「ジグソウ　ソウ・レガシー」帰ってきたジグソウはエグくなってます。スプラッターが酷くなってるね。

「ジグソウ　ソウ・レガシー」を観てきました。

ストーリーは、

ある密室に男女5人が監禁される。5人は目の部分をくりぬいたバケツを頭にかぶせられ、身体は鎖につながれており、対面する壁には一面に鋭い刃が光っていた。一方、刑事のハロランとキース、検視官のローガンとエレノアは、町中の公園で発見された死体を検証していた。死体の無残な様子から10年前に死んだはずのジグソウの手口が浮かび上がり、死体に埋め込まれていたUSBメモリを確認すると、「ゲームは始まった。4人の罪人が犯した罪が償われるまで終わらない」というジグソウの声が響きわたる。

というお話です。

ある情報屋の男が警察に追われている。何か装置を持って走っているようだ。追い詰められ、警察に降伏を迫られるが、彼はゲームが始まると言ったところで狙撃され、倒れてしまう。場面が変わり、ある密室に監禁されている５人。首が鎖で繋がれて、その鎖が短くなって行く先に丸ノコの刃が回っている。早く切らなければ自分が切れてしまう彼らは悲鳴を上げている。そこに声が聞こえ、”血を見れば助かる”という。身体の一部をノコギリに触れて血を出した者は解放され、４人は逃げるが１人はダメだった。先に進んだ４人は、次のゲームに進む。

検死官のローガンとエレノアは、公園で発見された死体の検証をしていた。そこに刑事とハロランとキースが訪れ、４人は10年前に死んだとされるジグソウの手口と同じだと話すが、既に死んでいるジグソウが出来る訳がない。死体からＵＳＢメモリが発見され「ゲームが始まった。４人の罪人が罪を償うまで終わらない」というメッセージが入っている。

胸を撃たれて倒れた情報屋の男が入院している病院から居なくなる。重病だった男が逃げられるはずがないのだが。そしてハロランとキースは、ジグソウが生きているかもしれないと思い、墓を掘り返すと、ジグソウの墓から情報屋の男の死体が出てくる。ジグソウが死んだという証拠は出なかったが、どう考えても死んでいるハズだ。しかし、ゲームは進んで行く。

ハロランは、検死官のローガンとエレノアが怪しいと睨み、二人を調べ始めると、エレノアがジグソウを信奉していて、彼が作っていた道具をコレクションしているらしいことを突き止める。そしてローガンを追っていき、彼を問いただそうとすると、二人でジグソウの罠にハマって、捕まってしまう。ジグソウの罠にハマり、今にも殺されそうな二人は究極の選択を迫られる。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

うーん、相変わらず、タイムラグトリックを使っていて、そろそろ飽きてきたというか、最初に読めちゃうんですよねぇ。それにしても、ジグソウって、病気が発覚してから、どんだけ長生きしたのかしら。だって、彼の弟子だっていう人が、山ほど出てくるんですもん。もう、既に何人かいたでしょ。どの人も、ジグソウと1対1で教わっていたから、重なっていないとなると、あれだけの技術と頭脳を教えて貰い、はい次の人って感じでやっていたとしても、何年もかかったと思うのよねぇ。病気だと言いながらも、すげー長生きじゃんって思ったのは私だけですか？

ジグソウの罠も、段々、エグくなりましたよね。最初は、自分の足をノコギリで切れとか、そういう痛そうな感じだったんだけど、最近はレーザーを使って切るとか、人間を破壊してしまうほどの殺し方なので、最初のジグソウのやり方から変わってきているように思いました。やっぱり、自分で選択して、自分でやらなくちゃね。ただボタンを押すとかじゃ面白くないでしょ。そろそろ２択じゃなくて、それ以外に逃げ道を作っておいて、頭を使って、方法を考えて逃げ出した先に、”解けたんだね。”とか言って、次の罠があるというのが面白いと思うんだけどね。それくらいの頭脳戦を張って欲しいと思いました。

もう、頭を半分削ぐとか、６つ割りにするとか、そういうエグいのはヤダなぁ。汚いんですもん。レーザーだから、切り口からそれほど血は出ないけど、見た目が汚いでしょ。やっぱり、どーもイヤなのよね。別に、それを見るのはどーって事無いけど、あまり汚いものは見たくない。死体でも、芸術的に美しく飾って欲しいと思うんだけど。

話も、相変わらずの復讐劇で、只、家族がやられたからやり返すって言うだけなのよね。例えば、殺されるより辛い、生きながら死んでいる状態にされたから、お前もそうしてやるみたいな、生きながら苦しむ的な事もしてやって欲しいのよ。でないと、殺すだけじゃ簡単すぎてねぇ。そろそろこのシリーズも変えて行って欲しい。