「エンドレス・ポエトリー」を観てきました。
ストーリーは、
故郷トコピージャから首都サンティアゴへ移住したホドロフスキー一家。さまざまな悩みや葛藤を抱えたアレハンドロ青年は、後に世界的な詩人となるエンリケ・リンやニカノール・パラら、若きアーティストとの出会いにより、自分が囚われていた現実から解放される。
というお話です。
田舎に住んでいたホドロフスキー一家は、港から船に乗り、首都サンティアゴへ移住する。アレハンドロは、厳しい父親に躾けられ、医者になる事を期待されているのですが、自身は詩を読むのが好きで、隠れて流行の詩集などを読んでいます。ある日、詩集を読んでいるのを見つけられてしまい、詩集は捨てられ、凄く怒られるのですが、彼は詩人になりたいという気持ちを持ちます。
月日は流れ、詩人サークルに誘われたアレハンドロは、そこでエンリケ・リンに出会い、楽しい日々を過ごしていく。時には、街中を真っ直ぐに進んで歩くことをしてみたりと、自由を謳歌しながら生きはじめる。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
えーと、私、この映画、素晴らしさが分かりませんでした。うん、映像は面白いし、コメディ的な部分は、ちょっとチャップリンっぽい雰囲気を醸し出していたし、それが楽しいといえば楽しいのかも知れないけど、私には、何とも、これを素晴らしいとか、面白いとか、いう言葉は出てきませんでした。ゴメンナサイ。
確かに、言いたいことをハッキリ伝えずに、雰囲気や演技により、昔は父親が厳しくて、社会も何となく暗くて、新しい事をする人間たちを排除しようとする力が働くというのも解りましたし、それに抗って、新しい世界を広げて行く若者たちのパワーも解ります。でも、それが何なの?訴える事があって、映像が不思議で、視覚から質感が伝わってきそうな雰囲気ではありましたが、お話がこれだと、感動も何も無くて、ダメでしたねぇ。
お偉い評論家さんは、また、素晴らしいとか書いちゃうんだろうけど、私は、一般人なので、面白くないとハッキリ書かせて頂きます。まだ「リアリティのダンス」の方が面白かったと思いますよ。あっちは、ちゃんとストーリーがあって、お父さんが大統領を暗殺しようと出かけて、暫く帰ってこなかったりと、結構、めちゃくちゃながらも、楽しめたと思います。
でも、この映画は、街に移住して、親の言う通りの職じゃなくて、自分の好きな事を優先した若者ってだけですよね。ま、世の中の半分は、こんなもんだから。親の言う通りなんて行かないから。当たり前のことを描いていたと思います。そこに、有名な詩人とかが混ざって来ていたのが、他とはちょっと違うかなって感じ。
ごめんなさい。私は、この映画、お薦め出来ません。だって、私は面白くなかったんですもん。芸術の分からない私でスミマセン。でも、私、映画に芸術を求めて無いし、楽しくないなら観る価値無いと思っているので、進められません。気になったら、ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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