”未体験ゾーンの映画たち2018”の「アンダー・ザ・ウォーター」をみてきました。
ストーリーは、
2095年、海面上昇により大陸のほとんどが海に沈み、動植物の多くが絶滅した。真水が貴重品となり人類の滅亡も間近に迫る中、ある女性科学者の研究にわずかな希望が見いだされる。彼女は海水を真水に変える研究を完成させたと言われていたが、その内容を発表しないまま2017年に飛行機事故で他界していた。研究結果を入手するよう政府から密命を受けたファン・ルン大尉は、特殊技術で生み出された自らの分身を過去に送り込むが・・・。
というお話です。
2095年、既に海面上昇で大陸のほとんどが海に沈んでいるという世界。動植物は死滅しており、水も貴重品。人類も死を待つのみという状況になっていた。そんな時代、タイムスリップの技術も発達していたが、過去に人間を送ると未来が変わってしまい大変な事に陥る事が解り、タイムスリップは禁止された。
政府は、何とか人類が生き延びる手立てを見つけようとするが、今できる事はほとんど無く、ただ一つ、過去の2017年に、ある女性科学者が海水を真水に変える研究を完成させていたという事実が出てくる。しかし彼女はそれを発表する前に、飛行機事故で死んでしまっていた。
ファン・ルン大尉は、その女性科学者から研究結果を手に入れるように政府から依頼され、特殊技術で人間の分身QEDAを作り、その分身を2017年にタイムスリップさせる。しかし、分身が過去に行き、女性科学者に接触した直後、通信が出来なくなってしまう。ファン・ルン大尉は、このままでは研究結果が手に入らず、自分の分身も無くしてしまうので、仕方なく、彼自身が過去に赴くことにするが・・・。後は、映画を観て下さいね。
うーん、面白くない訳では無いのですが、矛盾が多過ぎて、どうしても観ながらツッコミを入れてしまうのよねぇ。だって、タイムスリップ出来るなら、失敗したら何度でも行けばいいじゃないですか。それに、わざわざ分身を送る必要ってあるの?自分が最初から行けばいいんじゃないの?
それに、海水から真水にする技術って、既にあったような気がするんだけど、この映画の世界には無いのかしら。だって、気化させて貯めれば良いだけでしょ。熱さえあれば出来るじゃん。海水は沢山あるのだから、水力発電し放題じゃないの?となると、熱には困らないよねぇ。
まぁ、でも、温暖化したら、海面上昇が起きるのは解かるから、こうなってしまうかも知れない事はありますよね。日本も沈んでしまうんだろうなぁ。そうなったら、チベットとかに行かせて貰うしかないのかしら。
いや、何かね、色々な設定があって、自分の分身を失うと、自分自身も危ないらしく、分身を助ける必要があったらしいんです。だから過去に行ったらしいんだけど、この分ける必要ってあるのかなぁと思って。どうせ半分を送っても、失ったら自分もダメな訳でしょ。それなら自分が行った方が早いよね。
百歩譲って、片方が行った後、その片方が取る行動って、自分と同じなんだから分かると思うのですが、見失うっておかしいなぁと思いました。自分ならこうするだろうって最初から解るでしょ。それでも行かせたんだから、自分の責任だよね。
私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなぁと思います。ちょっとツッコミどころは多いけど、温暖化が進んだらこんな世界もあるんだろうなぁと考えさせられるので、面白いと思いました。ちょっと雰囲気が暗めです。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。