「パーティで女の子に話しかけるには」を観てきました。
ストーリーは、
1977年、ロンドン郊外。大好きなパンクロックだけを救いに生きる冴えない少年エンは、偶然もぐり込んだパーティで、不思議な魅力を持つ美少女ザンと出会う。エンは好きな音楽やファッションの話に共感してくれるザンと一瞬で恋に落ちるが、2人に許された時間は48時間だけだった。2人は大人たちが決めたルールに反旗を翻すべく、大胆な逃避行に出る。
というお話です。
1977年、ロンドンの郊外に住む少年・エン。パンクロックが好きで、友人二人と町を走り回り、イタズラに明け暮れる毎日。ある日の夜、パンクロック会場から出て、町を彷徨っていると、売り家と書いてある大きな建物の中から音楽が聞こえてくる。パーティをしているかもと思い、潜り込むと、不思議な格好をした人々がそれぞれに楽しんでいた。
中に入り、それぞれに楽しんでいると、エンは、ある少女・ザンに出会う。彼女はとても印象的で、何か、仲間と喧嘩をしているらしい。怒った彼女は部屋を飛び出し、ドレスの裾をハサミで切り出した。それを見ていたエンは、”それってパンクじゃん”と声をかけ、二人は惹かれ始める。ザンは、仲間に外を体験したいと頼み、エンと外の世界を楽しみ始める。
エンはザンを家に連れて行き、次の朝から、色々な場所に連れ回し始める。ザンは初めて見る物ばかりで、本当に楽しそう。エンの友人たちは、ザンが変わっていると言うが、そんな事はお構いなしに、二人は楽しみ、惹かれあい、恋をする。しかし、時間は直ぐに経ってしまい、帰ると約束した時間になってしまう。帰りたくないザンは、何とか帰らなくても済む方法を探すのだが、ザンの一族の決まりがあり、ザンが帰らなければ他の仲間が困った事に。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
こういう風に説明すると、何か宗教の戒律でみたいに思われるかも知れませんが、ワザとこう書きました。これは、SFです。映画自体が、ワザとSFっぽい言葉を使っていないので、私も極力、SF的な書き方を控えました。でもね、完璧にSFなのよ。最後の嘘でしたぁ~っていうのは無いから。
私も、実は、最初は、SFと言いながらも、本当は新興宗教か何かで、どこかで嘘でした~って言われるのかなと思っておりましたが、完璧なSFでしたね。あ、やっぱり本当だったんだぁ~って思っちゃったもん。それくらい、え?なにやってんの?感が強くて、信じられなかったのよ。いやぁ、笑いました。
でもね、内容は、とってもピュアなラブストーリーで、一瞬でもこんな強くて大きな恋をしてしまったら、その後、普通の恋は出来ないだろうなって思うような、そんな恋のお話でした。とても幸せで、ちょっと哀しいお話です。ま、最後にちゃんとオチがあるんですけどね。それは、お楽しみです。
それにしても、この映画、良かった。主人公の二人が良いんですよ。若い頃って、本当にこの子達の様に、何も考えずに恋をして、一緒に居たいと思ったものです。大人になると、そうは行かなくなっちゃって、経済的な事とか、周りの人間の事とか、面倒なものが沢山出てきちゃう。だから、高校生の頃の恋が一番楽しいんです。そんな恋を成就出来たなら、もう一生分の幸せを手に入れたと思った方が良い。そんな映画でした。
それにしても、仲間の宇宙人たち、面白かったなぁ。SEXすると1人が2人になるとか、笑っちゃいましたよ。それに男の子を後ろからって、ア〇ルかいっ!それで分裂かいっ!もう、ツッコミどころが多くて、とっても楽しめました。
私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。これはイイでしょ。でも、単館系の映画が好きで、ちょっと変わったSFが好きじゃないと、理解が難しいかも知れません。普通のSFアクション映画と思って行ってはいけません。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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