簡単な仕事だと話していたのだが、現場に行ってみると、武装した奴らが守っており、銃撃戦になってしまう。そしてマフィアを2人殺して、コカインの強奪に成功する。
翌日、警察の顔をして現場に赴き、証拠を隠滅しようとすると、内務調査官のジェンが現場で目を光らせていた。マフィアを殺したのが警察関係者の銃だという事が知れてしまい、マズい状況に立たされてしまう。その上、息子を連れて車で走っている所を謎の男たちに襲撃され、脇腹を刺されて、息子を誘拐されてしまう。謎の男たちのボスは、先日盗んだコカインの持ち主のカジノ王・ルビーノ。ヴィンセントにコカインを返せば息子を返してやると脅されてしまう。
相棒からコカインを受け取り、息子を助けるためにルビーノの所に向かうヴィンセントだったが、カジノでジェンに見つかってしまい、コカインを盗まれてしまう。このままでは息子が殺されてしまうので、偽のコカインで何とか息子を取り返すのだが、偽物だという事がバレてしまい、又も息子を誘拐されてしまう。
一方、ジェンは内務捜査で、ヴィンセントがマフィアと繋がっている事を疑い、彼を執拗に追い詰めていく。ヴィンセントはマフィアからも、警察からも追われることとなり、その上、警察内部にはマフィアの手下となっている警官も居る。誰を信用して良いのか判らない中、息子を助けようと、カジノの裏側を走り回り・・・。後は、映画を観てくださいね。
この映画、面白かったぁ~。実は、この映画、2012年にフランス映画祭で上映した「スリープレス・ナイト」のハリウッドリメイクだったのですが、全然気が付かずに、観てしまいました。後から、自分が書いた感想記事を見て、おおっ~!と思い出して、あれ、面白かったよなぁと思い出しました。あちらはフランス人が主演で、ちょっとノワール的な映画でした。今回も、その雰囲気は持ち続けていますが、もっとアメリカンになっていて、黒人のシャープなアクションがとても楽しめました。
やっぱり、運動能力の高い方たちが演じると、本当に面白いんですよね。もちろん、演技も上手いのですが、とにかく激しいアクションから目が離せなくて、最初から最後まで、ハラハラドキドキでした。最後の最後まで、息が付けません。
やっぱ、ジェイミー・フォックス、カッコええ~!!マジでこんなお父さんがいたら、一緒に戦いたいと思います。息子も頑張ってました。最後の方は、妻まで頑張ってたよ。うん、家族で頑張るのも良いけど、私は、妻が来た時は、”アンタ、足手まといだよぉ~”って思っちゃったけどね。ま、結果オーライっつーことで、良かったです。
脚本が良く出来ていて、コカイン強奪事件から横にズレないんです。警察内部の汚職とか、内務調査などの話も出ては来るのですが、そちらに振られる事は無く、ちゃんとコカイン強奪事件を片付けることが中心となっており、それに付け添えくらいで内部汚職が付いてくるから、全然、イヤじゃないんです。もちろん警察の内部情報を漏らしている奴らは血祭になりますが、そんなちょっとの警官を処分したくらいで何も変わらないんだけどっていうブラック部分も描かれていて、本当に上手いなぁと思いました。
この映画、私は、超!お薦めしたいと思います。フランス版もおお薦めですが、ハリウッド版だと、万人が楽しめるんじゃないかしら。そして観た後にスカッとすると思います。この爽快感はハリウッド版が勝っていると思うなぁ。これならカップルでも楽しめると思いますよ。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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