「劇場版 マジンガーZ INFINITY」ノスタルジーに浸りたい中年オタクには嬉しい作品だよね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「劇場版 マジンガーZ INFINITY」の試写会に行ってきました。

 

ストーリーは、

かつてスーパーロボットのマジンガーZを操り、悪の科学者Dr.ヘル率いる地下帝国の野望から人類を救った兜甲児は、あれから10年がたち、いまは祖父や父のように科学者の道を歩み始めていた。そんな折、富士山の地中深くに謎の巨大構造物と生命反応が確認され、時を同じくして機械獣やDr.ヘルが再び姿を現す。

というお話です。

 

 

マジンガーZ、グレートマジンガー、グレンダイザーと3代に渡った、ロボットによる戦争が終り、あれから10年の時間が経ち、地球は平穏を取り戻しつつあった。マジンガーZの操縦者だった兜甲児は、研究者となり海外で研究を続けていたが、光子力研究所に戻って来ていた。ある日、光子力研究所の近くの土中から、マジンガーと同じような顔の巨大構造物が現れる。マジンガーの何倍もあるような大きさで、一体、どこから現れたのか、長く埋もれていたのか、全く分からない。甲児が構造物に近づくと、その中から女の子が吐き出される。直ぐに彼女を連れ帰り保護をすることになる。

 

 

調査をしていると、何処からか機械獣が現れ、攻撃を仕掛けてくる。応戦をしているのだが、機械獣に押され、結局、構造物がある場所を占拠されてしまう。なんとか、巨大構造物を取り返そうと出撃したロボット群だったが、構造物が動き出し、それを操っているのが以前に倒したDr.ヘルとその部下たちであることが判ってくる。

 

そして、その構造物の頭に、行方不明となっていた剣鉄也とグレートマジンガーが囚われているのを見つける。何とか鉄也を助けようと考える甲児だったが、既に博物館に飾られていたマジンガーZは先の攻撃で壊されてしまっており、戦う手立てが無い。甲児は隠してあったマジンガーZを取り出し、そこに巨大構造物から出て来た女の子リサを一緒に搭乗させる。リサは、多次元の他の空間から渡ってきたらしく、構造物のキーとなっているらしい。

 

 

彼女の力を借り、鉄也を助け、そして、地球を守らなければならなくなった甲児は、どうやって戦うのか・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

これ、ストーリーを解説するの大変でした。だって、映画の中では凄く簡単に話を進めて行っちゃうんですけど、内容的には凄い量なんです。巨大マジンガーの謎、Dr.ヘルと部下たちの復活、光子力研究所の行く末、甲児とさやかの恋愛事情、鉄也とジュン夫婦の現在、ボスたちの現在、弓教授が総理大臣になっている事、兜シローの成長、巨大マジンガーとリサの関係、リサが甲児に懐いている訳、などなど、もう、本当に内容が多いんですよ。だけどね、それを一つ一つ説明して行けないから、省きました。ゴメンナサイ。だって、無理でしょ。

 

 

観ながら、アニメの内容を思い出し、帰ってきてからヴィキを読んで、マジンガー関係をほとんど思い出しました。私、こういう記憶力はあるんですよね。人の顔と名前は覚えられないけどね。なので、甲児とさやかが、まだ結ばれてないのかと、ちょっと飽きれました。だって、10年経ったなら、26歳でしょ。それまでチェリーだったってこと!それとも海外で経験済みかしら。とにかく、早いとこ何とかしろよって思っちゃった。だって、鉄也は既に子供作ってるぞぉ~!

 

 

何故、Dr.ヘルが生き返ったのか、実は、良く分かりませんでした。何だったんだろう。多次元空間から移動して来たってことだったのかしら。何だか、もう、とってもご都合主義でした。そうそう、巨大マジンガーは、凄いビームらしきものを出すんだけど、見た感じが、ナウシカで巨神兵にクシャナが”焼き払え”って言った時みたいなアングルなんです。ナウシカを思い出しました。

 

 

そんな訳で、ストーリーは、一応、筋が通っているとは思うのですが、あっちを描いたり、こっちを描いたりしているので、ちょっと私は、頭がグルグルしちゃいました。もっと、マジンガーZを勉強してから観れば良かった。

 

でもね、今、マジンガーZを観ると、あの時代にホバリングをして小型ヘリらしきものを飛ばし、ロボットに合体するって、凄く無いですか。良く考えたよねぇ。今なら当たり前なんだけど、凄いなぁ。武器も凄いですよね。だって、腕とか飛ばしちゃうんだよ。戻ってこなかったらどうするつもりなんだろう。あとね、空を飛ぶために、ジェットエンジンらしきものをつけた羽を作って、合体させるって、これも凄い発想だよなぁ。やっぱり、漫画家の想像力って、凄いものがあると思いました。永井豪先生、凄いです。ま、私は”デビルマン”の方が好きですけどね。

 

 

絵は、キレイでした。思っていたよりも、全然綺麗だったと思います。と言っても、昔の絵をそれ程覚えてはいないんですけどね。

 

この映画、結構、最後は良かったなぁと思いました。昔のヒーローが、ちゃんと年を取って、自分の未来を見据えて、彼女にも告白して、これからの未来は良いものにしようと言っているように見えて、ちょっと気持ち良くなりました。だって、自分が子供の頃のヒーローが、なんと自分よりも年下になっていて、未来を見据えて行くなんて、ちょっとイイでしょ。先に年を取った私も、ちゃんと生きているわよって言いたくなっちゃいましたもん。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。但し、アニメが好きな方であり、出来ればマジンガーZを観ていた方でないと、良く分からないんじゃないかなぁ。辻褄が合わない部分に関しては、もちろん、目を瞑ってあげられる、心の広い方にお薦めです。何でも来いって思って観に行っていただけたら、本当に楽しめるんじゃないかな。娯楽のアニメですからね。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

劇場版 マジンガーZ / INFINITY|映画情報のぴあ映画生活