「ジェーン・ドウの解剖」久々に笑えない怖さでした~、マジで怖くて涙出て来た・・・。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「ジェーン・ドウの解剖」を観てきました。

 

ストーリーは、

バージニア州の田舎町で息子のオースティンとともに遺体安置所と火葬場を経営するベテラン検死官トミー。ある夜、保安官から入った緊急の検死依頼は、一家3人が惨殺された家屋の地下から裸で発見された身元不明女性、通称「ジェーン・ドウ」の検死だった。解剖を進めていく中で、遺体に隠されたある事実が判明し、閉ざされた遺体安置所にさまざまな怪奇現象が発生する。

というお話です。

 

 

バージニア州のある家で、惨殺事件が起こる。警察が現場を調べると、惨殺された家族の死体とは別に、家の地下から半分土に埋まった裸の女性の死体が見つかります。死体を調べると、外傷は無く、まるで今死んだところのように、死斑も無く、死後硬直もありません。不思議に思い、警察は直ぐにこの女性の死体を検死に持って行きます。

 

死体安置所と火葬場を経営する検死官トミーと、その息子オースティン。その夜、警察より身元不明の女性死体、通称ジェーン・ドウが運び込まれ、明日までに検死をして欲しいとの要請があります。デートの約束をしていたオースティンですが、検死を手伝う事にして、デートの時間を恋人にズラして貰います。そして、検死を始めます。

 

 

ジェーン・ドウの死体を台に乗せ、胸を開きます。普段通りに解剖を始め、進めて行きますが、何故か、切り口から血が流れだし、固まっていません。不思議に思いながらも、臓器を取り出し、サンプルを取り、細胞診をしていきます。検死中は、部屋の中に二人しかいないハズなのに、何故か、不穏な空気が流れ始めますが、気のせいだろうと思い、そのまま続けて行きます。

 

死体の中から、何かが出てきて、布らしき物を広げてみると、魔法陣の様なものが描かれており、上部には文字らしきものが。それが何か解らず、それ以外にも何かあるのかと思ったら、身体の皮を剥ぐと、その内側に同じような魔法陣が描かれており、あまりの恐怖に驚く二人。そして、オースティンが布を折り曲げて重ねてみると、そこには旧約聖書レビ記20章27節という文字が浮かび上がり、この章は、異教徒に対しての戒めの教えであり、その昔、魔女裁判などで読まれた部分だとトミーは思い出します。

 

 

手足首の骨が砕かれており、内臓にも裂傷があるのに、何故か外傷は一つも無い。これは、マズいと気が付いたトミーは、オースティンと共に、その部屋から出ようとするのですが・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

ちょっとぉ~!この映画、怖い~!ホラーとは書いてあったけど、解剖ってあったから、科学的に解明出来る恐さが来るのかと思ったら、とんでもない方向から恐怖が来たよぉ~!私、泣きそうになりました。私、普段はホラー、何でも来いなんですよ。それなのに、何なんだよぉ~!来る来るくる~!って思ってたら来なくて、違う方向から怖さがじわじわ来るって、もう、生殺し状態で話しが進んで行くから、段々と耐えられなくなるんですよ。

 

 

真面目に検死官の人達は検死をしているんですよ。ちゃんと切って、細胞を取って、科学的に普通通りにしているんです。死体がギャーって襲って来るわけでもなく、淡々と死体を切り刻んでいくのですが、死体の検死っぽく無くて、何故かとっても生々しい身体を切っているような感じなんです。只の肉体なのに、動かないのに、生きているような。だから、いつ襲われるのかしらとドキドキしているんだけど、ジェーン・ドウは、どこまでも死体なんです。なんだけどね・・・。

 

で、まぁ、他の死体もあって、それは、ちょっと動いたりするんだけど、それよりも、やっぱり動かない死体のジェーン・ドウが一番怖いのよ。物言わぬ恐怖っていうか、何してくれんのじゃ~って感じで、死体を殺したいと思うくらい怖いの。死体だから殺せないけど。

 

 

そのジェーン・ドウの目的が解ると、もう、トミーとオースティンは、逃げ回るんだけど、どうしようもないのね。で、トミーが解決する方法を思いついた!って感じになるんだけど・・・。もう、マジで怖かった。この怖さ、伝わるかしら。

 

普通だったら、解剖の映像でスプラッターだとか、怖いとか、そういう方向に行くと思うんだけど、全く違う方向に来るから、予想が付かないんです。死体は、まるで「ツインピークス」の世界でいちばん美しい死体のローラさながら、超美しいです。そんな死体を切って行く最初の方は、少しエロティックな雰囲気さえあるのに、どこから、その恐怖になっちゃうんだぁ!もう、嫌だった。怖かった。でも、また観たいかも・・・。私、変態なのかも。

 

 

私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。怖いです。今までの恐怖とはちょっと違う気がします。ソンビが襲ってくるとか、幽霊が取り付くとか、悪魔との戦いとか、そんなんじゃなくて、歴史的に人間が起こしてきた悪い事が仇となって、今に起き上って来たと言う感じ。これ、ホラーが大丈夫な人が観た方が良いです。そういう人が怖いと感じる映画です。怖いけど、超!面白いです。ぜひ、観に行ってみて下さい。私は、近所の映画館で観たけど、既にDVDになっているので借りてみて。

ぜひ、楽しんでくださいね。カメ

 

 

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