「ゴーギャン タヒチ、楽園への旅」ゴーギャンの最初のタヒチへの旅を描いています。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「ゴーギャン タヒチ、楽園への旅」を観てきました。

 

ストーリーは、

パリで株式仲買人として働きながら、趣味で絵を描きはじめたゴーギャン。しかし1882年にパリの株式市場が大暴落すると、それまでの裕福な生活は一変。ゴーギャンは絵画を本業にしようと考えるが生活は困窮し、妻や子どもたちと別れることになってしまう。わずかな資金を手にタヒチへ渡ったゴーギャンはすっかりその地に魅了され、現地の美女テフラと結婚する。ところが資金が底をつくと再び極貧生活に陥り、テフラの愛情も離れていってしまう。

というお話です。

 

 

パリで裕福な生活を送っていたゴーギャン。株式仲買人として成功していて、趣味で絵を描いていた。しかし、1882年にパリの株式市場が大暴落し、それまでの裕福な生活を送れなくなってしまう。他の仕事といっても見つからないので、絵を描くことを本業にしようとするが、生活はドンドン悪くなり、妻や子供も養えなくなってしまう。

 

南国のタヒチへ渡り、絵を売って生活すれば物価は安いし、きっと上手く行くと思ったゴーギャンは、家族と一緒にタヒチに行こうと計画をし始めるが、妻や子供はタヒチへの移住を拒否し、仕方なくゴーギャンは一人でタヒチへ渡る事になる。

 

 

単身、タヒチへ渡り、暫くはお金が続き、絵を描いて暮らし、現地の気に入った女性・テフラと暮すようになる。そして現地の女性・テフラと結婚(現地妻として)するのだが、彼女には、以前から付き合っていた男性が居た。

 

ゴーギャンにお金がある内は良かったが、段々と貧しくなり、ゴーギャンは日雇い労働をしてお金を稼ぐしかなくなってしまう。貧しい生活の中で、テフラの心はゴーギャンから離れて行き、以前に好きだった男性に傾いて行く。ゴーギャンは何とか彼女を引き留めようとするが・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

ゴーギャンが画家として成功する前のお話です。なので、結構、辛い内容でした。だって、いつまでもお金がない、お金がないが続いて、汚くなって行くんですもん。ゴーギャン役をヴァンサン・カッセルが演じているので、汚いと言っても、それ程、汚くは見えないんだけどね。

 

 

家族が居るのに、何もかも捨ててタヒチへ行けば何とか成るみたいな考え方の男って、やっぱりイヤだなぁ。画家として成功していたならまだしも、まだ駆け出しというところで、その行動は自滅行為だよなぁと思いました。確かに、ヨーロッパの画家って、生きている内に成功する人って、ほとんど居なかった訳だけど、それって、俗に言うアートディーラーって人達の陰謀でしょ。だって、生きている内に売らしちゃったら、どんどん、他のディーラーにも目を付けられちゃうから、ある程度描かせて、安く買い叩いて、死んでから大っぴらに出すと、数が限られているし、高値が付くもんね。

 

 

ゴーギャンは、それなりには売れていたようだけど、でも、それ程、裕福な生活は出来ていなかったようですね。最後の方で、優雅な老後は送れたようだけど。それにしても、この映画では描かれていなかったけど、南国で生活をする度に現地妻をもって、どの女性も14歳くらいだったみたいで、おいおい、それ犯罪でしょって感じなんですよね。さすがに、映画では描かれていなかったけど、やっぱり有名画家って、ちょっと変わっているのかしら。

 

タヒチの映像は、とても美しく、色が鮮やかで良かったです。あの色が、ゴーギャンの絵画にも描かれているんですね。絵と映像がリンクするように映画に描かれており、ステキでした。

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしようかなと思います。私は、そんなに感動はしなかったし、ふぅんって感じだったんです。あまりストーリー的に面白い話では無いので、ただ、ゴーギャンって、タヒチではこんな暮らしをしたんだねーって感じの映画です。画家の歴史を知るには良いかも知れませんが、映画として観るには、ちょっと物足りないかな。ゴーギャンの絵画が気になる方は、観るべきだと思いました。ぜひ、観てみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

ゴーギャン タヒチ、楽園への旅|映画情報のぴあ映画生活

 

ゴーギャン [DVD] ゴーギャン [DVD]
2,940円
Amazon