イタリア映画祭2作目「どうってことないさ」を観てきました。
ストーリーは、
エンジニアのクラウディオと数学教師のアンナは、金銭的不安から念願の子作りに踏み切れずにいた。クラウディオは、新ビジネス立ち上げを目指し、クラウドファンディングサイトで資金を募るも難航。失意の二人はある晩、泥酔した勢いで、資金が集まれば「見返りに自分たちのポルノビデオをライブ投稿する。」という宣伝動画を撮り、さいとに投稿します。
素面に戻ったふたりは削除を試みるが、時既に遅し。瞬く間に動画は拡散され、企画は話題を集め、資金額は膨れ上がる。苦慮の末、夢実現のためと実行を決意するも、「究極のプライベート」を売り出すアイディアにメディアも注目し、賛否両論含めてふたりは一躍時の人に。周囲の対応も次第にエスカレートしていき、彼らの生活は一変する。戸惑いながら「本番」を迎えるが、土壇場でふたりの意見が食い違い、企画は中止。夢の家庭計画は頓挫し、関係も危機を迎えるが、数ヶ月後に再会したふたりは、純粋に互いを求めて愛し合うのだった。
というお話です。
この映画も面白かったですよ。とっても笑えるんだけど、ネットの恐さが良く現れていて、恐怖を感じました。何となく、雰囲気でネットに投稿してしまった事が、どんどん広がって行ってしまって、収拾がつかなくなって行ってしまうって、本当にあるんでしょうね。自分の情報だって、どこで晒されているか分かりません。
消せないなら、もう、腹を決めてやってやろうじゃないのって感じになって、二人とも、ヤル気になるんだけど、TVの討論会とかに呼ばれてセックスを人前で晒すなんてと叩かれたり、仕事は休職せざるを得なくなるし、大変なんです。でも、数学の先生がセックスを人前に晒すとか言ってたら、親からしたら、トンデモナイ教師だと思うよね。そんな人に子供を預けたくないと思うのは当たり前だよね。
さすがに、いくらお金が無くて子供が持てないからって、プライベートを売り出すのはどうかなぁと思いました。なんか、日本でも女性の部屋を晒してお金を貰うっていうのがあるらしいけど。例えば、人に見られると興奮するとかいう性癖なら良いと思うよ。それが好きなんだから。でもさ、お金の為にっていうのはどうなんだろう。後々、後悔すると思うんだけどね。
この映画、私は、お薦めしたいと思います。お金の為にプライベートを売るという彼らの浅はかさと、ネットの恐さを考えて見て欲しい作品です。ぜひ、観てみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
イタリア映画祭 http://www.asahi.com/italia/2017/