「Z Inc. ゼット・インク」精神の歯止めが効かなくなるウィルスって、結構良いのかもしれない。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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未体験ゾーンの映画たち「Z Inc. ゼット・インク」をみてきました。

 

ストーリーは、

人間のストレスホルモンの濃度を上げて理性と感情のバランスを狂わせる「ID7 ウィルス」が世界中で発生した。感染した者は本能むき出しで欲望のままに行動し、殺人さえためらわない。そんな中、高層ビルにオフィスを構える大手法律事務所の弁護士デレクは、同僚のミスを背負わされ解雇を言い渡されてしまう。彼が荷物をまとめて帰ろうとしていると、ID7 ウィルスが社内で発生。完全封鎖された社内は凶暴化した感染者で溢れかえり、感染したデレクは解雇への不満を爆発させて最上階の社長室を目指す。

というお話です。

 

 

ある会社に入社し、努力を重ねてのし上がってきたデレク。もう少しで重役になれるんじゃないかという所で、上司の女にハメられて、多額の負債の責任を取らされて、解雇されてしまう。社長や重役に、ハメられたことを伝えるが信じて貰えず、会社を出されることに。荷物を持たされ、外に出されるかという時、会社の周りに警察と特殊機動部隊と保健衛生局が現れ、会社内に「ID7 ウィルス」が発生したので、24時間隔離しますと閉鎖されてしまう。

 

 

このウィルスは、人間のストレスホルモンの濃度を上げ、理性と感情のバランスを崩させるものであり、24時間経過してウィルスの効力が無くなるのを待つしか、直す手立てがないというものだった。デレクも、このウィルスを吸い、理性を無くして、自分をハメた上司に復讐をする為に上階へ上がって行こうとする。

 

 

しかし、会社の全ての人間が理性を無くしている為、会社内は、殺し合いとなっており、手ぶらでは動けない様子だった。武器を探していると、朝、デレクを訪ねて来た、この会社に怨みを持つ女性と再会し、意気投合。一緒に、上階に行き、ムカつく上司を殺そうと考える。そして、社長を殺す為には、上階へ行くエレベーターのキーが必要となるので、課長、部長、専務など、段階を経て、一人づつからキーを手に入れて行かなければならない。

 

 

ロールプレイングゲーム状態の会社内を一つづつ上がって行き、最後、社長の部屋に行き着くことが出来るのか。そして24時間以内にそれを終わらせることが出来るのか。後は、映画を観て下さいね。

 

この映画、面白かったぁ~!デレクが中国系の人なんだけど、もう、凄いのよ。最初は良い人そうなんだけど、理性を無くして戦うから、残虐だし、ヤラれても立ち上がるし、アンタはゾンビかいっていうくらい、死ななくて、活躍してくれるんです。でも、凄く強い訳では無いんですよ。弱いんだけど、何とか敵を倒して、先に進んで行くんです。マジでロープレっぽいんです。

 

 

助けてくれるのは、金髪美女で、カッコいいんです。なんたって、ネイルガン片手に敵に迫って行くのはカッコ良かったわ。バスッという音で、釘が敵の頭の横に刺さっているのは、たまらなくカッコ良かった。用途は間違っているけど、許します。普通、女性がそうやって打とうとすると真っ直ぐには飛ばないと言う現実も目を瞑ります。楽しかった。

 

社員を惨殺しながら、上階に上がって行くんだけど、極悪社長も、時間が経つにつれて、酷く残酷になっていくんですよ。もう、会社の社長なんて感じじゃなくなって行くんです。どう見ても、悪の大魔王みたいになっているんですよ。ドラクエやFFじゃないんだけどなぁ~!

 

 

でも、落ち着いて考えると、同じ職場で働いていた人同士で、そんなに殺し合うほど、お互いにストレスになっていたのかしら。そんなにイヤだったなら、会社を辞めれば良かったのに。普通、同じ会社で働いていたら、イヤな奴もいるかも知れないけど、全員が殺したいほどイヤな奴とは思っていないよね。ちょっとビックリしちゃった。もし、私、自分が働いている会社でこんな事になったら、トイレとかに閉じこもって、誰にも殺されないように隠れるけどな。イヤな奴でも、殺したいほどっていう奴は今の所居ないもん。

 

いやぁ、それにしても、この映画、スカッとして気持ち良かったなぁ。残酷で、ちょっとスプラッターが入っていたけど、でも、ここまでやってくれたら、何か、もう、気持ちイイですよ。うん、楽しめました。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。完璧にB級いやC級映画だけど、ここまで楽しめるなら良いと思います。残酷でも、笑えてしまうほどにやっちゃっているので、許せると思いますよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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