フランス映画祭 10作目は「ポリーナ、私を踊る」を観てきました。
ストーリーは、
ボリショイ・バレエ団のバレリーナを目指すロシア人の女の子ポリーナは、厳格な恩師ボジンスキーのもとで幼少の頃から鍛えられ、将来有望なバレリーナへと成長していく。かの有名なボリショイ・バレエ団への入団を目前にしたある日、コンテンポラリーダンスと出会い、全てを投げうってフランスのコンテンポラリーダンスカンパニー行きを決める。新天地で新たに挑戦するなか、練習中に足に怪我を負い彼女が描く夢が狂い始めていく。ダンスを通して喜びや悲しみ、成功と挫折を味わい成長していく少女。彼女が見つけた自分らしい生き方とは…。
というお話です。
スミマセン、上記のあらすじで、ほとんど網羅してしまっているので、解説を割愛しようと思います。お話は、ほとんど上記の通りでした。解説しようと思ったのですが、ちょっとドキュメンタリーっぽいんです。という訳で、お話は、上記の通りです。
ポリーナという才能を持った女の子が、小さな頃からその才能を認められ、鍛えられ、ボリショイ・バレエ団に入団するとなった時に、クラシックバレエとは違った、俗にいうモダンバレエに出会って、悩んで悩んで、自分の好きなバレエを選び、その道に進むのですが、その道半ばで、足に怪我をしてしまい、挫折を味わって、自分の目指す道を模索し、歩むべき道を見つけていくんです。
どんな道を歩んでも、幾つのも分岐点があって、どちらに進むかは本人の選択にかかってきますよね。それが正解かなんて、誰も解らないけど、たとえ、その先で挫折が待っていようと、自分が選んだ道なんだから、後悔なんてしていられません。もし、ダメだったら、また新しい道を選ぶしかない。人間の人生なんて、そんなに長い訳では無いのだから、その分岐点、その分岐点で、後悔しない選択をしていくしかないんです。それが、失敗するだろうと思ってもね。
でも、好きなことを選んでいれば、後悔はしないでしょ。誰かに強要されたり、無理に選んだ選択なら、悔いが残って、生きる気力が無くなるかも知れないけど、好きな事で失敗するなら、何てこと無いんです。人間って、そういうもんですよ。必ず、自分に合った選択肢を見つけることが出来るんです。
そんなポリーナは、挫折があったからこそ、強く輝いていくように見えました。何も知らずに成長していったら、きっと、もっと先で、大きな挫折にぶち当たり、終わっていたかも知れません。でも、半ばで挫折に向き合ったからこその、今のポリーナになれたのだと思いました。
バレエシーンがとても美しくて、それを見ているだけでも素晴らしいと思いました。内容は、それ程、面白いとか、そういうものではないのですが、彼女の成長をバレエに合わせて見せて行くので、バレエに興味がある方にはとても楽しめると思います。
私は、あまりバレエに興味が無いのですが、まぁ、楽しめました。お話的には、王道なので、それほど面白いというものではありませんが、彼女の成長と、バレエの美しさで見せて行くので、そちらで楽しめます。
私は、まぁ、お薦めしても良いかなと思います。私は、あまりバレエに興味が無く、それほど感動はしなかったのですが、これ、バレエに興味がある方には、堪らないほどの内容らしいです。専門的なのかな。なので、出来ればバレエ好きな方にお薦めしたいです。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
フランス映画祭「ポリーナ、私を踊る」
http://unifrance.jp/festival/2017/films/polina-danser-sa-vie