「3月のライオン 後編」を観てきました。
ストーリーは、
川本3姉妹との出会いから1年がたち、今年も獅子王戦トーナメントが始まるが、最高峰を目指す棋士たちには、さまざまな試練が待ち受けいた。一方、川本家に3姉妹を捨てた父親が突然現れ、耳を疑うような要求を突き付けてくる。
というお話です。
桐山零は、川本家と知り合ってから1年になり、精神面でも充実した日々を過ごすようになっていました。今年も獅子王戦トーナメントが始まり、零は順調に勝ち進んでいた。しかし、零の師匠である幸田が棄権したと聞き、直ぐに家を訪ねると、幸田の息子・歩は引き籠りになっており、香子も仕事もせずにふらふらしている様子。零は、どうにかならないかと考え始める。

一方、後藤は入院中の妻の容態が悪くなり、トーナメント中に亡くなってしまう。それでも勝つ事にこだわり、試合を続けて行く。そしてトップを行く宗谷には、表には出さないが、ストレスにより音が聞こえなくなるという障害が出始めていた。それでも、獅子王戦トーナメントは進んでいく。
零はトーナメントを勝ち抜きながら、川本家で和むという生活を送っていたのですが、ある日、川本家に3姉妹の父親だという男がやって来る。自分勝手な男で、母親を捨てて行ったのに、今頃、自分の都合で戻ってきたいと話し始める。零は3姉妹を守る為に、自分はひなたの婚約者であり、勝手に入ってくるのは許さないと言うのですが、3姉妹は、それでも父親だから話をすると言い、零は引くことになる。

トーナメントは進み、等々、宗谷と戦う相手を決める最後の試合が始まる。勝ち進んだのは、後藤と零。零は、獅子王戦のチケットを持って、幸田家を訪れ、歩にチケットを渡し、子供の頃に2人で行こうと約束した事を思い出させる。獅子王戦で死闘を繰り広げる二人。その戦いは、零と香子が幼い頃に繰り広げた戦いと同じ手であり、幸田に言われて試合を見た香子は、自分の間違いに気が付き始める。
獅子王戦に勝ち進んだ零は、出過ぎたマネをしてしまったお詫びをする為に川本家を訪れると、温かく待つ3姉妹が居た。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

うん、前編も良かったけど、後編も良かったです。神木くんは零役にピッタリだし、周りの役者もとっても良かった。満足しています。そういえば、今、この零くんみたいに中学生でプロ棋士になった子が話題になっていますね。本当に居るんですね。驚きました。頭良いんだろうなぁ。

この幸田家を見ているとイライラするんだけど、子供たちを甘やかしすぎじゃないかな。確かに将棋を教えといて、才能が無いから辞めろという父親も悪いのかも知れないけど、でも本当の事でしょ。将棋だけが人生じゃないんだから、他の事もやらせればイイじゃないですか。運動が得意だったかも知れないし、勉強が得意だったかも知れない。凄い学者になったかも知れないのに、その可能性を見つけてあげない親って、どうなんだろう。

将棋の才能が無いと言うなら、親が責任を持って、一緒に探してあげないと、子供はどうしようもないんじゃないかな。自分で見つけろと言われても、それまで将棋しかやってこなかったんだから、簡単には無理でしょ。誰かが支えてあげないと。子供って、挫折に慣れてないから、そこから立ち直るには、やっぱり助ける人が必要なんです。大人なら自分でやれと言って良いけど、子供の場合は、無理矢理にでも、親が色々な事を押し付けてやらせないと、次に行けないよ。
零くんは、たまたま将棋が合っていたから良かったよね。それに友達にも恵まれていたし、先生もステキな先生だし、良いわよね。そうそう、先生役の高橋さん、やっぱりイイわよねぇ。大好きです。今回、加瀬くんも珍しい役で、楽しませてくれました。スペックの瀬文役、好きなんだけど、こういう役もイイわねぇ。

私は、この映画、お薦めしたいと思います。超!を付けたいけど、前編と合わせて”超”としたいので、今回は付けません。でも、それくらい良かったです。私は、好きです。リアルライオン(中学生棋士)も出てきた事だし、もっと盛り上がって欲しい映画です。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・3月のライオン 後編|映画情報のぴあ映画生活