「嘆きの王冠 ホロウ・クラウン ヘンリー六世 Part.1&Part.2」 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「嘆きの王冠 ホロウ・クラウン ヘンリー六世 Part.1&Part.2」を観てきました。

 

ストーリーは、

ヘンリー五世は若くしてこの世を去り、彼の幼い息子に王位が引き継がれることとなる。摂政はグロスター公となり、安定した統治が成されていました。

 

 

ヘンリー五世の死から17年後。ロンドン塔に雄平されているエドマンド・モーティマーが甥のリチャード・ブランタジネットに「お前は王位継承者だ」と告げた後、息絶える。リチャードは「これまでのランカスター家の不遇に対する雪辱を晴らす」と誓う。

 

ロンドン法学院の庭で王位の是非について口論となったリチャードとサマセット公は、ヨーク家(リチャード)に付くなら白薔薇、ランカスター家(サマセット公)に付くなら赤バラを摘めと選択を求め、その後、ヘンリー六世が無心に赤薔薇を選んだことで両者の対立は深まる。

 

 

フランス、ボルドーではトールボット卿の軍隊がジャンヌ・ダルク率いるフランス軍を相手に激しい戦いを繰り広げていたが、援軍が届かず、息子ジョンと共に非業の死を遂げる。イングランド軍はすぐさま反撃し、ヨーク公であるリチャードがジャンヌを捕らえる。その裏側で、サマセット公は捕虜にした貴族の娘マーガレットをヘンリー六世に嫁がせ、自分の思い通りにさせようと画策し、それに成功する。

 

そしてサマセット公は、ヘンリー六世を操る国民に人気のある摂政グロスター公を失脚させるため、サフォーク公やウィンチェスター司教と手を組み、まずグロスター夫人を罠にかけて罪人とし、グロスター公から摂政の地位を取り上げ、投獄したのち殺害してしまう。

 

 

叔父グロスター公の死にサマセット公とサフォーク公が関わっている事に気が付いたヘンリー六世は、二人に国外追放を言い渡すが、マーガレット王妃の必死の説得に折れ、二人を無罪にしてしまう。その優柔不断さに嫌気が差したヨーク公リチャードが、王位奪還を宣言しヘンリー六世に宣戦布告する。

 

3年後、イングランドの貴族たちは2派に別れて戦いを始め、サマセット公とサフォーク公が戦死。サマセット公を愛するマーガレット王妃は、彼の復讐を誓う。

 

ウェストミンスター大会堂まで進軍したヨーク軍は王座を選挙。駆け付けたヘンリ六世に退位を迫る。ヘンリー六世は、自分の死後、ヨーク家に王位を譲り渡すことを約束してしまう。マーガレット王妃とランカスター側の貴族たちは、ヘンリーのあまりのふがいなさに愛想をつかし、自分たちで挙兵する。そしてまたも戦争になってしまう。

 

 

やがて王妃軍がヨーク公と末息子のエドマンドを捕らえ、処刑。残されたヨーク家の三兄弟がウォリック伯と共に復讐へと向かう。そして報復に成功したヨーク軍は、長男のエドワードが王位奪還を宣言し、新王エドワード四世が誕生する。戦火の中、一人荒野を彷徨っていたヘンリー六世は捕らえられ、ロンドン塔へ幽閉される。

 

10年後、身勝手なエドワード四世を見限ったウォリック伯は、フランスに庇護されていたマーガレット王妃と和解。フランス国王の後ろ盾を得た彼らはヘンリー六世の復位を目指し、エドワード四世に宣戦布告する。幽閉中のヘンリー六世は、ランカスター家の相続人リッチモンド伯に「いつかイングランドの希望となるだろう。」と予言し、彼をブルゴーニュへ亡命させる。

 

 

再び戦争になったヨーク軍とランカスター軍は、激しい戦いの末、ヨーク軍が勝利し、エドワード四世は皇太子エドワードを処刑し、マーガレット王妃を捕虜とする。ひそかに王位を狙うヨーク家三男のリチャードは、その手始めにヘンリー六世を殺害。ヨーク家のものとなった王位は、安泰かと思われたのだが・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

ホロウクラウンの第5,6弾です。ヘンリー五世が若くして亡くなり、幼い時に王位を継いだヘンリー六世には、グロスター公が摂政として付き、政治を行っていました。グロスター公の統治は民に喜ばれており、尊敬もされていたのですが、その地位を狙うサマセットに殺されちゃうんですよ。酷いでしょ。このサマセットが一番悪い奴だと思うんだけど。

 

 

まず、マーガレットと関係を結びながら、自分の女を国王の妻に押して行くんです。極悪でしょ。このマーガレットも、酷い女よねぇ。結婚する前からサマセットと恋愛関係なのにヘンリー六世と結婚するんですよ。ハッキリ言って、このマーガレット、全然キレイじゃないのに、なんでこんな女に操られちゃうのかなぁ。もっと美しい人が相手なら仕方ないと思うんだけど、このマーガレットじゃねぇ。もっと美しい人、周りにいるじゃん!なんでよりにもよって、この女!?

 

ヘンリー六世が情けないと何度も言われるのですが、まだ幼い内に王様にされちゃって、社会勉強を何もさせて貰えてないのだから、こうなるのは当たり前です。すごく優しい王様なんですよ。臣下が良い人だったら、王に辛い事も教えて、良い教育をしてくれただろうにね。本当に残念でした。

 

このバンバン裏切られる内容って、シェークスピアは好きよね。こんなに悪い奴ばっかりだったのかしら。でもイギリスならあり得るのかなぁ。このお話、すごく長いので、あまり舞台化や映像化がされないようで、ちょっと残念です。良いお話なんですけど、結構、何度も戦争があって、勝ったり負けたりで混乱するんですよね。ちょっとしんどい内容でした。

 

 

私はこの映画、お薦めしたいと思います。可哀想なヘンリー六世の生涯を味わってください。臣下に裏切られ、女に裏切られ、本当に可愛そうでした。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。

 

 

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