「プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード」窒息プレイ男か、不倫OK男か、最低の選択だな。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード」を観てきました。

 

ストーリーは、

1878年、プラハではオペラ「フィガロの結婚」の話題で持ちきりとなっており、楽曲を担当したモーツァルトにも注目が集まっていた。上流階級の名士たちから新作の依頼を受けたモーツァルトはプラハの地にやってきたモーツァルトは、「フィガロの結婚」のケルビーノ役に抜擢されたオペラ歌手のスザンナと出会い、彼女の美貌に魅了される。スザンナもモーツァルトが妻帯者と知りながら、彼の才能に惹かれていく。急接近する2人の前に猟色家と噂されるサロカ男爵が現れる。

というお話です。

 

 

オペラ座が盛況のプラハ。富豪のサロカ男爵は、オペラ座に沢山の出資をしているが、良く思われていない。彼は女好きで、乱暴な行為をするらしい。何人もの女性が、その犠牲となっていた。

ある会食の場で、プラハにモーツァルトを呼びたいと言う声が高まり、貴族の中で寄付を募り、男爵が沢山の投資をして、モーツァルトをオペラ座に呼ぶこととなる。


 

オペラ座では新しい歌姫・スザンナを見つけ、モーツァルトが来るのに合わせて、新しい題目を進めていた。男爵も彼女を気に入り、手に入れようと画策していた。

モーツァルトがプラハに到着し、公演の準備に取り掛かり、スザンナと恋に落ちてしまう。男爵はそれに気が付き、すぐにスザンナの両親に彼女との婚約を求め了承されるが、スザンナの心は既にモーツァルトの方へ。モーツァルトは、妻子があるにも関わらず、彼女への想いを押さえられない。そして悲劇が・・・。
後は映画を観て下さいね。


 

うーん、難しい選択よね。富豪で独身だけどオッサンでSプレイが好きな男と、妻子持ちで貧乏だけどイケメンの男、難しいよなぁ。まぁ、私なら、富豪の男だろうなぁ。だって、妻子持ちだと、傷つけてしまう人たちがいるって事でしょ。まだSプレイ好きだって言う方が、自分が我慢すれば良い事だもんね。もしかして、そのプレイが楽しいかもしれないしなぁ。でも、顔は我慢が出来ないかもしれないなぁ。あー、難しい。


 

今回のモーツァルトは、ちょっと本当の彼の性格とは違ったような気がしました。とっても良い人っぽいんですもん。本当の彼は、品行が悪く、浪費も激しかったらしく、若い頃からチヤホヤされて天狗になっちゃって性格が悪かったのだと思います。この映画のモーツァルトとは全然違うよね。どちらかというと、この男爵の性格の方がモーツァルトに近いんじゃないかと思います。手あたり次第に女性を口説いていたらしいし。

 

 

この映画は、モーツァルトが書いたオペラ「ドン・ジョヴァンニ」を題材として、この男爵がジョヴァンニとして描かれています。なので、もちろん、最後はドンジョヴァンニと同じように地獄に落ちるはずと思ってください。悪役なんですから。若いメイドに手を出し、衣装係にも手を出し、そしてオペラ座の新人歌手であるスザンナも手に入れようとするなんて、もう、完璧な悪役でしょ。

 

 

それに対して、モーツァルトは才能のある若い音楽家で、スザンナと恋に落ちて、無理矢理、男爵と結婚させられそうになる彼女を可哀想に思い、彼女の父親に評判の悪い男爵との婚約は止めた方が良いと助言するんですよ。と、表面上は良い男なんだけど、妻子持ちなのにスザンナにすぐ手を出しちゃう奴なんですよ。コイツもクズですよね。あっちもこっちもクズばかりで、最悪なんだけど、まぁ、そんな時代だから仕方が無いのかしら。(笑)振り回される女性は可哀想です。

 

そんなクズ男の映画ですが、映像はとても綺麗でした。モーツァルト役をダンケルクの時の話をしない方の兵士だったアナイリン・バーナードさんが演じています。目が印象的で優しそうな方でした。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。有名なオペラ・ドン・ジョヴァンニの概要が解かるし、音楽も良くて、映像も美しいです。ま、男がクズばかりでしたが、楽しめました。女性は、美しくて素晴らしかったですよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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