【TIFF2017】「鋼の錬金術師」(オープニング作品)期待してなかった分、とても楽しめました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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第30回東京国際映画祭のオープニング作品「鋼の錬金術師」を観てきました。

 

ストーリーは、

幼い兄弟エドワードとアルフォンスは、死んだ母を生き返らせたい一心で錬金術最大の禁忌である人体錬成を行なうが失敗し、その代償としてエドワードは身体の一部を、アルフォンスは身体全てを失い鎧に魂を定着させた姿になってしまう。数年後、国家錬金術師の資格を得たエドワードは、失った身体を取り戻すため、絶大な力を持つという「賢者の石」を探す旅に出る。

というお話です。

 

 

私、このハガレン、原作マンガも全て読んでいるし、アニメも観て、持っているので、実写版、実は恐れていました。でも、良かったです。満足に値する作品に仕上がっていました。

 

幼い兄弟エドワードとアルフォンスは、母と3人暮らし。父親は旅に出たまま、帰ってきていない。エドとアルは幼いながらも錬金術に長けていた。ある日、母親が倒れ、亡くなってしまう。寂しい二人は、錬金術で母親を取り戻そうと、錬金術で禁忌とされている人体錬成を行ってしまうが失敗し、その代償として、アルは身体全てを、エドは右手と左足を失くしてしまう。アルは魂のみ鎧に定着させたので、鎧の姿となってしまった。

 

 

そんな二人は成長し、エドは国家錬金術師としての資格を得て、アルの身体を取り戻す為に、力を増幅させるという「賢者の石」を探している。ある時、東方の街に賢者に石があるという情報を手に入れたエドとアルは、その街の教会の教祖が賢者の石で信者たちを騙していることをしり、教祖を捕まえるも、持っていた賢者の石は偽物である事が解る。

 

その街でヒューズ中佐の家にお世話になり、軍の錬金術師であるタッカーを紹介された2人は、離れた街に居る医者が情報を持っている事が解り、アルを調べたいというタッカーのところにおいて、エドはウェンリーと共にドクター・マルコーの居る町に向かう。

 

 

マルコーに逢えるも、情報を貰う前にホムンクルスであるラストに襲撃され、マルコーを殺されてしまう。マルコーの最後の言葉である第5研究所という言葉を調べるため、直ぐにエドは軍の東方司令部がある街へ戻ると、タッカーがキメラの生成に成功していたのだが・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

鋼の錬金術師の実写版、とうとう観れました。外国人の役を日本人だけで演じていたけど、ほとんど違和感が無かったのは、私が演劇でシェイクスピア作品などを日本人で観ているからなのかしら。何の問題も無く、エドもロイも観ておりました。良かったですよ。ま、荒川先生の描く顔って、どちらかというと、欧米的ではなく日本的な顔(扁平っぽい)なので、違和感が無かったのかも知れません。

 

 

話としては、ラストの最後までだから、何巻目かしら。だから、中華パンダ系のキャラは出て来ていません。ま、あれだけの長いお話を、映画1本で描ける訳が無いですよね。まだまだ、これからって感じなのですが、この映画がウケれば、続編ありなのかな。それとも決まっているのかな。

 

 

色々、騒がれていますが、私は、結構、楽しめました、というか、面白かったです。思っていたよりも、違和感も無く、山田くんもエドに合っていたし、アルが鎧だから、そこら辺はバランスが良いのかも知れません。ウェンリーを心配していましたが、まぁ、許せる範囲ではないかと思います。ヒューズは、佐藤さん、私はピッタリだと思いました。お気に入りです。ロイは、カッコいいんだけど、ちょっとセリフ回しがワザとらしく聞こえたとこがあったかなぁ。まぁ、ディーン様だから、カッコ良さでカバーですかね。ディーン様は、実はどの役をやってもディーン様って人なので、それ程、期待はしていなかったのですが、私は合格点かなと思いました。

 

 

一つ、タッカーですが、やっぱり大泉さんじゃない気持ちがしてしまって、ゴメンナサイ。原作ファンから見ると、ビジュアルが全然違うんですよねぇ。まぁ、実写とは違うと言われてしまえばそうなのですが、どうしてもこだわりがあり、受け入れがたかったです。

 

映像は、頑張っていたと思います。楽しめました。エドとアルの兄弟の絆も強く描かれていたし、ホムンクルスの不気味さも良く出ていたと思います。内山くんのグラトニーがとっても原作に近くて、ちょっと嬉しくなりました。

 

 

思っていたよりも良く出来ていて、凄く酷い事を想定していたので、なんだか、満足しています。最初の想像していたレベルが低かったので、実は、とっても楽しめてしまいました。うん、エド、可愛かった。ちっちゃいって言われて怒る感じとか、山田くん、上手いっす。あのエドの短気なところと、アルの優しい部分が良く出ていたかな。出来れば、アルが人間に戻るところまで制作して貰えたらなぁと思いますが、どうなんでしょ。そうなると、長くなっちゃうから、途中をぶった切って、最後の「お父様」のところに突入してくれれば解決なんだけどね。実は、エドとアルのお父さんが好きです。あ、これ、「お父様」とは違いますよ。(笑)

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。超!と付けなかったのは、まだ終わっていないから。この先、どうなって行くかによって、また変わるかな。早く作らないと、みんな年を取っちゃうから、やるなら直ぐに制作して欲しいね。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

最後に書かせていただきたいのですが、主演が山田くんなので、J事務所の意向で写真がネットなどで使えないのだと思うのですが、何か、おかしいと思いませんか?映画の宣伝で出てきているんでしょ。それなのにニュースで写真が流せないなんて。それに一番腹が立ったのは、映画のポスター。ポスターだってデザイナーがいて、主演を真ん中に持ってきているのに、ネット上では、真ん中の主演人物が消えている。おかしいでしょ。デザイナーへのデザイン侵害にならないの?ポスターは、映画のものでしょ。なんで彼の部分だけ消すとかおかしな事になっているんだろう。

 

(このポスターはダメでしょ。)

 

肖像権と言っても、映画に出演しているんでしょ。今時、ネットに映画宣伝を打つのは当たり前。ポスターも出すのは当然でしょ。真ん中を消すなんて、信じられません。そんなに映像を出されたくないんだったら、映画なんて出なきゃいいのに。映画を大切に思う方からしたら、トンデモナイ考え方だと思うのですが、私が間違っているでしょうか。映画の顔のポスターですよ。今まで、映像を悪く使われる事もあったのかも知れないけど、映画に出演しているんだから、そこまで規制するのは間違っているでしょ。今の常識を考えながら、事務所だって経営していくのが正しいのではないのでしょうか。人に顔を晒してお金を貰っているんだから、ネットに映像が載るのは当たり前の時代でしょ。いつまでも自分たちだけの考え方だけを押し付けるのは違うんじゃないのかな。大きな事務所で力もあるのだろうけど、社会の状況を見ての経営が必要なんじゃないですか?映画のポスターを一人の為に壊すなんてもっての外だと思うのは私だけなんですか?映画のポスターだって、時代が変われば芸術になるかも知れないんですよ。ミュシャのサラ・ベルナールのポスターだって、昔はポスターでも、今は芸術です。もう少し考えろっつーの!こんなの怒るわよ。カメ

 

 

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