「ラプチャー 破裂」の試写会に連れて行って貰いました。
ストーリーは、
シングルマザーのレネーが見知らぬ男たちに拉致された。謎の隔離施設に監禁された彼女に待っていたのは、被験者に「生きている中で一番嫌いな物」を与え続ける人体実験だった。クモが嫌いなレネーは、拘束され身動きがとれない状態で、執拗なまでのクモ攻めに遭う。誰が何の目的でおこなっているのか一切不明なこの異様な実験の果てに、レネーの体は驚くべき変化を見せ始める。
というお話です。
暴力的な夫と離婚し、シングルマザーとなったレネーは、息子と安心した生活を送っていました。ただ一つ、不安なのは、元夫に息子を送って行く時だけ。別れた今も威圧され、怯えています。
息子を届けた帰り道、車がパンクし路肩で困っていると、男性が駆けつけ、助けてくれようとします。ありがたいと思い、手伝って貰っていると、あっという間に薬を嗅がされ、拉致されてしまいます。
レネーが目を覚ますと、どこか研究所のようなところに拘束されていて、周りの部屋からも悲鳴が聞こえてきます。人が入ってきて、何故か、彼女に恐怖を与える為に、彼女の嫌いな蜘蛛を、手に乗せたり、顔のマスクの中に入れたりと、何が目的か分からないけど、何度も恐怖を与えて行きます。訳も分からず、叫び続けるレネー。
何度続けても、レネーに変化が訪れないらしく、研究所の職員たちは、失敗なのかと話し合いながら、部屋を後にします。残されたレネーは、拘束を抜けて、部屋のダクトを伝って、何とか逃げようと移動するのですが、何処まで行っても逃げられません。仕方なく部屋に戻ると、リーダー格の人間が出てきて、レネーに恐怖で進化を促す事が出来て、新しい自分に生まれ変われるはずだからと、この実験の理解を促し、彼女に実験を続けさせます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
ホラーなのか、SFなのか、ちょっと不思議な映画でした。でも、恐怖を与える為に、蜘蛛を顔にくっつけるとかいう実験って、日本のお笑い芸人たちが良くやっていることなので、怖さを感じるよりも、笑いが込み上げてきてしまいました。よくお笑い番組で、頭からカエルを落としたりしてますよね。あれと一緒なんですもん。笑ってしまいました。でも、蜘蛛嫌いな人には、拷問なんだろうなぁ。
恐怖を与える事によって、進化を促すというのが、イマイチ、理解不能でした。真面目に考えちゃいけないのかも知れないけど、どんな映画でも、一応、理論的に筋を通しておいてくれないと、何か気持ち悪いんですよね。どんな理由でも良いので、こうだから、こう進化する事になるんだよって、解説して欲しかった。それが無いので、理解に苦しみました。
でも、笑えるホラーとしてなら、楽しめると思いますよ。ナオミ・ラパス演じるレネーが、叫びっぱなしで、笑えるんですもん。でも、もう少し怖くして欲しかった。蜘蛛だけじゃなくて、他の昆虫とか動物とか、爬虫類とかも使ってくれたら、また、違った恐さも出たかも知れないのにね。
私なら、ミミズとかウナギとかはイヤだなぁ。蛇も大量だと嫌だし、蟻とか黄金虫の大量も嫌だね。カマキリの卵から孵った子供たちも嫌だなぁ。ミルワームも嫌だね。ああー、考えているだけで気持ち悪くなってきたっ!!
という訳で、まぁ、楽しめましたが、目的などが意味不明なので、イマイチ、踏み込めませんでした。でも、嫌いでは無いかも。B級映画としては楽しめると思いますよ。
私は、この映画、まぁ、お薦めしたいと思います。B級映画を温かく観てあげられる方にお薦めかな。真面目な方が観ると、なんじゃぁ~!って怒られそうなので、そういう方は辞めて下さいね。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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