【イタリア映画祭】「ピューマ」ネコ科の動物かと思ったら、子供の名前だったのね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

イタリア映画祭9作目「ピューマ」を観てきました。

ストーリーは、

若い10代のカップルが、予期せぬ妊娠から出産を迎えるまえの、家族や友人を巻き込んだ騒動を描いたドラマ。

カテとフェッロは、妊娠を機に双方家を出るも当ては無く、結局、フェッロの実家に居候することになります。勉強も旅行計画も思う様にはいかず、焦りと不安が募る日々。純粋な彼らはそれでも前向きに過ごし、子供の名前を「ピューマ」と決める。しかし無計画な若いふたりの対応を巡りフェッロの両親は喧嘩が絶えず、破天荒なハトコのステッラも加わり、祖父は心臓発作を起こす始末。ギャンブル狂いのカテの父親は、娘に金の無心をし、狂言自殺を繰り返す。




更にフェッロは、勢いでステッラと一夜を共にし、妊娠させてしまう。出産を控えても職も無く、家も無く、ふたりは悩んだ末に、ピューマの将来を考え養子に出す事を決める。周囲も最善策をと考えるが、ピューマに対する想いを再確認したふたりは、希望を失わずに自分たちでピューマを育てる決意をし、出産に挑むのだった。

というお話です。



この話、真面目そうな話なのかと思ったら、誰もがメチャな人々で、驚くような事を平然としてしまうんです。ええ~!とか、はぁ~?!とか、驚くことがいっぱい出て来て、大笑いしてしまいました。




フェッロは、とっても可愛い顔をしていて、イケメンなんだけど、下半身が緩すぎるのよね。彼女がいて、妊娠して、もうすぐ結婚しようかという時に、ある事をしちゃったりして、お父さんに相談して絶句させてしまうっつー、ことをやらかしてくれて、大騒ぎ。いくら若いからって、簡単に許される事じゃないんだからね。




カテの方は、予期せぬ妊娠に驚くも、結構、淡々と受け入れて行くところが、女って凄いよねと思わせる風格が出ていました。女の開き直りって、早いわぁ。それにしても、このカテの父親は、まぁ、酷いオッサンで、フェッロの家に娘と一緒に転がり込んで、最悪なお父さんでした。いいオッサンが、トイレに籠るなよ。いつまでもグズグズしてんなよ。マジで、カテの家庭事情は最悪でした。フェッロの家庭は、それに比べたらとっても良かったと思います。家庭内別居していようともね。




2人は、子供が産まれても、若いし育てられないだろうから養子にだそうと決めるのですが、何度も何度も考えて、どうしても納得行かなくなって、やっぱり自分たちで育てる決意をするんです。本当に良かったと思いました。家族もいる訳だし、やっぱり子供は親に育てられた方が幸せだと思うんです。もちろん、色々な事情があるだろうけど、出来れば、ベストな形で育って行けたら、それに越した事は無いと思います。本当に良かったね、ピューマくん。




そうなんです、題名のピューマは、子供の名前なんです。ピューマの意味は、豹科のピューマじゃなくて、”羽”という意味だそうです。驚いちゃった。(笑)




この映画、私は、お薦めしたいと思います。ハッピーエンドになったし、色々な問題は定義したけど、ちゃんと解決して行ったし、何事も、落ち着くところに落ち着いたという感じで良かったです。ぜひ、観てみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。 カメ



イタリア映画祭  http://www.asahi.com/italia/2017/