第30回東京国際映画祭の28作目、「こんなはずじゃなかった」を観てきました。
ストーリーは、
冷酷な不動産王にして驚異の舌を持つ男、ルー。買収を狙う上海のホテルを訪れてレストランの味を試すが、出される料理にどれも満足しない。しかし見習いに甘んじているシェンナンが見かねて一品を作ると、感動して完食する。ルーはホテルでドジなシェンナンに出会っているが、彼女が料理人だとは知るよしもない。シェンナンは自分の正体を隠し続ける。
というお話です。
あるホテルのレストランで働くシェンナン。友人が酷い目に合わされた男に復讐するため、駐車場の黒い車を襲撃したシェンナンですが、実は、その車は友人の復讐相手では無く、不動産王のルーの車でした。謝るのですが、酷く傷付けた車は直る事が無く、ルーは警察に電話しようと思うのですが思いとどまり、シェンナンに修理屋を呼ぶように言いつけて、約束を守らなかったら警察に連絡すると話します。
ルーは、ホテルなどを買収し、レベルを上げて収益を出し、また売り払うという手法で、若手のトップと言われるほどの実力の持ち主。そんな彼が、ここ上海でホテルを買収する予定です。そのホテルには、シェンナンも働いていました。またも、とんだところで出会ってしまう二人。
そんな事は関係無く、ルーは、ホテルの価値を見極める為、食事を運ばせます。一流シェフの料理といって出されたメニューはどれもダメ出しされ、口も付けて貰えないほど。しかし、シェンナンの料理が出てくると、そこに、何かを感じて食事をし、その味を気に入ります。その料理がシェンナンの料理とは知らずに。そして客室とキッチンの攻防が始まり、ルーは、シェンナンの料理を合格とします。
しかし、ホテルの経営はシステマティックにチェーン展開するホテルに任せる事として、シェンナンを自分のシェフとして付けようとするのだが・・・。後は、映画を見て下さいね。
うん、良くあるラブコメです。香港映画って、こういうの好きですよね。少女漫画的な感じのラブストーリーで、ドジでお金も無い女の子が、裕福でやり手の社長に気に入られて、恋に落ちると言うものです。うん、私は、こんな少女漫画も嫌いじゃないから、楽しめました。特に、王子様が金城武さんなので、私の好みでした。
でもね、申し訳ないけど、相手役の女優・チョウ・ドンユイさん、超可愛いんですけど、声が超音波で死にそうになりました。あのチワワとかスピッツの様に、キャンキャン吠えられると、もう、耳が痛くなって、心臓が苦しくなるんですよ。お願いだから、声を抑えて欲しい。あれが可愛いとおっしゃる方も多いのかも知れませんが、私はダメでした。
あまりにも良くある話で、何と言って良いのか、だって、見習いコックなのに、天才的な舌を持つ女性って、どこかで聞いたことがありそうでしょ。最初は、そんな彼女の舌に惚れ込んで、気に入るんだけど、段々と、彼女自信に惹かれて行くんです。
でね、ルーという御曹司は、トップに立つべく育てられているから、愛情をかけて貰って育ってきていないんです。そんな彼が、彼女の愛に気が付き、戸惑い、愛を知るというお話です。もう、書いていて恥ずかしくなるくらい、ベタなラブストーリーでしょ。でも、まぁ、美しく作ってあったし、久々の金城さんは、素敵でした。
金城さん、日本のドラマは出てくれないのかなぁ。また観たいなぁ。日本映画でも良いから、何かやって欲しい。ラブコメでも、サスペンスでもいいから、観たいな。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。久しぶりの金城さんの作品だし、ベタなラブストーリーも、たまには良いでしょ。日本公開は解りませんが、もし、公開されたら、ぜひ観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「こんなはずじゃなかった」
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