「きみの声をとどけたい」の試写会に連れて行って貰いました。
ストーリーは、
海辺の町・日ノ坂町で暮らす16歳の少女なぎさは、将来の夢を見つけることができず焦りを感じている。彼女は幼い頃に祖母から聞いた「言葉には魂が宿っている」という言霊の話を信じていた。ある日、何年も使用されていないミニFMステーションに迷い込んだなぎさは、出来心からDJの真似事をする。偶然にも放送された彼女の言葉は、思いがけない人物に届いていた。
というお話です。
高校2年生のなぎさは、幼馴染のかえで、しずくと同じ学校で、ラクロス部で頑張っています。もう一人の幼馴染・ゆうは、学校が違うけど、同じラクロス部で頑張っています。ゆうの通う鶴ケ岡女子学園となぎさの学校・日ノ坂高校との練習試合で、日ノ坂はボロ負けし、かえではすごく悔しがり、悪態をつきます。
そんなかえでを見て、なぎさは、言葉に出すと、言霊があるから、悪口は自分に帰って来ちゃうよと心配するのですが、そんな事はお構いなしにかえでは悪口を言います。そんなかえでの汚い部分を好きではないなぎさは、もやもやしながら帰路につきます。途中、道路の角にある喫茶・アクアマリンを見つけたなぎさは、恐る恐るドアをつかむと空いているようで、中に入れます。
中を散策すると、一画にDJスペースがあり、その周りにクラシックレコードがびっしり並んでいます。なんか面白そうと思ったなぎさは、無人の喫茶店・アクアマリンに入って行き、DJスペースでスイッチを入れて、ラジオDJの真似事を始めます。それが心地良かったなぎさは、また来ようと思って、家に帰ります。
翌日、家でゴロゴロしているとメールが届き、昨日のラジオが聞こえていたらしく、あのラジオ局のDJだった女性の関係者からで、建物への不法侵入だし、とても迷惑だったとの内容でした。酷い言われようだと思ったなぎさは、元の持ち主に話しを付ける為に調査を始めます。
アクアマリンの元のDJを探すと、町には知っている人が多く、話を聞くと事故で丘の上の病院に入院しているらしいと聞きます。行ってみると、DJだった女性は事故で意識不明で目覚めず、ずーっと寝たきりだと知り、彼女の娘がアクアマリンでDJをしている声をラジオで聞くことに。今なら娘の紫音がアクアマリンに居ると思い、直ぐに向かうなぎさ。
アクアマリンで紫音と出会ったなぎさは、紫音と一緒に、寝たきりの母親に聞かせるためにラジオをもう一度復活させようと約束し、友人のもみじやしずくと協力してラジオを始めます。そこへあやめや乙葉が合流し、みんなで楽しくラジオを始め、紫音の母親が目を覚ますように声を聞かせ始めます。しかし、アクアマリンの土地建物は、既に人手に渡っており、直ぐにでも取り壊しが始まることになっていて・・・。後は、映画を観てくださいね。
言葉には言霊があるからっていう内容で、悪口を言ったら、自分に跳ね返ってくるし、目覚めない人は言霊で目を覚ますかも知れないという事なのです。解らないではないのですが、どーも、キャラクターに魅力が無くて、ビジュアルに関してはイマイチでしたが、内容は面白かったです。
というか、主人公のなぎさのキャラクターが、”メアリと魔法の花”のメアリの様に、性格がイライラするんです。天然で慌て者、騒ぐ、泣く、うるさいと、5大イライラ要素を持っていて、主人公で良い子なら何でも許されるっていう大間違いを犯しているんです。あのね、良い子かも知れないけど、周りに迷惑な事をしたり、犯罪はダメでしょ。
マジで不法侵入だし、他人の物を使っているから横領だから。これは辞めましょう。犯罪です。これ許されちゃうと、工事現場などで勝手に入られて、道具などを使われると、本当に困るんです。まして、事故など起こされると、責任問題になるから、困ります。いくら映画でも、勝手に入って許されちゃうのはダメだから、すごく怒られるとか詫びを入れるとか、何か解決して貰わないと、子供たちが同じ事を始めちゃうと困るんです。お願いしますから辞めて欲しいです。鍵をかけられない場所(現場)の管理者からのお願いです。
と、真面目なお願いから入ってしまいましたが、内容に関しては、良かったと思います。確かに、言霊ってあるかも知れない。私は信じていないけどね。でも言葉に力があるとは思っています。言葉に発することで、人間が内に秘めた精神エネルギーが発動して、何かに影響を及ぼしているとは思っているんです。だから、これは成功させると言葉に出したら、必ず成功させてきたし、不安要素は決して言葉に出しては言わないようにしてきました。恐いからね。
この映画でも、言葉には力があると言っていて、悪いことは言葉にしちゃいけないと言っているんです。うんうん、解ります。悪口は良くないよね。つーか、私、悪口って、面倒臭いんです。他人に興味があまり無いし、どーでもイイもん。気になるのは、本当に身近な人達だけ。それ以上まで責任は持てないし、持ちたくないから言葉にしたくないんです。身近な人なら、自分の目で確かめられるでしょ。
人の噂話、大好きな人種、居ますよね。マスゴミもその一端だけど。真実を言うならまだしも、話を膨らますのは辞めようよ。言った人間の人格を疑われますよ。人の事が言えるほど、あんたは綺麗なのかいって言いたくなる。汚い奴に限って、人の悪口言うんだよね。目障りなんだよ。あ、つい、地が出てしまいました。ゴメンナサイ。極悪な面が出てしまいましたね。本当にゴメンナサイ。(笑)
話しを戻して、言霊で、意識不明の母親の目を覚ましたいというのが願いなんだけど、願いが叶うかどうかは、最後のお楽しみ。でも、思い出したけど、もう死ぬって時に、呼びかけると目を覚ます事ってあるでしょ。あれ、言葉が伝わっているのかなって思いますよね。私、何度かそういう場面、あるもん。何故か、その時にだけ伝わって、目を開けるって、たまたまかもしれないけど、不思議です。
そんな不思議で大切な事を教えてくれている映画です。良い映画なんですが、私は、またも主人公の性格が合わず、その部分でイライラでしたが。あ、そうそう、なぎさの家庭事情が、何となくしか描かれていなくて、これ、父親が離婚して、再婚して、再婚相手を名前で呼んでいて、友達みたいになっているという解釈で良いのかな。イマイチ、仲が良いのか、仲が悪いのか、違和感があり、微妙でした。
ゆうのお爺さんの描かれ方も、寄付をしているから大会会場でエラそうにしていたのだったら、イヤな爺ですよね。普通に応援に来ていたなら、金を使って孫娘の立場を良くしているのではないと言えるので、良いと思うのですが、そうでなければ、他の選手がねたむのも解ります。そりゃ、周りから見たら、あんたのクラブじゃねーんだよって言いたくなるわなぁ。微妙な描き方でした。
私は、この映画、お薦めしても良いかなぁと思います。私は、鼻に付く部分があったのですが、素直に観れば、良い事を描いているので、感動するし、考えさせられると思います。ゴメンナサイ、私がひねくれた部分から見てしまって、悪い印象を与えてしまうかも知れませんが、許してください。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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