「アイム・ノット・シリアルキラー」を観てきました。
ストーリーは、
アメリカ中西部の町にある葬儀屋。16歳になる息子のジョンは、遺体の防腐処理を手伝う影響からか、死体や殺人に異常な関心を示し、ソシオパス(社会病質者)と診断される。ある日、町で連続殺人事件が発生した。無惨にも切り裂かれ、内臓の一部が持ち去られた死体を目にしたジョンは、殺人鬼が近くに潜んでいることを実感し、その存在に強く惹かれていく。自ら周辺の調査を開始したジョンは、殺人現場を偶然に目撃してしまうが、猟奇殺人犯(シリアルキラー)の正体はジョンの隣に住む老人だった。
というお話です。
アメリカの葬儀屋の16歳の息子ジョンは、遺体の防腐処理を行う手伝いをしていました。その影響からなのか、殺人に関心を示し、ソシオパス(社会病質者)と診断されます。そして町のカウンセラーの所に通い、カウンセリングを受けているのですが、その性質は変わる事はありません。
ある日、町で猟奇的な殺人事件が起こり、ジョンが興味を示していると、立て続けに殺人が起こり、連続殺人犯だと言う事が解ります。葬儀屋に運ばれて来た死体を見ると、何かしらの臓器が抜き取られており、何か理由があって殺人が起こっていると感じ、また殺人が起こるだろうと思って近所を探っていると、殺人現場に偶然出くわしてしまいます。コッソリ覗いていると、その犯人は、ジョンの家の隣に住む老人だと言う事に気が付きます。
いつも、それ程元気そうでは無い老人なのに、殺人は手早く済まし、死体を開いて臓器を食べているようでした。何とか次の殺人は止めたいと思い、老人が出かけている隙に老人の家に入り、老人の妻を人質に取っているような写真を送り、その日の殺人を食い止めます。しかし、ジョンが脅した犯人だと老人に知られてしまい・・・。後は、映画を観て下さいね。
題名を見たら面白そうだったので観に行ったのですが、ソシオパスとか、シリアルキラーとか、ほとんど関係無いんですよ。ま、シリアルキラーは連続殺人犯がいたんだからあってるか。でも、ジョンのソシオパスは、ほとんど内容に関係無いと思いました。別に、ソシオパスだろうと、自分が殺人を犯さなければ、別に、何の問題も無いですもんね。只の性格だから。
というか、16歳の息子に死体の防腐処理を手伝わせていたら、そりゃ、死体とかに興味を持つのは当たり前なんじゃないかな。だってそれが玩具になっちゃう訳でしょ。私だって、それが仕事になったら、それでの楽しみ方を考えるわよ。ただ、仕事をやっているだけじゃつまらないから、何か考えるよね。根本は、親が仕事を手伝わせたからだと思います。もっと大人になってからやらせるならともかく、既に16歳でベテランのようだったもん。
で、殺人鬼の方なんですが、クリストファー・ロイドが演じているから、どれほど面白いかと思っていたけど、ガッカリでした。老人なのに、凄く強いとか、特別な力を持っているとか、猟奇的な感じなのかと思ったら、はぁ?という方向に行ってしまうんです。老人じゃないのよ。これ、何だったの?これ以上書くとネタバレになるから書けないけど、とにかく、これがオチですかっ!って怒りたくなったのは私だけではないだろう。もう、既に、アメリカ社会の闇とか、そんな範囲の話じゃなくて、とんでもない方向に行っちゃっているんです。ビックリでした。
私は、この映画、お薦めは出来ないかなぁ。まぁ、出演者は良い人が出ているので、それを見るだけでも良いのかしら。うーん、でも、映画としては、これ、ダメじゃないかなぁ。ちゃんと殺人鬼とソシオパスの対決にして欲しかったけど、SFになっちゃってたもん。まぁ、気になったら、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
P.S : これ、既に先日、DVDが出たようです。映画館で見て損したわっ。
![]() |
アイム・ノット・シリアルキラー [Blu-ray]
5,076円
Amazon |