「ビニー 信じる男」脊椎損傷をして復活したボクサーなんて聞いたこと無かったです。凄い！

「ビニー　信じる男」の試写会に行ってきました。

ストーリーは、

うぬぼれ屋のボクサー、ビニーは世界タイトルを獲得するが、自動車事故で首を骨折する大怪我を負ってしまう。医師から選手生命の終わりを告げられ、周囲の人々はビニーのそばを離れていく。しかし自らの復活を信じるビニーはトレーナーのケビンのもとで命懸けのトレーニングに励み、王座奪還を目指す。

というお話です。

ボクサーのビニーは、ボクシングを始めて、父親がコーチ兼トレーナーとなっていたが、全く成績が上がらず、勝利も手に入れられずにいた。このままでは、何の成果も無く引退となってしまうと思い、マイク・タイソンのトレーナーをしていたケビン・ルーニーを訪ね、自分のトレーナーをして欲しいと頼み込む。最初は断っていたケビンだったが、熱心なビニーに心を開き、トレーナーを引受ける。

ケビンの指示により、今までより２つ上の階級に変えてトレーニングを始めて、フランス人ボクサーのジルベール・デュレに勝利し、世界ジュニアミドル級チャンピオンとなる。

念願のチャンピオンになり、大喜びするビニー。ボクシング人生はこれからだと大喜びしたビニーでしたが、この試合の直ぐ後、正面衝突の交通事故を起こし、首を骨折し瀕死の重傷を負ってしまいます。医師からは脊椎を固定する手術を勧められるのだが、その手術をしてしまうと、身体を動かす事は出来ても、ボクサーとしての再起は不可能になってしまいます。ビニーはボクサーを諦められず、リスクの高い”ハロー”という器具で一時的に脊椎を固定し、半年間で再生を促して奇跡を待つという方法を取ります。

器具が付いている間も出来る限りのトレーニングを行い、やっと器具を取り外します。これで通常のトレーニングを始められ、対戦も組んで欲しいと話しますが、誰もが怖がって、ビニーの対戦を受けようとしません。そこで、トレーナーのケビンは、ビニーのトレーニング風景や、以前にも増して強くなっているとアピールする映像をマスコミに流します。そして、とうとう対戦が組まれる事になるのですが･･･。後は、映画を観て下さいね。

これ、実話の映画化なんです。普通なら、脊椎損傷したら下半身不随になってしまい、車椅子生活か、または寝たきりになってしまうのが通常です。でも、ビニーはボクサーに復活してしまうんです。あり得ないでしょ。でも、本当なんです。ビックリしました。

良いトレーナーのケビンと出会い、チャンピオンになって、これからという時に交通事故なんて、神様は残酷です。でも、その悲劇に打ち勝ち、ボクサーとして復活するビニーの姿は、きっと神々しく見えたのではないかと思いました。

私、神様っていると思っていて、それぞれの人の少し上の方から見ているんじゃないかと思うんです。でね、何かあった時に、上の方でサイコロを振って、今回は意地悪しようとか、助けてやろうとか、ギャンブルしているんだと思うんですよ。そんな風に決められている私たちの人生に、何とか諍って、自分の思い通りにしようと努力する姿を見て、神は味方をしてくれるのではないかと思っているんです。だから、このビニーの頑張る姿を見て、きっと神も味方をしてくれたのかなと思いました。あ、でもキリストさんとかブッダさんとかアラーさんとは違うと思うよ。（笑）

神様を味方につけたビニーは、復活した後、結構、頑張ったようですよ。この映画では描かれていませんが、随分戦ったようです。もう、言葉はスゴイとしか出てきません。こんな人がいたなんて、それを自分が全く知らなかったなんて、恥ずかしいと思うほどです。日本でもニュースになったのかしら。これは、世界のニュースになってもおかしくないほどのお話ですよ。

私は、この映画、お薦めしたいと思います。この不屈の精神って、素晴らしいでしょ。ここまでは出来ないにしても、こんな人の伝記を観たら、自分も頑張ろうと思いますよ。こんなスゴイ人がいるなら、自分も頑張らなくては神様も味方してくれませんよね。私は沢山の味方が欲しいけど、一番欲しいのは神様ですから。それを勝ち取れるよう、頑張ろうという気持ちにさせてくれる映画でした。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。

・ビニー／信じる男|映画情報のぴあ映画生活

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