【イタリア映画祭】「ジュリアの世界」エホバの証人って厳しいんですね。普通の人間には無理だな。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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イタリア映画祭8作目「ジュリアの世界」を観てきました。

ストーリーは、

「エホバの証人」の敬虔な信者を両親に持つ18歳のジュリアは、自身も模範的な信者として、日々集会に通い、伝道活動に励んでいます。ジュリアは、数学の才に秀でていて、教師は大学進学を進めるが、信仰生活を第一とする考えに従い、固辞する。ある日、彼女は、信者の息子で、麻薬密売による服役を終えたリベロと知り合う。



信仰の違いという壁を乗り越え、休息に惹かれ合うふたりだったが、「俗世」の人間との交際を禁止する教義を楯に、周囲は猛反対。葛藤の末、意志の自由を求めて、駆け落ちをした彼女は、教団組織や家族から関係を拒絶される。自由な世界で新しい生活が始まるも、彼らの平穏は長くは続かず、リベロは再び犯罪に手を染め、彼女もまた巻き込まれて行く。

やがて自身の信仰心と愛の終わりを悟った彼女は、リベロに解れを告げる。絶望した彼は自殺を図るも一命を取りとめる。ジュリアは教団には戻らず、大学進学を志し「俗世」での自立した人生を歩み始めるのだった。

というお話です。



エホバの証人の信者である両親の長女に生まれたジュリアは、マジでどっぷりと宗教にハマっている女の子です。ミサに通い、伝道活動に余念がなく、まるでミツバチのように、家から家を周って、伝道をしています。こういうのって、困るよね。下手な押し売りより質が悪いので、怖いと思いました。一度でも話を聞いてあげちゃうと付け入られてしまうんでしょ。オレオレ詐欺みたいですね。




そんな伝道の先で、ある男性に出会うのですが、それが、また酷いチンピラなんです。なんで真面目な子って、こういうのに引っかかっちゃうのかなぁ。こういう奴って、見た目は乱暴そうだけど優しかったりするから、そのギャップ萌えでオチちゃうんでしょうね。それ、ダメでしょ。誰がどうみても、ダメ男でしょ。


で、引っかかっちゃって、宗教から抜けて、もちろん親からも勘当状態になって、二人で暮らし始めるんですけど、リベロ(相手の男)は、借金を返す為にドラッグの売人をまたもやり始めるんです。もー、絶対にダメでしょ。最悪の方向に向かって突き進んでいくんだから、ハッピーエンドになる訳が無いよね。




そうそう、エホバの証人って、信者以外と交流を持つなって言うのよ。酷いでしょ。そりゃ、学校でも浮いちゃうよ。それでも信者を辞めない人達って、不思議だなと思います。社会的な生活が出来ていないって事でしょ。交流をしないんだから。ハッキリ言って、周りの人間から見ると、とっても迷惑な集団ですよね。交われとは言わないまでも、社会の規律は護って欲しい。自分たちの考えを押し付けないで欲しい。やっぱり、宗教って迷惑だと思います。




私は、宗教を信じていないから、もし関わるなら、自分が宗教を起こすしかないと思っています。宗教は儲かるから、出来るなら、ぜひやりたいけどねぇ。(笑)


ジュリアは、自分が歩く道を自分で見つけたので、良かったと思いました。宗教にも、彼氏にも左右されずに、自分だけの道を見つけるのが、一番、納得出来るでしょ。失敗しても責任は自分のせいだから、やり直せば良いし、人を恨む事も無く、良い人生になると思いますよ。




私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いと思います。エホバの証人という独特な視点からのお話で面白いのですが、主軸は、女性の自立のお話なので、どうなるか途中で解かってしまうので、途中、ちょっと眠くなるかなぁと思います。でも、面白いので、ぜひ、観てみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ



イタリア映画祭  http://www.asahi.com/italia/2017/