「T2 トレインスポッティング」を観てきました。
ストーリーは、
かつて仲間たちを裏切って大金を持ち逃げしたマーク・レントンが、20年ぶりにオランダからスコットランドに戻ってくる。そこでは、パブを経営しながら売春や恐喝で荒稼ぎするシック・ボーイや家族に愛想を尽かされたスパッド、刑務所に服役中のベグビーら、当時の仲間たちが未だに悲惨な人生を送り続けていた。
というお話です。
20年前のお話の続編です。オランダに住んでいたマークは、ある日、スポーツクラブでランニング中に心臓の発作で倒れます。直ぐには運ばれ、一命をとりとめますが、思い立って、20年ぶりに、自宅のあったスコットランドに戻ってきます。
シック・ボーイは、親から継いだパブを細々と経営しながら、裏で売春や恐喝をして稼いでいて、儲かる仕事を模索しています。スパッドは、薬が止められず、妻子に見捨てられ、生きる事に絶望していて、死を夢見ています。ベグビーは、ずーっと刑務所に入っていて、何とか出して貰おうと、弁護士に心神耗弱と理由に仮釈放を申請しろと迫るも断られ、キレて暴れて、またも刑期が長くなるという始末。
マークは、シック・ボーイに会いに行き、散々、復讐の言葉を吐かれ、虐められるも、昔のように、一緒に居るようになります。そして、スパッドにも会いに行くと、スパッドは自殺をしようとしており、それを止めたマークは、スパッドとも交流を始め、彼を薬から立ち直らせようとしますが、自分もやっていたくせに、出来る訳がありません。
マークとシック・ボーイは、またも悪巧みを企てて、金儲けを始めます。そんな時に、今度はベグビーが脱獄してきて、シック・ボーイを訪ねて、マークの行方を探します。シック・ボーイは、今、一緒に悪だくみをしているとは言えず、俺が探してくるから、外を出歩かない方が良いと言って、ベグビーを自分の家の地下に隠します。
マークとシック・ボーイは、今度は、国からの補助金を騙し取る手立てを考え、起業する事にして金の申請をすると、もしかして補助されるかもと期待しています。そんな時に、シック・ボーイが、以前、美人局をした男が、脅されたと訴え出て、警察に捕まる事に。仕方なく、弁護士を頼み、それまでに手に入れた金を使ってしまい、どうするかと考えていると・・・。後は、映画を観て下さいね。
ああー、解説が上手くまとまらなかった。というか、話自体が、色々な展開を見せるので、凄く面白いのですが、全部書ききれないんです。それにしても、やっぱり、面白いなぁ。前作も最高だったけど、オッサンになった彼らは、渋さも纏って、何とも言えない味を醸し出していて、目が離せませんでした。うーん、ステキで強烈なオッサンになったわねぇ。
それにしても、のこのこ帰って来るマークって、笑えます。別に、実家にだけコッソリ帰ってくれば良かったのに、なんで、シック・ボーイとかに会いに行くのかしら。懐かしいのは解かるし、何となく逢いたいんだろうとは思うけど、でも、大騒ぎになるのは解ってたでしょ。毎度のことながら、絶対に成功しないんだから、ダメだって。ダメ男xダメ男=ダメ男なんだから、良くなる訳ないのよっ!マジで笑えました。
久しぶりのユアン・マクレガー、ステキでした。今度は”美女と野獣”に出ているそうで、そちらの楽しみです。シック・ボーイ役のジョニー・リー・ミラーですが、私、シャーロック・ホームズ役が好きだったのですが、彼、ロイヤル・ナショナル・シアターの「フランケンシュタイン」で、カンバーバッチとダブルキャストでやっていたんですね。今まで、気が付いていませんでした。言われてみれば、私が観た回では、フランケンシュタイン博士がジョニーで、フランケンシュタインがカンバーバッチでした。あんなに感動して観ていたのに、言われるまで気が付かないって、私って、ダメだなぁ。
私、この映画、好きですねぇ。何なんだろう、この観た後の気持ち良さは。テンポが良いからというのもあるけど、これ、何度観ても、見飽きないというか、観足りないというか、観たくなるんです。友達と一緒に居ると、イイ年なのに、つい若い頃の考え方になっちゃって、ムチャしてしまうという感じが、自分の中にもあって、とっても幸せなのよ。ムチャすれば、身体はボロボロなので、持たなくなるって解っているんだけど、でも、そんな事は頭から吹き飛んでしまい、つい、友達と騒いで、やっちゃうのよね。うーん、分かる分かる、それが好きなのよ。
なんか、感想がグダグダでゴメンナサイ。凄く好きな事が、上手く伝えられないんです。私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。この感覚を、沢山の人に味わって欲しいけど、でも、万人が、これを楽しめるかって言うと、そうでもないかも知れません。でもね、私は好きなんです。もし、気になったら、ぜひ、観に行ってみて下さい。出来れば、前作の「トレインスポッティング」を観てから行ってください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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