「二度めの夏、二度と会えない君」を観てきました。
ストーリーは、
バンド仲間の森山燐に思いを寄せていた高校3年生の篠原智は、不治の病を患う燐が他界する直前に思いを伝えるが、激しく拒絶されてしまう。燐がこの世を去ってから数カ月、智は「この世には伝えてはいけない事がある」という罪悪感で立ち直れずにいた。そんな智の身にタイムリープが起こり、燐と初めて出会った半年前のある夏の日に戻る。あの時と同じように燐のバンドに参加した智は、燐が最後まで笑顔のままでいられるよう、自分の気持ちを押し殺すことを心に決め、文化祭に向けてバンドのメンバーとして再び燐との夏を過ごすが・・・。
というお話です。
一緒にバンドをやっていた森山燐を好きだった篠原智は、彼女が拡張型心筋症を患っており、余命少ないと知り、病院でその気持ちを伝えるが、燐に拒絶され、そのまま永遠の別れとなってしまう。告白をした事を後悔した智は、彼女の死後、引き籠ってしまい、悩み続けていたのですが、彼女と過ごした場所で転んだ拍子に、何故か、燐と出会った時間にタイムリープしてしまい、同じ3ヶ月をやり直す事になってしまいます。
一度、経験した事と同じ事が繰り返される毎日で、今度こそは、燐への気持ちを伝えないようにすれば良いのだと心に決めて、前回と同じように過ごしていくのですが、何故か、少しづつ前回と違って来ている事に気が付き、何が変わっているんだろうと不安になります。
前と違う部分を気にしながら過ごしていると、燐の智への気持ちが、前回と違う事に気が付きます。智は、燐に気持ちを伝えるのを止めようと思っているのに、今回は、燐の気持ちが智に近づいてきているように見えて、智は、燐にどう接したら良いのか、前回と同じようになるのか、考えます。しかし、時間は過ぎて行き、同じ様にバンドを組み、文化祭でライブを開くことになり・・・。後は、映画を観て下さいね。
この映画、初日に観に行ったのですが、映画館に5名しか居ませんでした。1日で映画の日だったのになぁ。村上くんや山田くんという、男優達は有名どころが揃えてあるのですが、ヒロインが、全く知らない子で、どう見てもモブ的な印象の子なんです。可愛いのは確かなんですけど、このタイプの顔は、今、凄く多くて、全く見分けが付かないんです。AKBとか乃木坂とか、本当に同じような顔の女の子ばかりで、印象が薄いんですよ。それなら演技がとても上手い子なのかと思ったのですが、素人っぽくて、男優達との差も大きくてバランスが悪いし、とても残念でした。もし、女優たちに、有名どころというか、特徴のある子が出ていれば、もっと話題になったんじゃないかと思います。
話としては、「打ち上げ花火、上から見るか~」と同じように、過去に戻ってというお話なので、目新しさはありませんね。もう少し、公開時期をずらせば良かったのに、まだ「打ち上げ花火」が公開しているので、同じじゃんと思われるかと思います。
でも、この映画では、過去には戻るけど、少年の”真夏の世の夢”でしたぁという感じでは無かったと思います。夢落ちでは無かったと思うので、そこら辺は、ちょっと楽しめるのではないかなと思います。
10年前に消えてしまった幻のバンドの話が出てくるのですが、それが、なんだか、とっても勿体ぶっていて、ウザいと思いました。始まって直ぐに、この人がそれなんだろうなとか、この人が関わっていたんだろうなと解かるんです。隠しているんだけど、いかにもっていう登場に、あー、もう少しどうにかならなかったんだろうかと思いました。
村上くんと山田くんは、とっても上手いし、菊池さんも久しぶりに素敵だなぁと思ったのですが、ちょっと残念な内容に、ガックリでした。チラシなどの雰囲気は、とっても良かったのになぁ。
スミマセン、悪い事ばかり書いてしまったかな。何度も言いますが、村上くんと山田くんは上手いんですよ。良く感情が入っていて、伝わって来るものも大きくて、良かったんです。とりあえず、映画の内容が失敗だったかなという事が一番大きいかな。それと、観る人に興味を持ってもらう為には、印象的な女優を持ってこないと難しいんじゃないですか?ってことだと思いました。
私は、まぁ、お薦めしておこうかなぁくらいですかね。男優たちは上手いので、そこを観て欲しい。映像も、悪い訳ではありませんでした。バンドの印象は、一昔前かなぁという感じだったかな。歌は上手いのかも知れないけど、これも印象が薄いので、何とも言えません。ファンの方には良いのかな。気になったら、ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
![]() |
二度めの夏、二度と会えない君 (ガガガ文庫)
Amazon |
![]() |
ディストラクション・ベイビーズ 特別版(2枚組)[Blu-ray]
6,048円
Amazon |