「ダンシング・ベートーヴェン」を観てきました。
ドキュメンタリー映画なので、内容は、
「ベジャール、そしてバレエはつづく」のアランチャ・アギーレ監督が、ベジャール・バレエ団と東京バレエ団、世界的指揮者ズービン・メータ率いるイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団が奇跡の共演を果たした東京公演に密着。21世紀のバレエ史上最高傑作と称されたステージが完成するまでの度重なるリハーサル風景をはじめ、ベジャールの後継者ジル・ロマン芸術監督のもとでベジャール・バレエ団が新たな一歩を踏み出す様子、さまざまな文化的背景を持つダンサーたちがそれぞれの思いを抱えながらステージに挑む姿を映し出す。
というお話です。
ベートーヴェンの第九交響曲を、1964年にブリュッセルにて天才振付師モーリス・ベジャールが率いた20世紀バレエ団が演じて、絶賛され、1979年に封印されたそうなんです。その後、ベジャール亡き後、2014年に、東京バレエ団とモーリス・ベジャール・バレエ団」の共同制作として、再演するというプロジェクトを追ったドキュメンタリー映画でした。
私、舞台は良く見るのですが、バレエはほとんど観た事が無くて、大学の課題か何かで観た事があるくらいだったような気がします。今回、映画ですが、バレエに触れてみて、今、日本人も凄いバレエダンサーの方が沢山居るのだなと言う事を初めて知りました。背も高いし、バランスも良くて、本当に美しくて驚きました。西洋人と変わらないんですね。あ、そうそう、バレエというと、何となく寒い地方の方がやっているような気がしていたのですが、南米出身のダンサーとか、色々な方がいて、それも驚きました。今、本当にワールドワイドになっているんですね。
クラシックのコーラスに合わせてダンスをするって、イマイチ、良く分かりませんでしたが、観てみて、あ、そうかって思いました。舞台の横か後ろにコーラスの方々がいらっしゃって、歌ってくれるんですね。オーケストラはボックスの中なので、その真ん中で、バレエを踊ると言う事なんだなと、やっと位置関係が解りました。うん、それなら音楽も良く聞こえるし、舞台も良く見えるかも知れません。
こればかりは、本当に美しいんだなという言葉しか出てきません。ドキュメンタリー映画ですから、公演までの長い間に、ダンサーが変わったりと色々な事がある事も描かれているのですが、やっぱり、最後は、美しいなぁの一言に尽きますね。それ以外に無いです。この映画をどう表現しろと言われても、紆余曲折あるけど、やっぱり最後は美しいとしか言えないんです。ゴメンナサイ。
でも、この映画は、それだけで良いと思います。美しいものを見て、それでため息をついて、それだけで良いと思うんです。そんな映画でした。私は、この映画、お薦めしたいと思います。新春は、美しいものから始めましょう。内容は考えなくて良いと思います。美しさを堪能してきてください。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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