ストーリーは、
恐喝して取り上げた携帯電話を闇でさばいて生活をしていた家で少女ダフネは、警察につかまり、未成年更生施設に送られます。男女別棟の施設では、ミサや年越しパーティーの時以外には、男女が会話を交わす事は出来ません。
入所早々、トラブルを起こし、孤立するダフネ。ようやく面会に訪れた父親アスカニオは、新しい恋人ステファニアとその連れ子レレと一緒だった。ダフネは保護観察の引受人になることを父親に頼むが、前科のある父親は返事を渋ります。ある日、ダフネは、屋上の金網越しに、同じく窃盗で入所する青年ジョシュから心変わりした恋人への連絡役を頼まれる。食事を運ぶカートの中に手紙を忍ばせて、交信を重ねるうちに、ダフネとジョシュは強く惹かれ合う。
ダフネはレレの献信式に出席するために外泊許可を得るが、帰所期限が過ぎても施設に戻らず、関に出所してピッツェリアで働いていたジョシュに逢いに行く。再会した二人は、リミニへと向かう電車に乗り込む。そして・・・。
というお話です。
若いふたりが少年院で出会って、最初はぶつかり合うも、惹かれていき、求め合いって言うラブストーリーです。まず、少年院で知り合うってとんでもないよね。悪い事をやってきて、反省無しかよって思わないでも無いが、ま、若いふたりだから、多めに見てあげてって感じかな。
主人公のダフネは、結構、可哀想な境遇なんですよ。だからって、犯罪をする事は許されないけど。窃盗で捕まるんだけど、父親が身元引受けをしないんです。何故なら、自分も前科持ちで、今、執行猶予中なのかな。なので、もし、引き受けて、 娘が再犯したら、自分の身も危うくなるからなの。ダフネは出して欲しいだろうけど、難しい選択だよね。これは仕方ないけど、可哀想でしょ。
親に恵まれず、友達も少なくて、頼れる人は居なくて、とっても孤独だったんです。そんなダフネに、初めて出来た彼氏がジョシュなんです。最初は、友人として、彼の恋愛を補助する形で出会うのですが、段々と気持ちが繋がって行き、お互いに思い合うようになるんです。ま、ここら辺は、普通の恋愛ですよね。でも、男女は別々にされている少年院での恋愛だから、逢ったり話したりするのは至難の業なんです。でも、映画では、逢ったところだけをピックアップしてるから、沢山逢っているように見えるけどね。
うーん、本当は、私は、このダフネという女の子のタイプは嫌いなんです。自分勝手に何でもやっちゃって、人との協調性とか、全く無いんですもん。そんなの私がやりたいっつーの。自分の事だけ考えて、欲望のみを突き通せたら、どんなに楽だろうと思いますが、世の中、それじゃ渡って行けないからね。だから、少年院に入れられているんだけど、全く更生しないから、マジで絞めてやらなきゃと思ったのは私だけなのだろうか。誰かが矯正しない限り、治らないよね。直すには、強引にやるだけじゃなくて、愛してあげる事も必要なんだけど、この子はイヤだな。他の人にお願いしたい。(笑)
私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなと思います。面白いし、若い人達のラブストーリー、まさに少年院のロミジュリという所なのですが、私のタイプでは無いので、こういう評価になってしまいました。ぜひ、観てみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。