「劇場版 はいからさんが通る 前編 紅緒、花の17歳」を観てきました。
ストーリーは、
大正時代。17歳の花村紅緒は、明るい正確だが、少しケンカっ早いところもあるじゃじゃ馬娘。親友の環とともに女学校に通い、楽しい学園生活を謳歌していた。そんな紅緒が笑い上戸なイケメンの伊集院忍少尉と出会う。しかし、実は少尉が祖父母の時代から決められていた許婚であることを知り、恋も結婚相手も自分で選びたいと思っている紅緒は猛反発。愛のない結婚を阻止するため、紅緒はさまざまな騒動を巻き起こすが、少しずつ少尉に心を動かされていく。
というお話です。
今更あらすじを書くのもなんですが、とりあえず、軽く書きますね。
大正時代、17歳の花村紅緒は、花村家の一人娘。旗本の流れを汲む家系であり、親の決めた相手と結婚する事を決められていたが、その時代、女性も意志を持ち仕事を持つべきだという考え方が上がるようになっていて、紅緒もそれに同調し、結婚相手は自分で決めると考えていた。
そんなある日、父親から許嫁がいる事が知らされ、伊集院忍少尉と会う事となる。最初はイヤだと言い、断られるように酷い態度などを取っていた紅緒だったが、少尉の優しさや伊集院家の人々の気持ちを知り、段々と少尉に惹かれて行くのでした。しかし、朝鮮動乱が起こり、少尉も戦線に送られる事となります。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
うーん、古い漫画なんですが、皆さんは知っていますか?私は、確か、何度目かのブームの時に漫画を全巻買って、まだ実家にあると思いますが、これ、なんで今更映画化だったんでしょ。映画館に行ったら、私と同じ位か、それ以上の年配の方々しか入っていませんでした。当たり前ですよね。だって、皆さん、知らないでしょ。返す返すも、何故、今、映画化なのか、解りません。戦争時代の何かが流行っている訳でもないのにね。不思議でした。
もう、あまりにも典型的な少女漫画です。嫌だと思っていた許嫁を好きになり、好きになったと思ったら離れ離れになり、紆余曲折あり、ハッピーエンドになるという話で、きっと、お母さんとかに聞けば教えてくれるんじゃないかな。「ベルサイユのばら」とか、「あさきゆめみし」とかと同じ時代だったと思うんだけど。もう、記憶の彼方なので、何とも確かな事は言えませんが、そんな感じだったと思います。
で、話は、誰もが知っているだろうから、今更、この内容がどうだとか、そんな事は言いません。名作と言われているこの作品にチャチャを入れるほどの頭が無いので。
いやぁ、それにしても、人が入って無かったなぁ。公開されて直ぐに観たんですけどね。これ、40代~50代狙いなんですかね。じゃないと、知らないでしょ。漫画が描かれてから、何度かブームがあったらしいのですが、私は、南野陽子さんと阿部寛さんが主演の映画の時に知って、漫画を読んだと思います。あの頃、阿部さんが”ダイコン”と言われて、その後、蜷川さんの舞台に出られて、凄く上手くなっちゃったんですよね。
と、思い出話しか出てこないなぁ。だって、こんな典型的な少女漫画の感想をどう書けって言うのよ。うん、幸せになるのに時間がかかるねぇとか、好きな人と一緒になれずに可哀想だねぇとか、なんで周りにイケメンばかりいるのかとか、なんでそんなに性格が面倒でイライラさせるのかとか・・・。あー、文句しか出てこないじゃん。でも、面白いんですよ。この時代の漫画だから、ちゃんと筋道は通っているし、寄り道をしながらも、ラストまで突っ走るので、一気に読むと(観ると)面白いんです。
でも、何度も何度も言ってしまいますが、なんで今、映画化だったのか、全く解りません。需要が無いでしょ。年寄りだって、懐かしいと思いながらも、観に行く人は少ないと思いますよ。もう少し、映画化する題材を考えて欲しいです。アニメ映画化して欲しい小説や漫画は、山ほどあるのにねぇ。”同級生シリーズ”もして欲しいし(BLだけど。)、”憂国のモリアーティ”とか、”秘密”もちゃんとアニメ化して欲しいし、”わたしは真吾”も”ジョジョ”も、観たいのは沢山あるのよ。それに、今更というなら、”ベルサイユのばら”をもう一度、劇場版でアニメ化して欲しいっす。観たいなぁ。
あ、ゴメンナサイ。はいからさんが通るの映画感想でしたね。うん、私は、まぁ、お薦めしておきましょうか。若い人は、全く興味が無いかも知れませんが、オバサンたちには懐かしい漫画なんです。昔の少女漫画ですが、結構、面白いんですよ。もし、時間があって、お金があったら、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~|映画情報のぴあ映画生活