【TIFF2017】「勝手にふるえてろ」(コンペティション部門)これ超!面白いっ!!好きッ! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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第30回東京国際映画祭の21作目、「勝手にふるえてろ」を観てきました。

 

ストーリーは、

OLのヨシカは同期の「ニ」からの突然の告白に「人生で初めて告られた!」とテンションがあがるが、「ニ」との関係にいまいち乗り切れず、中学時代から同級生の「イチ」への思いもいまだに引きずり続けていた。一方的な脳内の片思いとリアルな恋愛の同時進行に、恋愛ド素人のヨシカは「私には彼氏が2人いる」と彼女なりに頭を悩ませていた。そんな中で「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこう」という奇妙な動機から、ありえない嘘をついて同窓会を計画。やがてヨシカとイチの再会の日が訪れるが・・・。

というお話です。

 

 

地元から東京に出て来たOLのヨシカは、中学の同級生「イチ」への恋心を24歳の今まで温めてきてしまったこじらせ女子である。この年までこじらせているので、もし誰かと付き合うとしたら、結婚を考えて付き合う事になるのだろうと、自分の中で思っていた。

 

会社の同期のクルミに誘われて、会社の飲み会に参加したヨシカは、同期の男性に告られるが、自分の中には「イチ」がいるし、突然のことなので、返事は出来ない。でも、初めて告られて有頂天である。

 

 

何となく勢いづいてしまったヨシカは、今の「イチ」に会ってみたいと思い、日本にいないであろう同級生の名前を語り、同級会を開くことを提案し、地元で開催されることとなる。同窓会で「イチ」と再会したヨシカは、再度「イチ」」にゾッコンになるが、イチに名前も覚えていて貰えず、ショックを受ける。しかしヨシカも、自分が興味の無い人間の名前は一切覚えず、彼に文句を言える立場ではないのだ。

 

落胆したヨシカは、自分に告った男を本名ではなく「ニ」と呼んでいるのだが、彼に自分が処女だと言う事を知られてしまい、自分がちょっと見下げていた男に、反対に見下げられていたのだと知り、とうとう、自我の崩壊をしてしまう。そして、トンデモナイ理由で、会社を休職しようとするのだが・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

この映画、超!超!面白かった。この爆発的な面白さはなんなんだっ!あまりにも大笑いをして、お腹が痛くなるほどでしたよ。これ、傑作でしょ。話の展開が美味いんです。そして主人公のこじらせ方が尋常じゃないんです。だけどね、憎めなくて、愛らしくて、よく考えると、思い当たる所もいくつかあったりして、結構、友人の中に、こんな子いるよなぁと思ったりして、女性なら、頷ける部分が多々あると思いました。

 

 

でも、このヨシカちゃん、こじらせ過ぎでして、中学の同級生を妄想恋人として10年くらい、思い続けているんです。オイオイって感じでしょ。全く再会していないんですよ。それを思い続けるって、どんだけ周りを見ていないんだっつーの。妄想だから、自分の良いように美化されて行くから、とんでもなくカッコいい男に育っちゃっているんです。哀しいよね。

 

 

この思い続けるって、私には理解が出来ないから、ちょっとイライラしました。私なんて、思う前に本能だけで行動するタイプだから、ヨシカゃんとは正反対なのよねぇ。会いに行けって。でね、会って、名前を憶えて貰えてなくて落ち込むんだけど、中学の同級生なんて名前憶えてないでしょ。私なんて、誰一人、名前も顔も覚えてないですよ。同窓会で会っても一切分からないから、誤魔化して笑っています。

 

 

そんなヨシカちゃんは、絶滅した古代種が好きで、アンモナイトの化石とかを博物館の払い下げで購入したりしています。うーん、解る!私も大好きだし、欲しいです。そのアンモナイトのダリダリなところを指でなぞるの嬉しいよねぇ~。それだけで、もう十分変態です。(笑)

 

 

私は、この映画、超!超!超!お薦めしたいと思います。これは面白いでしょ。ヨシカちゃんがどうなって行くのか、ぜひ映画で確かめて欲しい。そして主演の松岡さんの可愛さに悩殺されてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「勝手にふるえてろ」

http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=3

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