舞台「秘密の花園」を観てきました。
ストーリーは、
日暮里にある古びたアパートの一室。
この部屋に暮らすのはキャバレーホステス”いちよ”とポン引きの夫、大貫。この二人のところに、店の客であったアキヨシが、もう二年もの間、毎月自分の給料を何の見返りも求めずに届けている。
そんな昭義にいちよは、よく「生まれる前の港で、契りを交わした」というメルヘン話を語り聞かせていた。ある日、アキヨシはいちよに実は自分には縁談話があり、関西に転勤しなければならないと切り出す。
憤慨するも「お幸せにね」と明るく振る舞い、その場をはなれたいちよであったが、その後、共同トイレでアキヨシが見たものは首を吊った、いちよの姿だった。
その時、動揺するアキヨシの前にいちよと瓜二つのアキヨシの姉”もろは”が現れる。いちよとアキヨシ、もろはの三者三様の思いが絡み合い、新たな物語が紡ぎ出されていく・・・。
というお話です。
この舞台、最高に面白かったなぁ。辻褄が合わないことが沢山あるのに、全然、気にならなくて、それが、回り回って元に戻ってきているような、そんな気がする内容なんです。説明出来ないんだけど、心地良いんですよ。雰囲気が”つげ義春”の世界なんです。そこが、超嬉しくて楽しいの。やっぱ、唐さん、天才だわぁ~。
そんな世界観の中に、柄本佑さん、寺島しのぶさん、田口トモロヲさん、池田鉄洋さんが、目一杯泳ぎまくっていて、観ているこちらは超幸せでした。なんたってA列だったので、水しぶきを受けまくり、きゃーきゃー言いながら楽しませて頂きました。
もう、これこそ、感想の書きようがありません。面白いとしか言えないんですもん。この内容を解説するなんて、そんな無粋な事は出来ません。この舞台は、生を観て、大笑いして、切なくなって、悲しくなって、元気になって、そして、本当に舞台って面白いなぁとため息をつく、そんな舞台でした。上手い役者さんが集まると、こんなにも楽しくて、もっと観ていたくなるもんなんですよねぇ。
それにしても、田口さん、アドリブ出し過ぎ~!(笑)柄本さん、困っていたし、寺島さんも笑っちゃってましたよ。うん、楽しかった。こんな舞台、また観たいです。
この舞台は、既に終わってしまったのですが、もし、このメンツで、こんな内容のものがあったら、ぜひ、観るべきだと思います。超!超!お薦め舞台です。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
秘密の花園 http://www.geigeki.jp/performance/theater153/
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