「ゴールド 金塊の行方」金塊という言葉に踊らされた人々のアホ顔を楽しんでください。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ゴールド 金塊の行方」を観てきました。

 

ストーリーは、

鉱山事業に失敗し、破産寸前に追い込まれた金鉱採掘者ケニー・ウェルズは、謎めいた地質学者と組み、インドネシアの山奥で巨大金脈を発見する。一攫千金の夢を成し遂げたケニーは一躍時の人となるが、170億ドルの金塊が一夜にして消えたというニュースが飛び込んでくる。

というお話です。

 

 

父親が経営していた鉱山事業を共に大きくし、羽振りを聞かせていたケニーでしたが、当てにしていた鉱山から鉱物は出ず、景気の悪化に伴い、経営悪化し破産寸前になってしまいます。誰も、何処の会社も融資を引受けてはくれず、藁をもつかむ気持ちで、以前、パーティで知り合った地質学者に連絡を取り、鉱物を探して欲しいと頼む。

 

地質学者のマイケルは・アコスタは、独自の考察を推し進め、業界では相手にされなくなった人物だったが、その独自の考え方にケニーは賭けたのだった。

 

 

ほどなくして、マイケルからケニーに、インドネシアの山の中で金脈が見つかったと連絡があり、ケニーの会社は一躍、ウォール街の銀行や投資家から注目を浴びる事になります。その金脈からは、何億ドルもの金が出るとの試算が出て、誰もが投資に躍起になります。銀行の食い物になるのは嫌だと跳ねつけようとしたケニーを、巨大投資銀行が金鉱の事業から外しにかかり、インドネシアの利権をスハルト政権と手を組み、ケニーから取り上げようとします。

 

 

銀行に外されたケニーは、またも転落するかと思いきや、スハルトの末の息子を引き込み、インドネシアの利権を奪還し、銀行を出し抜いて、またも返り咲きます。そして、成功を収めたかに見えたのですが…。後は、映画を観て下さいね。

 

これ、面白かったなぁ。実際にあった話というのが、スゴイと思いました。でも、金鉱という言葉に飛びついて、何も調べずに投資した銀行や投資家たちが欲深いんだと思いますけどね。そんなに簡単に金が稼げるなら、誰も仕事なんてしないって。(笑)

 

 

見事に誰もが騙されてしまうのですが、嘘って、大きければ大きいほど、判らないのかも知れませんね。確かに、詐欺事件とかのニュースを観ると、平気で何億も騙し取られているでしょ。驚いちゃいますよ。何で?って思うけど、大きすぎて分からないんでしょうね。

 

それにしても、この映画の話、大きすぎるでしょ。170億ドルですよ。円だと1兆7千億円です。考えられないでしょ。どこかの国家予算だっつーの。笑える~!そんな金が、サラッと消えてしまったなんて、素晴らしいです。そりゃ、騙された方が悪いわな。当たり前ですよ。だって、途中で、十分に気が付ける段階があるのに、みんな、目の前の金に飛びついてしまって、周りが見えていないんですよね。銀行屋や投資家のお里が知れるというか、どんだけ貪欲なんだってのが、この映画で判りますよ。

 

 

いつも思うんだけど、お金って、ある程度あれば、それ以上は捨てても良いと思うような使い方をしなくちゃいけないんです。その部分を無駄に使う事によって、世の中のお金が廻っていく訳でしょ。生活費は、もちろん必要経費として周るけど、みんながみんな、それだけだったら、誰も潤って行かないんです。無駄金を廻す事によって景気が良くなって行くの。だから、こいつらみたいなバカが損してくれたら、その分、お金が回って、潤うだろうと思うんだけど、この映画の中の170億ドルは、どーも回らなそうでしたね。ロンダリングしないと使え無さそうですもん。悪い事に使われないと良いけどねぇ。

 

 

マシュー兄さん、今回も素晴らしい演技で笑わせてくれました。ハゲで出っ腹のオヤジを、何となくカッコ良く演じているところが、好きだわぁ。うーん、ステキです。私のお気に入りのマシュー兄さん。また観たいわっ!

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。私は好きな映画なのですが、これアクションとかサスペンスが好きな方よりも、騙し騙されの経済的どんでん返しなので、経済とかに興味がある方の方が楽しめるかなと思います。この時代のインドネシアの政治とかも関わって来るので、それも楽しめますよ。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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