「ザ・リング リバース」を観てきました。
ストーリーは、
「見た者は必ず7日後に死ぬ」と言われる呪いのビデオを見てしまったジュリアは、呪いの連鎖を断ち切るため、恋人のホルトとともに呪いのビデオの謎を解き明かそうとする。やがて、ひとりの少女の存在にたどり着いたジュリアだったが、その少女との出会いが更なる恐怖の幕開けとなる。
というお話です。
呪いのビデオの恐怖は今だ収まっておらず、ある研究者・ガブリエルが協力者を募って、ビデオを見せて、その影響を探っていた。ジュリアの恋人であるホルトも、その協力者となりビデオを観てしまい、死から逃れる為に誰か他の人間にビデオを見せなくてはいけなくなる。ガブリエルが次に繋げる人間を見つけてくれることが条件だったが、5日過ぎてもまだ見つからない。ホルトは、ジュリアに影響が出るといけないと思い、彼女から離れるが、ジュリアはホルトの元へ行き、自分がビデオを観る事にする。
呪いはジュリアに引き継がれたが、何故か、ジュリアが観た後、ビデオが変わって来ていた。データ量が増えているのだ。いくつかの場面が増えており、その日から、ジュリアの意識の中に幻覚が現れるようになる。教会の映像や、鳥、蝉など、今までには観た事のない映像だった。
ビデオの発端である少女・サマラとエブリンの資料を探し、調査を始めるジュリアとホルト。ジュリアが観た教会や墓地の映像と同じものが、サマラが居たとされる町にある事が分かり、その町を訪ねて行く。そして、教会を探すと、既に教会ではなく、今はホールのように使われていた。そして幻覚で見た墓地を暴こうとすると・・・。後は、映画を観て下さいね。
うーん、ハッキリ言おう。酷かった。金を返して欲しかった。これ、日本では上映したけど、海外では公開する打ち切りだったんじゃないかなぁ。だって、話的には、最初のリングをなぞっているだけでしょ。で、全然、怖さが無いんです。あの貞子の恐さの1mmも表現出来ていないのよ。貞子=サマラの部分は、マジで怒りを覚えました。ホラー映画を馬鹿にしてんのかっ!
ビデオを観た人間が、7日目で死ぬっていう恐怖なんて、全く表現されていなかったし、確かに、画面から髪の長い女が出てきて見つめられると死ぬということではあったけど、その女が、全然恐く無くて、もう、既に美しい幽霊的になっちゃってるの。
もちろん、サマラも出てくるんだけど、超可愛くて、「ごめんねぇ~、終わらないんだよぉ~」みたいなことを言うのですが、とってもお茶目な感じで、「うんうん、まぁ、仕方ないよね。」って、言ってしまうくらい可愛いんです。もう、ダメでしょ。可愛いサマラ=貞子は要らないよ。
そう思うと、最初の貞子は怖かったなぁ~。あの恐怖は忘れないもん。あの目も恐かったよねぇ。思い出すと、真田さん、松島さん、中谷さん、竹内さんと、リングシリーズは、凄い人が出ているんですよね。やっぱり、日本版を超えるものなんて作れないっすよ。あの恐さは破れないと思う。
という訳で、この映画、全くお薦めが出来ません。だって、全然恐くないんですもん。ホラー映画で恐くないって、致命的でしょ。良い部分も見つけられないもん。これはダメっす。私、どんなに酷いと解かっていても、リングシリーズは欠かさず観る事にしているので、つい、観てしまいましたが、最悪でした。でも気になったら、お金を捨てるつもりで観て下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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