「ガーディアンズ」パクりだけど何だか憎めないヒーローたちを応援してあげてね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「ガーディアンズ」を観てきました。

 

ストーリーは、

冷戦下のソビエト。ある秘密結社の違法な遺伝子操作によって特殊能力を持った兵士を生み出し、超人集団を作る「パトリオット計画」が秘密裏に進行していた。しかし、その名声を独占しようとする組織の科学者クラトフの裏切りにより、研究所は爆破され、超人たちも姿を消す。それから50年後。自身も強力な力を持ち、超人となったクラトフはロシア崩壊を企んでいた。国家存亡の危機を防ぐため、パトリオットはかつての超人たちを見つけ出し、「ガーディアンズ」という名のチームを結成。集められた4人の超人は、失ってしまったアイデンティを取り戻すため、打倒クラトフを決意する。

というお話です。

 

 

冷戦下のソビエト連邦で、秘密プロジェクトが進行していた。遺伝子操作により、特殊能力を持つ兵士を生み出すという実験をしていた化学者クラトフは、実験に失敗し、ライバル科学者に負けて、予算を切られてしまう。研究室が閉鎖されてしまうという時、クラトフは実験を強行し、施設が爆発してしまう。そしてその時に、自分の身体が超人化し、死なずに逃げ延びてしまう。

 

 

それから50年後。研究を重ねたクラトフは、自分を蔑ろにしたロシアを怨み、崩壊させることを企んでいた。自分自身が超人化したクラトフは、その力を使い、電子機器を操作し、AIをも味方につけて、モスクワに人工衛星から攻撃をさせようと、大きなアンテナを移動させて、大掛かりな通信システムを構築しようとしていた。

 

国家危機に際し、ロシア軍のエレーナは、かつて実験で特殊能力を有した超人たちを探し出し、彼らにクラトフの計画を阻止して貰おうとするのだが、彼らもクラトフに作られた超人たちであり、弱点は知り尽くされていた。それでも彼らは、実験で失った過去の記憶などを取り戻す為、クラトフに向かって行く。しかし、そんな彼らが敵う訳もなく、4人とも倒されてしまう。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

いや、もう、さすがロシアって感じのB級いやE級くらいの映画なのですが、それが、あまりにも頑張っているので、許せちゃうんですよ。本当に、観ていて頑張って作っているのが良く解かるんです。これだけ頑張っているなら、どんなにパクりでも、どんなに辻褄が合わなくても、許しちゃいます。うん、良いですよ。良くやったね、また作ってねって言ってあげたい。

 

私、実は、この映画を、「パディントン2」を観た後に観たものですから、もう、豪快な熊が、どうしても愛らしいパディントンに見えてしまい、ドキドキハラハラな場面でも、ついププッと吹き出してしまうほど笑ってしまいました。だって、上半身だけ熊の時は良いけど、興奮してブワッと全身大熊に変身して立ち上がると、まるでパディントンの大型版なんですもん。あれ、帽子を置いてきちゃったの?って聞きたくなっちゃいました。ああー、怖さもへったくれもないわね。マジで笑いました。

 

 

でもね、凄くカッコ良く作ってあるんですよ。熊に変身する男と、岩石を操れる男と、超高速で動ける男と、透明になる女の4人です。どこかで聞いたことあるよね。まぁ、ファンタスティック4と、X-MENと、って感じかな。4人とも、カッコ良くて、イイ身体をしているんですよ。役者さんの名前は聞いたことが無い人ばかりでしたが、イケメンと美女ばかりでした。特に、軍のリーダーであるエレーナ役のバレリア・シュキランドさんは、いかにもロシア人美女と言う感じの、シュッとした美人でした。

 

 

超高速男のハンが、私は一番お気に入りかなぁ。フラッシュと一緒の動きなんだけど、それにプラスして、三日月型の剣を持っていて、それで、ガンガン、敵を倒していくんです。超カッコ良かったよ。一見、忍者的なんですよ。きっと、これ、忍者を意識していたんだろうなぁ。ステキです。熊男も、人間の時はイケメンなんだけど、なんたって、デビルマンやハルクと同じように、変身する時は洋服が全部破けるくせに、元に戻ると、また着ているのよ。つい、さっき破いたよねぇってツッコミたくなったけど、我慢しました。イイのよ、裸体で出てきてくれても。(笑)

 

 

いやぁ、何か、思っていたよりも本当に面白くて、内容的というか、ストーリーなんて、在って無いようなもんで、誰かが書いていたけど、小学生レベルが書いたんじゃないかっていうお話なのですが、まぁ、それはそれでイイんです。笑えたから。そういうもんだと思って観て下さい。まだ、ロシアのヒーロー映画は、そこまで繊細に作られていないんです。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。ダメ映画と判っても、ぜひお薦めしたいと思うのは、ロシアもこんなに頑張ってきているんだぞっていうことを知って欲しい。日本だと、あまりロシアの映画に触れる事は少ないけど、ロシアも映画をプロパガンダとして使うのではなく、娯楽として作り始めていると言う事を理解して、民間同士で近づいて行く必要もあるのかなと思った次第です。出来れば仲良くしたいよね。日本のアニメも喜んでくれているようだし、交流したいっす。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

ガーディアンズ|映画情報のぴあ映画生活