「あしたは最高のはじまり」産むだけ生んで放り投げるような女に母親を名乗る資格は無いと思う。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「あしたは最高のはじまり」を観てきました。

 

ストーリーは、

南仏コートダジュールで独身生活を謳歌するサミュエルのもとに、かつて関係を持った女性クリスティンが訪ねてくる。クリスティンはサミュエルの娘だという赤ん坊グロリアを彼のもとに残し、姿を消してしまう。慌てたサミュエルはクリスティンを追ってロンドンへ飛ぶが、言葉すら通じない異国の地で彼女を見つけることはできず途方に暮れる。そんなサミュエルを救ったのは、地下鉄で出会ったゲイのベルニーだった。それから8年後、すっかり家族となった3人の前に、グロリアの母クリスティンが現われる。

というお話です。

 

 

南仏のリゾート地で船長として働いているサミュエルは、イケメンで口も上手く、沢山の女性と毎日を楽しんでいました。今日もオールナイトで大騒ぎをして、2人の女性と夜を楽しみ、朝、誰かが訪ねて来た事に気が付きます。出て行くと、ある女性が子供を抱いて立っていました。彼女はクリスティンと言い、1年前くらいにサミュエルと関係を持って、抱いている子はサミュエルの子供だと話します。そして、サミュエルに子供を押し付けて、タクシーで逃げてしまいます。

 

 

サミュエルは、突然に子供を押し付けられ、このままではマズいと思い、クリスティンを追って、ロンドンへ飛びます。フランス語しか解らないのに、突然のイギリスで、英語でクリスティンを探さなければならなくなり、あたふたしているところに、フランス語が解るゲイのベルニーが現れ、彼を頼って、母親探しを始めますが見つかりません。突然にロンドンへ飛んだので、リゾート地での仕事はクビになり、子供を抱えてどうしようと思っていたら、ベルニーがスタントの仕事を紹介してくれて、スタントマンとして仕事をしながら、子供を育てる事になります。

 

 

子供は女の子で名前がグロリア。オムツの替え方も解らないサミュエルでしたが、必死でグロリアを育て、あっという間に8年も経過します。グロリアは可愛い女の子として成長し、サミュエルもスタントマンとして名を上げて、有名となります。

 

十分な生活をしている2人ですが、グロリアは母親を恋しがるので、サミュエルは、母親は特殊工作員だから、世界を周っていて会えないんだと嘘をつき、嘘のメールでグロリアを納得させていました。そんな二人の前に、突然、母親のクリスティンが現れて、グロリアと一緒に居たいと言い始めます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

おいおい!この母親、超ムカつきました。突然、男の前に現れて、子供を押し付けて消えるってどーいう女だよっ!良く、恥ずかしげも無く8年後に現れたなぁ。信じられないっ!どんだけ厚顔無恥なんだよ。まるで、鳥の托卵なんですよ。卵を人の巣に産んで、そのまま、人に育てさせるってやつ。酷いでしょ。これは、許されないでしょ。誰が何と言おうと、母親に親権は与えられないと思うけど。

 

サミュエルは、突然に託されたのに、すっごくグロリアを可愛がって、彼女の為に仕事も替えて、子供の為なら何だって出来る父親なんです。これ程、可愛がる父親も珍しいだろうって思うほどでした。いつもベッタリで、娘がサミュエルの仕事に付いて行きたいって言えば、学校を休ませて、一緒に仕事場に連れて行くほどでした。まぁ、これ程、一緒にいるのには、ある訳があるのですが、それは、ネタバレになるので、映画で確認してくださいね。

 

 

このサミュエルとグロリアの二人なのですが、本当に可愛くて素敵な親子で、見ていて気持ちが良くなるほどでした。そんな二人の前に、極悪無責任母親のクリスティンが現れ、”この、クソ女っ!”って叫びたくなりましたよ。今のパートナーという男も連れて来ていて、何様だよって感じでした。最後まで、この女、許せねーなって思っていました。

 

 

そうそう、サミュエルのお友達のゲイのベルニー、とってもイイ男でした。あ、見た目はダメ?なんだけど、イイ奴なんです。こんなゲイの友人が居たら、きっと楽しいし、頼りがいがあるだろうなって思いました。やはりゲイは身を助けるかな?あ、違うゲイか・・・。(笑)

 

最後の方に、驚くような展開があるのですが、とても良かったです。感動しちゃいました。人によっては、この展開はなぁ・・・と思う方もいらっしゃるかなと思いますが、まぁ、決まっていた事だから仕方ないと思って、納得して頂くしかないかなと思います。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。オマール・シー主演の、感動作です。「最強のふたり」には敵いませんが、それでも、十分に楽しめる作品なのではないかと思いました。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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