舞台「フェードル」を観てきました。
ストーリーは、
舞台は、ギリシャ・ペロポンネソス半島の町・トレゼーヌ。行方不明となったアテネ王テゼを探すため、息子イッポリットは国を出ようとしていた。一方、テゼの妻フェードルは、病に陥っていた。心配した乳母のエノーヌが原因を聞き出すと、夫の面影を残しつつ、夫には失われた若さと高潔さに輝く継子イッポリットへの思いに身を焦がしていると白状する。苦しみの末、フェードルは、義理の息子に自分の恋心を打ち明ける。
というお話です。
ううーん、やっぱり大竹さん、上手いなぁ~。最初は、年齢が合わないとか、アラクネーの妹なんだから美しいはずなのにぃ~とか思ってしまうのですが、観ていると、そこにフェードルが現れるんですよねぇ。神の娘であり、ヴィーナスの呪いを受けた、美しい女神がそこにいるんです。脱帽とはこのことだと思っちゃいますね。
フェードルは、姉の恋人であったアテネ王に、クレタとアテネの友好の証として贈られるんです。女は物じゃねーぞー!って言いたいところですが、神話だからね。(笑)アテネ王の正妻となるのですが、アテネ王は、アマゾンの女王を妾としていて、フェードルにも息子が居ますが、妾にも息子が居るんです。
跡継ぎは、正妻の息子がなるべきだと、フェードルは、妾の息子イッポリットに嫌がらせをするのですが、実は、嫌いだからでは無く、イッポリットを好きになってしまったから、自分から遠ざける為に、嫌がらせをしているんです。これ、イッポリットからすると、超迷惑ですよね。だって、彼は、他に好きな女の子が居るし、そんなオバサンに好きだって言われても、ええーっ!って感じよね。
イッポリット役の平さん、本当にカッコ良くなってきましたね。舞台映えするし、王道の演技なので、安心して観ていられます。好きなんですよねぇ。そして、キムラ緑子さん、ステキです。美しくて、カッコいい女性で憧れます。
この舞台、私は、お薦めしたいと思います。面白かったし、大竹さんのフェードルや、一見だと思います。ぜひ、観てみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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