「八重子のハミング」の試写会に連れて行って貰いました。
ストーリーは、
胃がんを発病した夫・誠吾を支え続ける妻の八重子に若年性アルツハイマー病の疑いがあることが明らかになった。誠吾は4度のがん手術から生還することができたが、八重子の病状は進行し、徐々に記憶をなくしていく。介護に苦闘しながらも八重子との時間を愛おしむ家族たちと、妻に寄り添い続ける誠吾の12年にもわたる日々が描かれる。
というお話です。
夫・誠吾がガンを発病し、ショックを受けた妻・八重子は献身的に看病しているのですが、言動おかしくなり、診察を受けさせると、若年性アルツハイマーの疑いがある事が判ります。誠吾のガンは完治したのですが、八重子のアルツハイマーはどんどん進行して行き、記憶を無くして行きます。
誠吾が八重子の介護をしているのですが、誠吾が仕事に行っている間は家から出ないようにと言ってあるのに、八重子は徘徊してしまうようになり、誠吾は仕事も辞めざるを得なくなってしまいます。
八重子は言葉も理解出来なくなり、日常の生活も一人では出来なくなり、今までも記憶もほとんど無くなってしまいます。しかし、好きだった歌や、場所などは、時々、ふと思い出すようで、そんな八重子を愛おしみながら、12年間、介護を続けます。
若年性アルツハイマーの理解を広めようと、誠吾は講演会を何度も開き、その都度、八重子を会場に連れて行くので、患者を晒しものにしているという批判を浴びることになりますが、講演会中に見てくれる人が居ないので、仕方なく連れているんですという誠吾を見て、沢山の人が、その介護の大変さを知ることになります。そして・・・。後は映画を観てくださいね。
うーん、若年性アルツハイマーの恐ろしさを知りました。恐いです。これ、何が原因なのかわからないんですよね。この映画を観ると、夫がガンになったショックで、その進行が早まった的な感じに見えましたが、どうなんでしょうか。ショックな事があると、なっちゃったりするのかな。良く分かりませんが、何とか、早く原因を探してもらって、予防が出来るようにして欲しいな。
反対に、介護をする方になると、本当に大変だなと思いました。私は出来ないだろうなぁ。イライラしちゃうもん。ダメって言ったじゃん!って怒っちゃいそうだもん。困ったなぁ。掃除をするとか、身を綺麗にしてあげるとか、そういうのは、それ程、苦にならないけど、何度言っても、同じ事をされたら、ダメそう。どっかに閉じ込めたくなっちゃいます。というか、閉じ込めないと無理でしょ。仕事は出来ないよね。
お金が無いと介護は出来ないし、お金を稼ぐには仕事をしないとダメ出し、仕事をすると介護が出来ないし、堂々巡りになっちゃいますね。これ、皆さん、どうしているんだろう。
とても考えさせられる映画でした。私は、この映画、お薦めしたいと思います。若年性アルツハイマーの事も知って欲しいし、介護の大変さも知って欲しいし、これは、誰にでも降りかかってくることなので、観ておくべき作品だと思いました。ぜひ、観てみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。